市井紗耶香「ステップファミリーは家族というチームメート」

11月2日(土)16時0分 NEWSポストセブン

自身も継父に育てられた市井は「ステップファミリーは“新しいチーム”」と(撮影/石井祐輔)

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 学校の1クラスに1人はステップファミリー(夫婦どちらか、または両方が子連れで再婚した家庭)の子供がいるといわれるこの時代。継母、継父が子育てに悩むことも少なくない。


 モーニング娘。の元メンバーである市井紗耶香(35才)は、長年の知人だったヘアスタイリストの男性と7年前に再婚。バツイチ同士だったが、夫には子供がおらず、市井には幼い2人の娘がいた。現在は長女が中3、次女が小6に成長し、結婚後に生まれた長男が小1、三女が2才になる。


 結婚を意識した時、夫は市井の娘たちに「お母さんと結婚したいのですがいいですか?」と尋ねたという。


「娘たちは、『いいんじゃない?』という感じでした。お互い一度、結婚に失敗しているので、次は同じ過ちを繰り返さないことと、子供たちに不安や心配をかける環境にだけはしない努力をしようと決めていました。夫は、父親になる重圧もあったようですが、それ以上に人として『道を示せる人間でありたい』と、よく口にしていました」(市井・以下同)


 夫と娘たちの関係を冷静に見つめられるのは、市井自身も継父と暮らした経験があるからかもしれない。陸上自衛隊員である継父との初対面は衝撃だったと語る。


「モーニング娘。時代にグアムでの撮影から帰宅したら、自宅のソファに見知らぬ男性が座っていた。それが母の19才年下の再婚相手で、私と10才しか違わない継父でした。母は、私が小3の時に実父と離婚してから、昼は保険会社、夜はスナックで働き、女手一つで育ててくれました。私は、“母に一軒家をプレゼントしたい”と頑張っていたので、母を奪われた気がして継父にはひどく反発しました」


 まだ若かった継父が、突然、娘を持つことになった苦労も今ならわかると市井は振り返る。2015年に母が亡くなったことを機に、継父との養子縁組は解消したが、今も連絡は取り合う仲だ。自衛官として被災地で活動する継父を誇りに思っているという。


「私自身、継父のことを『お父さん』と呼んだことがないし、同居している期間も、父親というふうには捉えていませんでした。それもあって、娘たちに“主人を父親と思って”と強要する気はありません。ステップファミリーは“家族”というチームメートで、そのメンバーとしてお互いを認め合い、常に楽しいことを共有することが大切だと思います」


 最近は、食事の後のビンゴゲームが市井家のブーム。家族6人で大盛り上がりだという。仲睦まじい一方で、娘たちが思春期を迎えた今、ステップファミリーだからこその壁にぶつかることも覚悟していると話す。


「ステップファミリーである限り、『本当の親ではない』という言葉からは逃げられない。子供の年齢によっては、衝突した時に言ってしまう可能性は充分ある。夫とは、『その時はその時だよね』と、話しています。


 実際、夫は『本当の父親にはなれない』と言っていて、それも彼の誠意だと思うんです。“親”になる覚悟というのは、大人だけでなく子供たちの努力も必要なので、時間がかかりますよね」


“完璧な親”を見せるのではなく、楽しんで生きている様を子供たちに見てもらえたらと市井は語る。


※女性セブン2019年11月7・14日号

NEWSポストセブン

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