クロエ・モレッツ「恐怖すら覚える瞬間」 戸棚の中には17個のバッグ…『グレタ』

2019年11月7日(木)16時45分 シネマカフェ

『グレタ GRETA』 (C)Widow Movie, LLC and Showbox 2018. All Rights Reserved.

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イザベル・ユペール、クロエ・グレース・モレッツという当代を代表する女優2人が初共演にしてW主演を果たす『グレタ GRETA』。この度、母娘のように年の離れた女性ふたりによる友情が終わりを告げる、運命の瞬間をとらえた本編映像が解禁された。



クロエが演じるニューヨークで働くフランシスは、地下鉄で置き忘れられたバッグを見つけ、持ち主の自宅に届けることに。母を亡くしたばかりのフランシスは、ユペール演じるバッグの持ち主、孤独な未亡人のグレタに共鳴し、お互いの寂しさを埋めあうように年の離れた友情を育むように。


今回解禁となった映像は、フランシスが招かれたグレタの自宅で、ふたりの友情が終わりを告げる“運命の扉”を開いてしまう場面を捉えたもの。

テーブルにロウソクを置こうとフランシスは、グレタにその場所を尋ねる。ひとつの戸棚を開くと、そこには自分が地下鉄で見つけたグレタのバッグと全く同じものがいくつも収められ、それぞれに届け主の名前と連絡先が添えられていた。その中に、自分の名前のカバンを見つけてしまうフランシス。グレタはご機嫌そうな声で「あった?」とフランシスに声をかけるが…。


戸棚に収められたグレタのバッグは、ニール・ジョーダン監督によると「17個かそこいら」というあり得ない数。バッグを持ち主に届けたフランシスの善意は見事に裏切られたどころか、自分をひっかけるための“釣り餌”だったことを知った彼女のショックは計り知れない。


だが、クロエにとってこの場面は特に思い入れの強いシーンだという。その理由として、「裏切られていたことを悟るだけじゃなく、グレタが実は恐ろしい人間だったと知り、傷つくだけでなく恐怖すら覚える瞬間なの。そこにあるのは利用されていた悲しみや、何かを奪われたという感覚よ」と語る。

音楽やカメラワークなど“やりすぎ”なほどの絶妙な演出により、フランシスの内面の変化を観る者も体感できる、強い印象を残す本シーン。フランシスが真実を知ったことをきっかけに、この後、グレタの本性がついに明らかになる!


『グレタ GRETA』はTOHOシネマズ シャンテ、TOHOシネマズ 新宿ほか全国にて公開。

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