天海祐希、「駄菓子屋は日本の大事な文化」“大人買い”も告白
2024年11月12日(火)15時36分 オリコン
イベントが開催された雑司が谷・鬼子母神堂は、江戸時代に建立された由緒ある神社。駄菓子屋・上川口屋も古くから営業を続けており、現在の店主・内山雅代さんは13代目。「いまは、キャッシュレスで、黙っていてもお菓子を買える店が多くあるのですが、うちは、現金。ご予算は?と聞くんです。100種類ほどの駄菓子を扱っていますが、子どもに選んでもらって、自分で計算もしていただくようにしています」と、古き良き駄菓子屋スタイルを貫いているという。
これを聞いて天海は「駄菓子屋は子どもたちの社交場でしたよね。社会のルールをちょっとずつ学ぶ場所でもあった。私は駄菓子屋さんって日本のとても大事な文化だと思っています。自分が大好きというのもあるんですけど、どんどん駄菓子屋さんがなくなっていってるのがすごく残念。この映画とともにまた盛り返してもらえたらいいな」と話した。さらに「(駄菓子屋に)大人買いしに行きますよ。金額を気にせずに買えるようになったんだから。親にはやめなさいって言われるんですけど」と告白し、笑いを誘っていた。
同映画は、児童小説「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」シリーズ(作:廣嶋玲子、絵:jyajya/偕成社)が原作。老若男女、幸運な人だけが辿り着ける、ふしぎな駄菓子屋“銭天堂”を舞台に、願いが叶う「ふしぎ駄菓子」を買った人々の顛末が描かれる。
“銭天堂”店主・紅子役を演じた天海は、3時間以上かけて特殊メイクを施し、原作のイラストやアニメーションで描かれているように、大きくふくよかな体つきで、年齢不詳だが結いあげた髪は真っ白な紅子の姿に寄せた役作りに挑み、劇中のビジュアルと本人とのギャップの大きさが話題になっている。
完成した映画について天海は「ハラハラ、ドキドキ、ワクワクして、最後は幸せな気持ちになれる。自分が出ていることも忘れて楽しめました。(原作は児童小説だが)仕事や家庭などさまざまな悩みが増える大人こそ楽しめる作品だと思います」とアピールしていた。
イベントには、劇中で、天海演じる紅子から「ふしぎ駄菓子」を買う小学生・大野藍花役の白山乃愛、水野雄太役の番家天嵩の子役の2人と中田秀夫監督も登壇した。