女子大生と歴19年の大ベテラン 実生活と“両立”の秘訣は「コスプレはあくまでも趣味」

11月11日(月)7時0分 オリコン

ベテランレイヤー・甲斐枝カエさん(左)、女子大生レイヤー・うぷらてさん(右)

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 “好きなキャラクターになりきり、作品の世界観に没入する“という文化が広く支持され、漫画やアニメ、ゲームなどとともに、日本を代表するポップカルチャーとして海外からも注目されているコスプレ。今ではほぼ毎週末、全国各地でコスプレイベントが開催されている。そんなコスプレとの関わり方について、女子大生レイヤー・うぷらてさんと、ベテランレイヤー・甲斐枝カエさん、2人の人気レイヤーにインタビューを実施。それぞれのコスプレ観を語ってもらった。

■新社会人デビュー後も続けたいコスプレ活動「仕事ではバリバリ働いて稼いでキャリアウーマンを目指したい」(うぷらて)

 現役女子大生のうぷらてさんは、大学では物理学を専攻。所属するクラシック音楽サークルの先輩に勧められる形でコスプレを始めたという。今では衣装制作、スタジオでの撮影、イベントへの参加など、山のようなコスプレ活動を精力的に行っているが、すでに就職先は決まっていて、来春には社会人1年生になるとのこと。今後はコスプレに対する取り組み方も大きく変わることになるという。「学生時代ほど、コスプレに時間を割くことはできないので頻度は下がりますが、無理のない範囲で続けていくつもりです。金銭面では余裕ができるので、じっくり時間をかけて、ひとつひとつ良い衣装を作っていきたいと思っています」。

 昨今では、コスプレが職業として捉えられるようになり、さまざまな場面でコスプレイヤーの活躍を目にする機会が増えてきた。就職活動時にも「”プロ“としての活動を念頭に置いていた」というレイヤーも増加しているが、「私の場合はコスプレ1本で頑張るよりも、バリバリ働くキャリアウーマンを目指す方が性に合っているし、安定した収入も得られる…と考えていました。時間と労力を費やしたからといって、必ずしもそれだけの収入を得られるコスプレイヤーになれる…というわけではないですからね。コスプレはあくまでも趣味として、これからも楽しく取り組むつもりです」と、彼女ならではの仕事観について話してくれた。


■家庭とコスプレ活動を両立「好きなことをすることで相手に嫌な思いをさせないように」(甲斐枝カエ)

 通常、コスプレに取り組む際は、「コスプレをしたいキャラクターがいるので、その衣装を用意する」といった段取りが主流だが、コスプレ歴19年のベテランレイヤー・甲斐枝カエさんの場合は逆で、「作りたい衣装があるので自作して、それをお披露目するためにコスプレをしている」ことも多いという。

 衣装制作が得意でオリジナルの衣装も多数持っている彼女に、コスプレを仕事にする考えはないのか聞いてみたところ、「私の場合、そうした活動を始めたら衣装のクオリティが下がってしまいそうだなって。今は生地が高くても制作に時間がかかっても、“お金がかかる趣味”として納得して楽しめていますけど、仕事になった途端、損得を考えて全力で取り組めない可能性もあるなと思って手が出せないです(笑)」とのこと。コスプレに関しては“あくまでも趣味”という気持ちで向き合う方がより楽しめるのではないかと考えているようだ。

 最後に、既婚者でもある彼女に、夫婦関係とコスプレ活動のバランスについて質問してみた。「今年で結婚7年目になるんですけど、これといった不満を言われたことはないです。コスプレ活動で出掛けるときも快く送り出してくれますが、その優しさに甘えすぎるのも良くないと思っているので、一緒にいる時間も意識的に作ろうと考えるようにしています。好きなことを我慢はしないけど、それをすることで相手に嫌な思いをさせないように。お互いに相手のことは尊重しつつ、そのうえでやりたいことも楽しめるように、ちょうど良い距離感を保てるようにと思っています」


取材・文=ソムタム田井

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