がんになったら頼れる相談先一覧 ネット情報は玉石混交

11月11日(土)16時0分 NEWSポストセブン

がんに関するネットの情報は玉石混交

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 がんを告知された直後はどんなに冷静な人でも混乱するもの。そんな状態で、誤った判断をしないよう、がんと確定したらすぐ、情報収集をするのが重要になる。


「自分ががんだと説明されると“頭が真っ白になった”と言うかたが多いです」と話すのは、がん患者の子供をサポートするNPO法人ホープツリー代表であり、医療ソーシャルワーカーの大沢かおりさんだ。


「あと何年生きられる? 子供を育てるのは無理? お金は? 仕事は? など、一気にいろいろな不安が襲ってくるからです」(大沢さん)


 そうした不安を鎮めるために大切なのが、正しい情報収集だという。昨秋に乳がんが発覚した起業家の川崎貴子さん(45才)は実体験からこう話す。


「胸のしこりに気づいて検査を受けた時、医師の一挙手一投足を見て、乳がんだろうと予測。告知を待たずにすぐ、乳がん本や患者ブログを読み、告知後は尋常じゃない精神状態になることも頭に入れたうえで検査に臨みました。おかげで冷静な状態で話を進められましたね」


 ただし、ネットの情報は玉石混交。エビデンスに基づいた医療機関発信の情報を参考にしたい。


◆勉強しないと自分で治療法を選択できない!


 4年前に乳がんの治療を始めた河合静江さん(仮名・42才・自営業)が、当時を振り返る。


「手術で全摘した後、医師に“抗がん剤をやりますか?”と聞かれました。全部取ったら治療は終わりだと思っていたので、頭の中は“?”だらけ。どんな抗がん剤で治療をするかもわからないので、医師の判断に任せるしかありませんでした。自分で勉強していないと、医師と会話も通じず、治療の選択もできないんだと痛感しました」


◆がんになったら頼れる相談先


●がん相談支援センター

https://hospdb.ganjoho.jp/kyoten

 医師に聞けなかった治療の不明点から治療費がどのくらいかかるのか、子供のことや仕事のことまで、ちょっとした不安や疑問は、全国に300以上あるがん診療連携拠点病院の「がん相談支援センター」に相談するのがおすすめ。上記URLから近くの拠点を探せる。医療ソーシャルワーカーや看護師が相談に乗ってくれる。


●NPO法人ホープツリー

https://hope-tree.jp/

 前出の医療ソーシャルワーカー大沢さんが代表を務め、医療者が運営する、がんになった親を持つ子供へのサポート情報サイト。小学生の子供を対象としたプログラムの紹介から、子供にがんについて話す時に使える絵本などが紹介されている。



●キャンサーペアレンツ

https://cancer-parents.com/

 子育て世代のがん患者と交流できるサイト。同サイトの掲示板では、子供への伝え方や副作用とのつきあい方、がん闘病の「あるある」話まで、気軽に話し合え、情報を共有できる。半年に1度、東京や大阪などでオフ会も開催。


●国立研究開発法人国立がん研究センター がん対策情報センター「がん情報サービス」

http://ganjoho.jp/public/index.html

 がんについて調べるならまずここ。セカンドオピニオンをしてもらえるがん診療連携拠点病院が探せるのをはじめ、部位・臓器別のがんの特徴、治療の選択肢などが調べられる。


●がんになったら手にとるガイド

http://ganjoho.jp/hikkei/index.html

 医師に質問すべきこと、診断後の心の変化など、がんになったら学んでおきたい情報が満載。


●がん治療費.com

http://www.ganchiryohi.com/

 5大がんの部位や種類、進行度(ステージ)を入力すると、治療費の概算ができる。


◆がん仲間を探す


 病院で「乳がん患者サロン」など、がん患者の交流会を催しているケースがある。担当の看護師や医療ソーシャルワーカーに聞くか、病院の掲示コーナーをチェックしよう。


※女性セブン2017年11月23日号

NEWSポストセブン

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