乃木坂46寺田蘭世、芸能界引退へ「人生の夏休みをいただいて新しい自分を探したい」

11月9日(火)0時0分 マイナビニュース

●写真集発売「すごく光栄」 自己プロデュースに挑戦
12月12日に行われるオンラインイベントをもってアイドルグループ・乃木坂46を卒業する寺田蘭世が、1st写真集『なぜ、忘れられないんだろう?』を11月9日にリリースする。写真集の中で芸能界引退を告白している彼女に、今後について話を聞いた。
——写真集発売おめでとうございます。完成した写真集の感想を教えてください。
写真集発売というのは、全員ができることではないと思います。すごく光栄です。発売自体うれしかったですし、いろいろプレッシャーもありました。でもこうやって形になったのを見て、できてよかったなと一安心です。ちょっと、不思議な気分でもあります。
——撮影はどのあたりで?
鳥取や徳島など西日本を中心に撮影しました。ほかの仕事と並行してだったので、弾丸旅行になりました。
——今回の写真集のこだわりは?
フォトブックだとよくあるのかもしれませんが、写真集にしては割と自己プロデュースしています。私服・私物がいろんなページに使われていて、乃木坂のメンバーは写真集を出している方が多いですが、そういったことをしているメンバーはあまりいないと思うので、ほかのメンバーと違うポイントかなと思います。
——私服・私物は何割ですか?
アクセサリーはほぼ99%自分のものです。洋服も半分くらい私物です。ほかの衣装も、リースしているお店に行って衣装さんみたいに手配しました(笑)。ほぼほぼ自分で決めさせてもらいました。
——撮影で印象に残っていることは?
開いてすぐのページに写真もあるのですが、電車移動中に食べた明石焼き(※兵庫県明石市の名物料理)がすごくおいしかったです。この旅の中でいろいろ食べましたが、明石焼きが一番自分の体に合っていました(笑)。癒される瞬間でしたね。
——お気に入りカットも明石焼き……?
いえいえ! 違います(笑)。お気に入りは、大塚国際美術館に行ったときの見開きのページです。この美術館にすごく行きたかったんです。家族会議で「大塚国際美術館、良さそうだよね〜」という話になり、行けて楽しかったです。あとは砂丘に行きたいというアバウトな気持ちもありました。
——写真集で家族会議?
そんなにかしこまったものではないですけど、日常的にご飯のときとかに。私服も相談しました。自分らしさも出したいけど、自分の好きなものばかりだと服やカットの雰囲気が似てしまうので、家族や身近な人の意見を取り入れるというの意識しました。
●乃木坂46で学んだこととは? お気に入りの楽曲も語る
——寺田さんは、12月12日のオンラインイベントをもって卒業されますが、その間際に写真集を出すことについてどう感じていますか?
卒業記念ではなく1st写真集として出させてもらいます。だから今回の撮影では卒業とか節目とか、そういうことにとらわれないで挑みました。ファンの皆さんにもそういう解釈で見てもらえたらうれしいです。
——ちなみに、卒業と引退を決意された瞬間は?
去年ちょうど白石麻衣さんの卒業ライブが行われたとき、私も来年の今頃には卒業しているのかなと思いながら参加していました。まったく同じ日(10月28日)、1年後にライブがあったのが自分自身、不思議な気持ちではありました。
——「乃木坂46のメンバーとして約9年、酸いも甘いも経験してきました。だからこそ写真からにじみ出る雰囲気、22歳寺田蘭世の生き様、自分らしさが伝わればと思います」とコメントされていましたが、乃木坂46で得たものとは?
14歳から乃木坂46で活動しています。学生生活をちゃんとしていないので、今から違う世界に飛び込んだら、自分の価値観が通用しないとか、いろいろあるかもしれません。それでも、ここで得たものは特別なものだと思います。年齢的にも、私にはもっと吸収する余地があると思うんです。だからあまり気にせず、でもここで得たもの、ファンの皆さんに評価してもらったことには自信を持って、ほかのことにも突き進んでいきたいです。
——今のご自身が思う、自分らしさとは?
「自分はこうじゃないか」と言葉で表現してきた時期もありました。乃木坂時代も、私自身「乃木坂らしさって何だろう?」と考えながら成長してきましたが、言葉で表すことができないんだなと、こういう経験をしてきたからこそ学びました。自分で「私はこうです」「こんなことができます」とアピールしても、誰かに響くけど、ほかの誰かには響かないということも学びました。こう達観できていることを素敵だなと思ってくれる人がいればいいなと。自分で「自分らしさとはこうです」とアピールするものではないということは、9年活動してきて学びました。
——なるほど……9年の重みがある発言ですね。乃木坂46のこれまでの楽曲でお気に入りは?
難しいんですけど、私のセンター楽曲の「滑走路」をいただいたときは、晴れ晴れとした気持ちになりました。たくさんセンター曲をいただきましたが、どれも一貫して強い女性を歌ったものとか、クールに振る舞わないといけないものとか悩むような曲もありましたが、「滑走路」は初めて前向きな感じがあって、すごくうれしかったです。今でも思い出に残る曲です。
——学びがあった先輩は?
いろいろ吸収させていただきましたが、今だからこそ1期生の皆さんが友達のように接してくれます。あんなに引っ張ってくれたりアドバイスしてくれたりした生駒里奈さんも「コロナが落ち着いたらご飯に行こう」と連絡をくださる仲になっています。先輩たちについては、おこがましいけど、大事な人として、友達みたいな関係でお互い高め合えたらいいなと思っています。
●自身のファンは「熱い方が多い印象」 感謝のメッセージ
——写真集のインタビューでは、芸能界引退を明言されています。
そうですね、今はそういう風に言わせてもらっています。自分自身、アイドルの世界しか知りません。この世界は私に合っているかもしれませんが、もっといろいろ見てから決めてもいいかなと思う年齢、立ち位置だと考えています。コロナ禍で何をするにもしても難しい時期で、ちょっとおこがましい話かもしれませんが、もうちょっと自分探しをしてみたいです。学生生活もちゃんとできていないし、何をもって“普通”と言えるのか。普通のことをしてきていないので、ちょっと人生の夏休みをいただいて、その間に、もっと新しい自分を探し、そして新たな活動ができればと思います。
——人生の夏休み。まだ漠然としていると思いますが、今後どのようなことをしたいですか?
したいことはあります。でも、外に出ていろんなものを見たら価値観が変わってしまうかもしれないので、今は安易には言い難いです。いずれにせよ、ダイレクトに人の心に問いかけ、添い遂げるようなお仕事をアイドルとして9年間やってきました。それはすごく大事にしたいです。これからも向き合い方や方向性は変わるかもしれないですけど、人のためになることはしていきたいと考えています。
——先ほど「写真集は卒業を意識して作ったわけではない」という話もございましたが、写真集のタイトル「なぜ、忘れられないんだろう?」は、芸能界引退を背景に考えると、すごく深い意味を感じます。
どうなんですかね。タイトルや表紙は全部、秋元康先生が決めてくださっています。どういう意味が込められているか正解は私自身わかりません。最初にいくつかタイトルの候補をいただいたのですが、どれも一貫して後に引くような、力強い女性像がありました。それが先生の私に対するイメージなのかもしれません。これはきっと、先生からの「これからも頑張れ」というメッセージなのかなと。ファンの皆さんも、それぞれご自身の解釈で読んでくださったらうれしいです。
——「そんなこと言われたら忘れられないよ!」というファンの方も多いと思います。
それはそれで、ふと思い出してくれたらうれしいです(笑)
——この世界に戻ってくるかもしれませんが、今時点ではあまり考えていない?
そうですね。仮にどんな形で戻ってきたにせよ、“乃木坂46の寺田蘭世”はもういなくなってしまいます。アイドルとしてはこれが最後になるので、いろんな思いでこの写真集を手にとってほしいです。
——いろんな場面でファンの皆様にお別れの挨拶をすると思いますが、今回はマイナビニュースを通じて、ファンの皆様へのお言葉を頂戴させてください。
本当に、今までありがとうございました。私がこの写真集を「大切な人へ」というテーマに掲げられたのはファンの皆様のおかげです。私が素で接してきたからこそ、ほかのメンバーのファンの方より団結力がある熱い方が多い印象です。写真集も、ちょっと悲しかったり、うれしかったり、いろんな気持ちがあると思います。ぜひ手にとって、いろいろ噛み締めてください。
■寺田蘭世(てらだ・らんぜ)
1998年9月23日、東京都出身。2013年に乃木坂46・2期生オーディションに合格し、デビュー。カップリング曲「ボーダー」やアンダー曲「ブランコ」「滑走路」では、センターを務め、17thシングル「インフルエンサー」で初の選抜入りを果たす。グループのファッションリーダー的存在でもあり、清楚で上品な出立と力強いパフォーマンスのギャップに魅了されるファンが続出。コラムニストとしても活躍。2021年12月12日のオンラインイベントをもって乃木坂46を卒業し、芸能界も引退する。

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