広末涼子「鉄道員」撮影時の高倉健さんの心遣いに感謝「あの言葉がなかったら…」

11月10日(日)20時48分 スポーツニッポン

「鉄道員(ぽっぽや)」特別上映会に登場した(左から)小林稔侍、大竹しのぶ、広末涼子、木村大作氏

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 俳優・高倉健さん(享年83)の5回目の命日に当たる10日、都内で1999年の主演作「鉄道員(ぽっぽや)」の特別上映会が行われ、劇中で主人公の乙松の娘・雪子を演じた女優・広末涼子(39)が登場し、舞台あいさつを行った。

 イベントは、当初、広末と同じくゲストとして登壇する予定だった同映画の撮影を担当した木村大作氏(80)が軽妙なトーク力を買われ、急きょ司会に回るというハプニングでスタート。

 その木村氏から「あなたは(北海道での)撮影初日の前日からロケ地入りして、じっと現場を見てましたよね。若いのにすごく真面目な方だなあと思った」と話を向けられると、広末は「実は私、あの映画の撮影はセットでの4日間だけで、北海道のロケ現場での撮影はなかったんです。でも健さんが『見においで』と言って下さったおかげで、現場にうかがえました。もしあの言葉がなかったら、みなさんの撮影風景を見学したり、現地の寒さを体感したり、『鉄道員』の作品世界を理解したりできなかったと思うので、健さんには本当に感謝しています」と、撮影時の秘話を披露した。

 さらに、現実にはすでに亡くなっていて幽霊として現れている雪子が、乙松の前で姿を消しながら別れるシーンでの思い出も語り、「健さんは雪子との別れを惜しんで涙を流すんですが、ふと見ると撮影部さんも音声部さんも、みなさん一緒に声を殺して泣いてらっしゃるんです。後にも先にも、そんな現場に出会ったことはありません。スタッフのみなさん本当に、健さんのことが大好きだったんだなあって」と、誰からも愛された名優の人柄を振り返った。

 20年前の映画にもかかわらず、同上映会には年配客だけでなく若い層も多く詰めかける大盛況ぶり。客席の様子を見て広末は「色あせない映画、世代を超えて生き続けていく映画とはこういう作品のことを言うんだなと、改めて感動しています」と感慨深げだった。

 舞台あいさつには同作の主要キャストである女優の大竹しのぶ(62)と俳優の小林稔侍(78)も登壇。さらには、舞台袖で見学していた原作者の浅田次郎氏(67)までが招き入れられた。

 公開から20年を経た今もなお、同作の撮影が行われた北海道南富良野町には、JR根室本線幾寅駅(劇中では「幌舞駅」)が撮影当時のまま存在している。2016年8月の台風の影響で列車の運行はストップしてしまったが、駅舎や駅前のロケセットは健在。駅舎の一角には、小道具や衣装、ポスター、スチール写真等の展示品が飾られ、多くのファンが訪れる場所となっているという。

 そんな“聖地”を20年にわたり大切に保存している南富良野町の人々への感謝を込め、同上映会の入場料金の一部は、ロケセットの維持費として寄付されることになっている。

スポーツニッポン

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