映像ディレクター・関和亮 サナカクション「アルクアラウンド」MV製作の裏側に迫る

11月9日(月)20時20分 TOKYO FM+

TOKYO FMで月曜から木曜の深夜1時に放送の“ラジオの中のBAR”「TOKYO SPEAKEASY」。10月15日(木)のお客様は、TVアニメ「鷹の爪」シリーズを制作しているFROGMANさんと、映像ディレクターの関和亮さん。ここでは関さんが手がけた、サカナクション「アルクアラウンド」のミュージックビデオについて振り返っていきます。
▶▶この日の放送内容を「AuDee(オーディー)」でチェック!

(左から)FROGMANさん、関和亮さん


◆TOMATOに憧れていた(関)
関:90年代当時のミュージックビデオ(以下MV)って、最新の技術だったり映像の手法とかがすごく実験的におこなわれていて。そういう時期に業界に入って、自分なりに勉強しだすと、どうしてもそういう方向にも目は向いていくもので。何か自分の作風とか作品作りには、その時代の経験がすごく生かされているなっていうのは何となく感じています。
FROGMAN:いいタイミングで、(業界に)入ったっていうのもあるよね。
関:そうですね。
FROGMAN:いわゆる(昔ながらの)テープの編集をしっかり仕込まれていたら、なかなかそういう新しいデジタル方面に入るのが難しかったかもしれないけれど、業界に入った段階で新しい技術が導入されるようなタイミングがあって、うまく適応できたわけだから。
関:そうですね。しかも最初は監督を目指してこの業界に入ったというよりは、本当に編集とか、デジタルを生かした何か技術的なことをやりたいと思っていたんですよ。
FROGMAN:あ、そうなんだ。
関:はい。編集を自分で勉強するために、それこそパソコンを買って。当時は何十万もする高いやつ、まぁMacですけど。家で編集とかやったりするんですけど、できたものが一向に良くならないというか、自分で客観的に見ても「何だ、これ?」っていうものしかできなくて「あ、俺には才能がない、俺は向いてないな」と思って。
「じゃあ、これを作ってもらう側になろう」と思ったんです。そうすると監督かプロデューサーの立場にならないと無理だなと。結果「できる人にお願いしよう」って思ったのが、監督をやろうって思ったきっかけかもしれないです。
FROGMAN:へぇー! そうなんだ。
関:最初は編集とかモーショングラフィックとか、それこそTOMATO(90年代を代表するイギリスのデザイン集団で、アンダーワールドも所属)みたいな関係性じゃないですけど、ああいうのが「すげえかっこいい!」みたいな。
FROGMAN:あ、そっちなんだ。
関:そうです。当時はクラブだと例えばVJとか。
FROGMAN:VJとかが出て来た頃だもんな。
関:ああいうモーショングラフィックがすげーかっこいい、やってみたいって思って。特に若かったですし。
FROGMAN:それは知らなかったなぁ。最初から監督をやりたいのかと思ってた。
◆MVは企画書を作ってメンバーに説明
FROGMAN:すごく疑問に思うことがあって、例えばCMとかミュージックビデオとか、ミュージシャン側に「こういうビデオを作ります」って伝えるときに、どうやって説明するの?
関:ちゃんと企画書にして、「これはこういうビデオです」っていうふうに説明するんですけど、本当に1行とか2行ぐらいで。
FROGMAN:へぇ。
関:例えばサカナクションの「アルクアラウンド」のミュージックビデオ(以下、MV)だったら、ご本人たちからまず「こういう感じで歌詞を出したい」っていうようなオーダーがあったんです。
FROGMAN:そういうのはあったんだ。
関:で、その歌詞を出すにも、いろいろな出し方があるじゃないですか。僕は「実際に現場に文字を置きます」と提案したんです。それが分裂して見えたり、見えなくなったりしますっていうような、すごく簡単な企画書を書いたんですよね。
でも、今のような説明をしたところで、何だかよくわからないだろうから、それに付随するテスト動画とかも用意して。
FROGMAN:一応そういうのをメンバーに見せるんだ。
関:「アルクアラウンド」だから回りながら撮ります、みたいな。
FROGMAN:なるほどね。でもMVとかってさ、言葉で説明できない動きだったりとか、何か色だったりとか求められるじゃない?
関:ストーリーじゃないですからね。
FROGMAN:シナリオだったら「こういうシナリオです」って、場合によっては声を当てて目の前で演じながらやると、相手は理解してくれるけど。MVって細かい部分をどうやって説明するのかなってずっと思っていて。
関:でもそういう意味では、説明の半分はもう情熱だけというか。「とにかく格好いいものを作るので、任せてくれ」みたいな。そこはもうある種の説得じゃないですけど、信頼関係を築きながら一回任せてほしいみたいなところはありますね。
*   *   *
今週の「TOKYO SPEAKEASY」のお客様は……
11月11日(水)南佳孝さん×杉山清貴さん
11月12日(木)ロンドンブーツ1号2号田村亮さん×金哲彦さん
がご来店。一体どんな話が飛び出すのか……!? お楽しみに!
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<番組概要>
番組名:TOKYO SPEAKEASY
放送日時:毎週月-木曜 25:00〜26:00
番組Webサイト: https://www.tfm.co.jp/speakeasy/

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