「住みたい街」上位常連、吉祥寺、覚王山、西宮北口の魅力

11月11日(水)11時0分 NEWSポストセブン

レトロな雰囲気が人気の東京・吉祥寺のハモニカ横丁

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 不動産会社が行う“住みたい街アンケート”で上位常連なのが、関東では東京・吉祥寺、中部では愛知・覚王山、関西では兵庫・西宮北口だ。不動産・住宅情報サイト『SUUMO』編集長の池本洋一さんによると「昔ながらの商店や再開発による生活のしやすさを兼ね備えていることが人気のポイント」 とのことだが、3つの街はホントに魅力的!? 街の裏と表の顔を聞き込み調査した。


■東京・吉祥寺


「武蔵小金井育ちのぼくにとっては、吉祥寺は身近な大都会で憧れ。学生時代は自転車で通ってました」と話すのは、吉祥寺在住歴20年のイラストレーター、キン・シオタニさん。


「1995年から井の頭公園で手作りのポストカードを売り始めて、そのすぐ後に吉祥寺に引っ越したときは小さな成功を手にした気分でした。当時は公園が職場だったので毎日いたけれど、自然が気持ち良くてまったく飽きなかった(笑い)」(シオタニさん)


 一方でこんな声も。


「人気の街になって地価が上がってしまい店の入れ替わりも早い。チェーン店が増え、大人がゆっくり食事できる店が少なくなりました」(武蔵野珈琲店マスターの上山雅敏さん)


■愛知・覚王山


 覚王山は日泰寺に続く参道を中心に発展してきた街。大正時代に創業の食堂『玉屋』の3代目店主の斉藤隆敏さんは「創業当時は参道沿いに長屋がズラッと並んでいて、たぬきが出るようなところだったそうです」と話す。


 現在は、人気のスイーツ店や高級マンションなどもできて街はレトロモダンなイメージに。90年続くだんご店『つる屋』の丹羽康子さんからはこんな話も。


「最近は若いカップルのお客さんが増えました。でも、亡くなったおばあちゃんがうちのだんごが好きだったからと、今でも毎月買いに来るようななじみの人もいて、昔話に花が咲きます。毎月21日の縁日のときは参道に店が出て、お客さんも多く、大賑わいで楽しいですよ」


■兵庫・西宮北口


 1995年の阪神・淡路大震災で多くの街並みが失われたが、その後の再開発で生まれ変わった西宮北口。


「もともと駅前商店街にいた人たちが『アクタ』でお店を始めるなど、かつての暮らしと新しいものがうまく共存しています」と西宮経済新聞の林拓真さん。


 1862年創業の日本酒メーカー・白鷹が運営する文化施設・白鷹禄水苑総合プロデューサーの辰馬朱満子さんは、こんな話を明かしてくれた。


「緑もあり住環境が最高。昭和30年代に石油コンビナート建設の話が出たときに、酒蔵が連携して反対運動を起こしたというほど、環境を守るという住民の気持ちが強いんです。本当に便利で住みやすいのですが、便利になった分、人が多く、落ちついた雰囲気は少なくなりましたね」


撮影■平林直己(ハモニカ横丁、覚王山)/辻村耕司(西宮北口)


※女性セブン2015年11月19日号

NEWSポストセブン

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