「おむすび」ルーリー役・みりちゃむ、朝ドラで伝えたいこと ギャル人生は「心ない言葉を受けることも多かった」【インタビュー前編】
2024年11月10日(日)8時0分 モデルプレス
【モデルプレス=2024/11/10】女優の橋本環奈が主演を務める連続テレビ小説「おむすび」(NHK総合・毎週月〜土あさ8時〜ほか)にルーリー役で出演している“みりちゃむ”こと大木美里亜(おおき・みりあ/22)にインタビュー。朝ドラ出演が決まった際の心境や、ギャルへの思いを語ってくれた。【前編】
◆橋本環奈主演朝ドラ「おむすび」
朝ドラ第111作目となる本作は、根本ノンジ氏が手掛けるオリジナル作品。平成時代の福岡、神戸、大阪を舞台に、平成のギャル・米田結(橋本)が栄養士を目指し、知識とコミュニケーション能力で人々を幸せにしていくストーリーである。
ギャル雑誌「egg」元専属モデルの経験があるみりちゃむは、博多ギャル連合(通称:ハギャレン)の総代表・ルーリーこと真島瑠梨を演じている。
◆みりちゃむ「おむすび」ギャル母からの言葉
— 出演が決まったときの心境を教えてください。
みりちゃむ:ギャル役でオーディションを受けていたのですが、「ルーリー役に決まりました」とマネージャーから聞いたときは「え?決まったの?」とあまり実感がなかったです。
— 出演発表の際「母親が元ギャルでコギャル世代だったため、母親に聞きながら役づくりをしています」とコメントされていましたが、ドラマが実際に始まってみてお母様はお芝居について、何とおっしゃっていますか?
みりちゃむ:1発目の台詞「待ちな〜」は「棒読みじゃね?」「娘が朝ドラに出ているのが変な感覚」と言われました(笑)。衣装については「こういう服ママも着てたわ」みたいに懐かしんでいます。
◆みりちゃむ「おむすび」平成ギャル役の役作り
— 制作統括の宇佐川隆史さんが「ご自身がお持ちの令和のギャル性と平成のギャルの2つをうまくハイブリッドさせて、ルーリーという人物を見事に作り上げてくださいました」とおっしゃっていましたが、どのように役作りをされたのでしょうか?
みりちゃむ:平成ギャルの良いところは、すごくパワフルなところだと思いますが、普段の私はルーリーほど騒がないキャラなので、テンションの違いという部分は「このセリフは後輩のキャラに似ているな」と友達を思い浮かべながら演じていました。本当の先輩のパラパラ指導の先生にも聞いていました。
— みりちゃむさんから見てルーリーはどんな人だと解釈していますか?
みりちゃむ:本当にハギャレンが大好きな子だと思います。自分のことをあまり話さない部分がありますが、自分より仲間と一緒にいることが大好きで、自分より仲間を優先する子なんだなと。広く見渡しているからこそ、タマッチ(佐藤珠子/谷藤海咲)が結ちゃんに怒ったときも止めに入ったんだと思います。自分の意見も言うけど、そこまでズバっとは言わない。でも、大事なときはしっかり言う…みたいな部分は似ていると感じます。
◆みりちゃむが思う“ギャル”とは「月に10万以上飛ぶ」
— みりちゃむさんが思う“ギャル”を教えてください。
みりちゃむ:髪の毛を整えたり、ネイルをしたり、ギャルってめちゃめちゃお金がかかるんです。見た目の武装で、多分月に10万以上飛ぶんです。どれだけお金がなくても見た目に命をかけるというのはずっと変わっていないところだと思います。あとは何か1本筋が通ったものを持っているとギャルだなと感じます。
— 結の姉・歩役の仲里依紗さんが「このドラマでギャルの見方を変えたい」とおっしゃっていましたが、みりちゃむさんはどのようにお考えですか?
みりちゃむ:まだまだギャルに対して偏見を持っている人はいて、SNSを見ていると「ギャル嫌い」みたいなコメントが多かったんですが、「糸島フェスティバル」くらいのときには「ギャルいないと寂しい」みたいなコメントをしてくれている方がすごく多くて、見方が変わってきてくれているんだなと感じています。ギャルで生きてきた中で、心ない言葉を受けることも多かったので、それが良い方向に変わってくれたら生きやすいなと思っています。
— ご自身の見どころポイントを教えてください。
みりちゃむ:もう一回観てほしいのは、一番ルーリーにフォーカスを当ててもらえていて、初めての泣き芝居を頑張った交番のシーンです。今後はずっと何かあるハギャレンなので、ハギャレンがどうなっていくのかを観ていただけると楽しいかなと思います。
— 最後にこれからの放送を楽しみにしている視聴者の方へメッセージをお願いします。
みりちゃむ:結ちゃんと歩さんの関係を知っているからこそ、ハギャレンが今後、どういう風に結ちゃん、歩さんに接していくのか。結ちゃんが辞めることに対しては止められなかったので、結ちゃんが戻ってきてくれたときのハギャレンの反応もすごい楽しみにしていてください。7週目からはザ・ギャルの友情なので、ギャル独特の仲間内で楽しんでいる感じを観てほしいです。翔也(佐野勇斗)が結に告白するシーンでは、裏で「これさ、普通はやんないよね」と話していました(笑)。もう前半みたいなでかいごたごたはないので、和気あいあいな姿を観てもらえたら良いのかなと思います。
— ありがとうございました!
(modelpress編集部)
◆みりちゃむプロフィール
2002年7月10日生まれ、埼玉県出身。2018年から2024年4月まで6年間、ギャル雑誌「egg」の専属モデルとして活動。テレビプロデューサーの佐久間宣行氏が手掛けるYouTubeチャンネル「佐久間宣行のNOBROCK TV」第1回口ゲンカ最強女子オーディションに合格し、錦鯉・渡辺隆を罵倒する姿が話題を呼んだ。持ち前の明るさでバラエティーで活躍するほか、テレビ朝日系「警視庁・捜査一課長スペシャル」(2023年)で女優業にも進出し、今回オーディションで役を勝ち取った。
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◆橋本環奈主演朝ドラ「おむすび」
朝ドラ第111作目となる本作は、根本ノンジ氏が手掛けるオリジナル作品。平成時代の福岡、神戸、大阪を舞台に、平成のギャル・米田結(橋本)が栄養士を目指し、知識とコミュニケーション能力で人々を幸せにしていくストーリーである。
ギャル雑誌「egg」元専属モデルの経験があるみりちゃむは、博多ギャル連合(通称:ハギャレン)の総代表・ルーリーこと真島瑠梨を演じている。
◆みりちゃむ「おむすび」ギャル母からの言葉
— 出演が決まったときの心境を教えてください。
みりちゃむ:ギャル役でオーディションを受けていたのですが、「ルーリー役に決まりました」とマネージャーから聞いたときは「え?決まったの?」とあまり実感がなかったです。
— 出演発表の際「母親が元ギャルでコギャル世代だったため、母親に聞きながら役づくりをしています」とコメントされていましたが、ドラマが実際に始まってみてお母様はお芝居について、何とおっしゃっていますか?
みりちゃむ:1発目の台詞「待ちな〜」は「棒読みじゃね?」「娘が朝ドラに出ているのが変な感覚」と言われました(笑)。衣装については「こういう服ママも着てたわ」みたいに懐かしんでいます。
◆みりちゃむ「おむすび」平成ギャル役の役作り
— 制作統括の宇佐川隆史さんが「ご自身がお持ちの令和のギャル性と平成のギャルの2つをうまくハイブリッドさせて、ルーリーという人物を見事に作り上げてくださいました」とおっしゃっていましたが、どのように役作りをされたのでしょうか?
みりちゃむ:平成ギャルの良いところは、すごくパワフルなところだと思いますが、普段の私はルーリーほど騒がないキャラなので、テンションの違いという部分は「このセリフは後輩のキャラに似ているな」と友達を思い浮かべながら演じていました。本当の先輩のパラパラ指導の先生にも聞いていました。
— みりちゃむさんから見てルーリーはどんな人だと解釈していますか?
みりちゃむ:本当にハギャレンが大好きな子だと思います。自分のことをあまり話さない部分がありますが、自分より仲間と一緒にいることが大好きで、自分より仲間を優先する子なんだなと。広く見渡しているからこそ、タマッチ(佐藤珠子/谷藤海咲)が結ちゃんに怒ったときも止めに入ったんだと思います。自分の意見も言うけど、そこまでズバっとは言わない。でも、大事なときはしっかり言う…みたいな部分は似ていると感じます。
◆みりちゃむが思う“ギャル”とは「月に10万以上飛ぶ」
— みりちゃむさんが思う“ギャル”を教えてください。
みりちゃむ:髪の毛を整えたり、ネイルをしたり、ギャルってめちゃめちゃお金がかかるんです。見た目の武装で、多分月に10万以上飛ぶんです。どれだけお金がなくても見た目に命をかけるというのはずっと変わっていないところだと思います。あとは何か1本筋が通ったものを持っているとギャルだなと感じます。
— 結の姉・歩役の仲里依紗さんが「このドラマでギャルの見方を変えたい」とおっしゃっていましたが、みりちゃむさんはどのようにお考えですか?
みりちゃむ:まだまだギャルに対して偏見を持っている人はいて、SNSを見ていると「ギャル嫌い」みたいなコメントが多かったんですが、「糸島フェスティバル」くらいのときには「ギャルいないと寂しい」みたいなコメントをしてくれている方がすごく多くて、見方が変わってきてくれているんだなと感じています。ギャルで生きてきた中で、心ない言葉を受けることも多かったので、それが良い方向に変わってくれたら生きやすいなと思っています。
— ご自身の見どころポイントを教えてください。
みりちゃむ:もう一回観てほしいのは、一番ルーリーにフォーカスを当ててもらえていて、初めての泣き芝居を頑張った交番のシーンです。今後はずっと何かあるハギャレンなので、ハギャレンがどうなっていくのかを観ていただけると楽しいかなと思います。
— 最後にこれからの放送を楽しみにしている視聴者の方へメッセージをお願いします。
みりちゃむ:結ちゃんと歩さんの関係を知っているからこそ、ハギャレンが今後、どういう風に結ちゃん、歩さんに接していくのか。結ちゃんが辞めることに対しては止められなかったので、結ちゃんが戻ってきてくれたときのハギャレンの反応もすごい楽しみにしていてください。7週目からはザ・ギャルの友情なので、ギャル独特の仲間内で楽しんでいる感じを観てほしいです。翔也(佐野勇斗)が結に告白するシーンでは、裏で「これさ、普通はやんないよね」と話していました(笑)。もう前半みたいなでかいごたごたはないので、和気あいあいな姿を観てもらえたら良いのかなと思います。
— ありがとうございました!
(modelpress編集部)
◆みりちゃむプロフィール
2002年7月10日生まれ、埼玉県出身。2018年から2024年4月まで6年間、ギャル雑誌「egg」の専属モデルとして活動。テレビプロデューサーの佐久間宣行氏が手掛けるYouTubeチャンネル「佐久間宣行のNOBROCK TV」第1回口ゲンカ最強女子オーディションに合格し、錦鯉・渡辺隆を罵倒する姿が話題を呼んだ。持ち前の明るさでバラエティーで活躍するほか、テレビ朝日系「警視庁・捜査一課長スペシャル」(2023年)で女優業にも進出し、今回オーディションで役を勝ち取った。
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