アインシュタイン稲田、“出会う人全員笑わせる”挑戦がトラウマに「絶対夢に出てきます」

2024年11月13日(水)16時30分 マイナビニュース


●混乱の中で『ラヴィット!』生出演
DMM TVのバラエティ番組『会うもの全てを笑わせる! Everytime芸人』(毎週水曜最新話追加)。「芸人たるもの24時間、出会う人、全員笑わせなくてはならない!」という使命のもと、8人の芸人が、タクシー運転手、警備員、スタッフ、カメラマン、他のタレントのマネージャー、喫茶店の店員など、多くの人と接触する中で、8人の刺客を1分以内で笑わせることができなければ脱落し、残った人数で賞金1,000万円を山分けするというものだ。
この新たな競技に挑んだ一人が、アインシュタインの稲田直樹。チャレンジを終えたところでインタビューすると、「絶対今日夢に出てきます」と、トラウマになるほどの厳しい戦いだったことを振り返った——。
○終わっても「まだ誰か仕掛けてくるんちゃうか?」
——今回の番組のコンセプトを聞いて、どのように感じましたか?
最初は「なんか楽しそう」と思ったんですけど、「ああいう場合はどうなんねやろ?」って想像できてない感じでしたね。「会う人全員笑わせるってどういうこと?」「番組の収録中も?」とか思いましたし、今日始まるまでどうなるのか、全然分かってなかったです。
——他のチャレンジャーの皆さんもいらっしゃいますし、芸人の血が騒ぐみたいな感覚はありましたか?
オファーを受けたときはそうやったんですけど、考えれば考えるほどやっぱり「全員って何?」っていう気持ちになって、不安が勝ちましたね。
——そんな心境の中で実際にスタートして、すぐつかめた感じはありましたか?
ダミーやと思って気を抜いたら実はターゲットみたいなこともあるでしょうし、いろんなことが起こりそうだなと思っちゃうんです。だから、今ロケが終わって取材を受けてますけど、「まだ誰か仕掛けてくるんちゃうか?」って思っちゃいます。
——1日中、疑心暗鬼の状態になってしまったんですね。
ここ(取材場所の喫茶店)なんて雰囲気あるし、抜けがいいから、カメラないのにどっかから撮ってそうで、トラウマになっちゃう。絶対今日夢に出てきます。絶対3時くらいに起きる。
——プレッシャーは相当なものがありましたか。
先が見えなかったんですよね。最初に「ヤバい人に絡まれた」と思ったら、このあと、後ろから自転車のベル鳴らしてくるようなおっちゃんにまで声掛けなあかんのかって思ったり。それと『ラヴィット!』の生放送中が気が気じゃなかったですね。「これ終わったら、次はどんな変なやつがくるんだろう」って。しかも、よりによって今日の『ラヴィット!』は難しいゲームをやる日で、それを覚えるのも必死やし、心が休まらなかったです。
——スタート前に何か準備されたことはあるのですか?
最初は用意したネタを「次出会ったらあれやろう」って構えてたんですけど、仕掛けてくる人を見て「これをこのご年齢の人にやっても分からんな」ということがあるんで、しんどくなってきて。だから、1回準備したやつを出したら、その次はアドリブをやるという決まりにしたらちょっと楽になったんで、そっからは楽しかったです。
●普段から出会った人全員笑わせるのは「さんま師匠ぐらい」
——普段から街で声をかけられやすいほうですか?
はい。日と場所によりますけど、わりとかけられやすいタイプの芸人だと思います。でもこの企画って、「芸人さんやから出会った人全員笑わせるでしょ?」っていう大きなテーマがあるじゃないですか。でも、芸人って別に出会った人全員笑わそうとしないですよ。しんどいっすよ。そんなことできるのは、(明石家)さんま師匠ぐらいですよ。
——改めて笑わせることの難しさを痛感されたと。
単純にネタがおもろい・おもろないというより、どうやってアプローチするかという問題があるんです。最初に挨拶1つ入れるか入れないかで、聞く耳を持つか持たないかということになってくるので、礼儀って大事やなと思いました。
——相手は初対面ですもんね。
急に「こんにちはー、ギャグします」って誰が笑うねんと思いますし、急いでる方かもしれないしとか考えると、ただ面白いだけでもいけないなって思いましたね。
——そうすると、劇場でネタを披露するとか、番組でトークするのとは違う筋肉を使っている感覚なんですね。
はい。初対面の方に合う笑いを1分で見極めるというのは、ちょっと今までやったことがなかったので、いい経験になりました。
——この経験が、例えばトーク番組で初対面の知らないアイドルの方と瞬時に絡むことになった場面で役立つとか、ありそうですか?
そうですね。ただセンスがいいだけじゃダメだし、やっぱり懐に入るというか、コミュニケーション能力の高い人はすごいなと思いました。
——全く新しいお笑いの賞レースが始まったという感じでしょうか。
ちょっと怖すぎますけどね(笑)
○声をかけられる街・巣鴨
——賞金1,000万円を独り占めできたら、何に使おうと?
僕、大阪の四条畷市っていうところの出身なんですけども、その四条畷市のPR大使をやらせていただいて、自分の顔をモチーフにしたグッズがあるんです。クッションとちっちゃいキーホルダーがセットで、四条畷市のふるさと納税の返礼品になってるんですけど、こだわりを詰めすぎて、ちょっと(寄付金額が)高いんですよ。だから余りまくってて。恩返しするつもりがちょっと負担をかけてしまってるんで、1,000万円で1回清算したいなと思ってました。
——この番組がまたあったら、チャレンジしたいですか?
いや、したくないです(笑)。ただ、ちょっとコツをつかんだんで、後輩たちの育成に回りたいですね。「こうしたほうがいいよ」って教えることができると思うので。
——これから街で声をかけられた時の対応は変わりそうですか?
今日を思い出すでしょうね。街で顔を指されるとか、テレビに出て知ってるって言われるのに、あんなに憧れてたのに、今日は「もう声かけてくんなよ」って思いましたから。
特に、巣鴨がすごかったですね。子どもと一緒にいるお母さんが手振ってきて、無視するわけにもいかないんで、それに応えたらもう接触じゃないですか。

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