『ターミネーター:ニュー・フェイト』新たなキャスト起用が大成功

11月10日(日)21時0分 オリコン

映画『ターミネーター:ニュー・フェイト』(左から)ガブリエル・ルナ、マッケンジー・デイヴィス、ナタリア・レイアス (C)ORICON NewS inc.

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 リンダ・ハミルトン(63)とアーノルド・シュワルツェネッガー(72)のタッグが『ターミネーター2』(1991年)以来、28年ぶりに復活。『ターミネーター』(84年)の生みの親ジェームズ・キャメロン、プロデュースによる『ターミネーター2』のその後の世界を描いた正当な続編『ターミネーター:ニュー・フェイト』が8日より公開された。

 リンダとシュワちゃん、伝説の2ショットや、倒しても倒してもどこまでも追ってくる最強の敵と戦う展開に、胸が熱くなったファンも多いだろう。年を重ね、顔や手の甲のシワさえも役作りだったのではないかと思えるくらい、魅力的に見える“その後”のサラ・コナーとT-800。本作で彼らが素敵なのは疑う余地もないが、同時に新キャラクターの3人の良さにも気づいたはずだ。

 2042年の未来から送り込まれてきた強化型スーパーソルジャーのグレース役のマッケンジー・デイヴィス(32)。人工知能が作り出した、最新型のターミネーター・REV-9役のガブリエル・ルナ(36)。メキシコシティで父親と弟と暮らしていた21歳の女性だが、ある日突然REV-9に襲われ、グレースに助けられ、逃走する中でサラとも遭遇するダニー・ラモス役のナタリア・レイアス(32)。

 ティム・ミラー監督は、ダニーとグレース、そしてダニーを追うREV-9をストーリーの前面に置くことで、映画の魅力がさらに増すと考えた。「新たな目標に、新たな観点、新たな気持ちを持った新しいキャラクターの目を通して見たほうが、物語を伝える上でずっと楽しめると我々は考えたんだ」。そのアイデアは大成功だったのではないか。

 新しいキャラクターを演じた3人は、今回、プロモーションで初来日。インタビュー取材で会った3人からは、自らが誇れることを成し遂げた達成感が伝わってきた。

 マッケンジーは、カナダ・バンクーバー生まれ。『オデッセイ』(2015年)でNASAのエンジニア、ミンディ役、『ブレードランナー 2049』(17年)でマリエット役、そして本作と、話題作への出演が続いている。主演を務めた『ブラック・ビューティー』(16年)ではトライベッカ映画祭の女優賞受賞など、高く評価された。待機作にスティーヴン・スピルバーグ製作の『The Turning』(2020年公開予定)がある。

 ガブリエルは、米テキサス州オースティンで生まれ育った。『Fall to Grace』(05年)で映画デビュー。映画『Dance with the One』(10年)では主役を務めた。ドラマ『エージェント・オブ・シールド』(16〜17年)でロビー・レイエス/ゴースト・ライダー役で知った人も多いのでは? 同じ役を新たに生まれ変わらせる、Huluのマーベル作品『Ghost Rider』でタイトルの主人公を演じることが決まっている。

 ナタリアは、コロンビアの首都ボゴタで生まれ、9歳でミュージカル劇団に入団し、短編『The Red Elephant』(09年)の主演で映画のキャリアをスタート。以来、多くの映画やドラマ、舞台に出演し、ラテンアメリカを代表する女優の地位を築いてきた。最近の活躍はめざましく、カンヌ国際映画祭で上映された『Birds of Passage』(18年)やNetflixオリジナル映画『Pickpockets』(18年)、ニコラス・ケイジ、ローレンス・フィッシュバーンと競演した『Running with the Devil』(19年)にも出演している。

■新たなキャスト3人にインタビュー

——ダニー、グレース、そしてサラ・コナーが逃げて、REV-9が追って、やがてT-800も加わって、スリル満点のジェットコースター・ムービーに仕上がっていましたね。完成した作品の感想は?

【ガブリエル】IMAXで観ましたが、最高でした。冒頭のディエイジング(若返り)も見事だったし、ひとつの肉体を2体に分離したり、破壊的なダメージを受けた後に元どおりの姿に戻ったりする表現もすばらしくて感服しました。

【マッケンジー】本当に誇らしく思えるほどの出来だと思います。撮影は、みんなで短距離走と長距離走を一緒にやっているような感じでした。毎日、瞬発力を求められ、そういう撮影が6ヶ月も続いた。みんな血と汗と涙を流しながら作った作品。出来上がりの素晴らしさは努力の結晶だと思っています。

【ナタリア】もともとアクション映画をあんまり観に行くタイプではなかったから、ほかと比較はできないけれど、想像していたよりもはるかに楽しむことができたし、感服しました。エンドロールに刻まれた名前の多さにも驚きました。こんなにたくさんの人が制作に関わっていたなんて。ストーリーはパワフルだし、キャラクターは一人ひとり魅力的だし、それをVFXで見事に仕上げられた映像で楽しめる傑作だと思っています。

——サラ・コナー役のリンダ・ハミルトンとの共演はいかがでしたか?

【ガブリエル】最初に打ち解けることができたのは、リンダだったんだ。朝食をとる時間がだいたい同じで、話すようになった。そんなリンダが、撮影現場に行くと一瞬でサラ・コナーになって、僕に向かってグレネードランチャーや火炎放射器で撃ってくるんだ。僕はその切り替えの早さについていくのが精一杯だった(笑)。とにかく準備万端にして、一つひとつ集中していくしかなかった。レジェンドが僕に銃口を向けたり、照準器越しに僕を見ていたりするのは本当にワクワクしました。

【ナタリア】私もサラを初めて見た時、立っている姿が、歩き方が、しゃべり方が、サラ・コナー以外の何者でもなくて、普段の彼女との違いに驚かされたわ。リンダ自身はとてもキュートで、謙虚で、懐の深い方。そして、ものすごくタフ。多くのインスピレーションを与えてくれた。とにかく思い出深いのは、1ヶ月半にわたってダムのシーンを撮っていた時ね。夜6時から朝6時まで水の中で撮影していて、死にそうなくらい疲れ果てて、涙が出てきちゃったことがあったんだけど、リンダはとても元気で「さあ、行くわよ!」って。とっても信じられなかったわ。いつもベターじゃなくてベストを尽くせるように、背中を押し続けてくれたのがリンダでした。

【マッケンジー】アクションをするのが初めてだったので、知らないことも多かったんですが、撮影に入ってしばらくお芝居らしいお芝居をすることがなかったの。私一人でハッ、ハッと荒い呼吸をするだけとか、「追いつかれる!」みたいな短いせりふを言うだけとか。そういう撮影の日々が続いて、芝居の醍醐味は誰かとせりふを交わしてこそなんだな、と気づきました。だからこそ、サラ・コナーと相対するシーンを撮影するのが楽しみでした。

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