沈黙の4秒間 近藤誠一、逆転ならずの満貫アガリもトップ鈴木は顔面蒼白/麻雀・Mリーグ

11月15日(金)12時12分 AbemaTIMES

 「リーチと来るならばやむなし」、そんな胸中が表情から見て取れた。大和証券Mリーグ2019、11月14日2回戦において、セガサミーフェニックス・近藤誠一(最高位戦)がオーラスに2着確定となる満貫をロンアガリ。その際に、トップとならないアガリのため苦悶の表情を浮かべ、長い沈黙となる一幕があった。

 この試合は平均年齢54歳。64歳のKADOKAWAサクラナイツ・沢崎誠(連盟)を筆頭に、62歳のKONAMI麻雀格闘倶楽部・前原雄大(連盟)、そして56歳の近藤、最年少でも46歳の赤坂ドリブンズ・鈴木たろう(協会)とベテラン揃い。南場に入っても全員が配給原点付近、緊迫のゲーム展開の中で近藤は果敢に攻め、そのたびにファンからも声援が上がるが決定打は繰り出せず。南3局に鈴木が親の跳満をアガって、均衡状態から一歩抜け出した。

 それでもそのまま逃げ切りなど容易に許さない百戦錬磨のベテラン勢。近藤はわずか4巡目にして平和・三色同順、ドラ2の4・7筒待ちとなる満貫テンパイを果たす。1万4200点差の鈴木から出れば逆転トップ、ツモればハネ満となりこれでも逆転条件を満たすため当然のダマテンだった。

 一方、逃げ切りを図る鈴木の手はソウズとマンズで構成され、近藤のアガリ牌を持ってくればダマテンにされている以上すぐに放銃となるため、コメント欄もこの日一番の盛り上がり。「夢芝居!」「わくわくすっぞ!!」「誠一さん、かっ!出るか!」と勝負に熱視線を送るファンの声が多数挙がった。

 決着は4着目からの浮上を目指す沢崎が7筒を放銃、この際の近藤は一つ息をつき「ロン」の声。リーチの発声がなければほぼ見逃していたアガリ牌。見逃せば今期ここまで幾度となく親で猛連荘を見せ、個人スコアでも首位の“マムシ”沢崎に隙を与え、緩手となる可能性もある。その際に要した4秒間ほどの沈黙は、「自ら幕を引きたくない」、「チーム戦において目の前の加点を優先すべき」、「見逃せば鈴木からの直撃も期待できる」、などといった葛藤を断ち切るための必要な時間だった。事実、鈴木は試合後に「持ってきたら放銃していた」と語った。

 自団体最高の栄誉である最高位となること4度、“連覇野郎”の異名も轟く近藤。その強さは、この試合トップになった鈴木の顔面も蒼白させる厳しい追い込みに十分見られ、コメント欄の近藤への賛辞は番組終了まで続いた。

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
AbemaTV/麻雀チャンネルより)

▶映像:苦悩の4秒間 近藤誠一、逆転ならずもファン大興奮のオーラスアガリ

▶映像:沢崎誠が強すぎる!今期リーグ3度目の役満・四暗刻達成

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