「まさかここまで激しくなるとは」挑戦者・佐々木勇気八段の研究炸裂、早々に大決戦へ!藤井聡太竜王の対応に注目/将棋・竜王戦第4局
2024年11月15日(金)12時32分 ABEMA TIMES
将棋の藤井聡太竜王(名人、王位、王座、棋王、王将、棋聖、22)に佐々木勇気八段(30)が挑む第37期竜王戦七番勝負は11月15日、大阪府茨木市の「おにクル」で第4局の対局を行っている。シリーズは藤井竜王の2勝1敗で推移。佐々木八段の先手番で始まった本局は、「角換わり」の出だしとなった。
藤井竜王の防衛“王手”か、佐々木八段が再び追いつくか。シリーズ中盤戦の第4局は、「角換わり」の戦型に。相早繰り銀の出だしから、先手の佐々木八段が工夫を凝らして腰掛け銀に組み替える趣向を見せている。これまでの3局でも佐々木八段が渾身の研究を絶対王者へぶつけており、本局でも挑戦者の構想に大きな注目が集まっている。
挑戦者の佐々木八段は序盤から積極性を見せており、1日目の昼食休憩を前に敵陣に角を打ち込んでいる。ABEMAの中継に出演した澤田真吾七段(32)は「昼休憩を前に大決戦に。まさかここまで激しくなるとは…」と圧倒された様子。「この形は見たことがない。佐々木八段の研究がうまく行っていると思うが、さすが藤井竜王といったところで上手くバランスを取っている」と加えていた。
同じく解説を務める北浜健介八段(48)は、「藤井竜王も時間は使っているが悪くないとは思っていると思う。ただ手が広いので、ここで飛車をどう逃げるかで展開が大きく変わりそう。佐々木八段は用意してきた作戦。時間がたくさん残っていることから見ても、プラン通りに対局が進んでいると思う」と印象を語っていた。
より激しさを増す今後の戦いから目が離せない。持ち時間は各8時間の2日制。
【昼食の注文】
藤井聡太竜王 縁家の牛タンと龍王味噌おに定食、竜王山の勝ちハーブ茶
佐々木勇気八段 薔薇すし、お茶(温)
【昼食休憩時の残り持ち時間】
▲佐々木勇気八段 7時間33分(消費27分)
△藤井聡太竜王 5時間21分(消費2時間39分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)