真木よう子の映画降板が「本人の意思ではない」ならば…事務所ストップの理由は積もり積もった不信感か

11月15日(水)1時0分 messy

真木よう子Instagramより

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 女優・真木よう子(35)が篠原涼子の主演映画『SUNNY(サニー)強い気持ち・強い愛』(2018年公開)への出演を撮影直前で降板していたことが11月10日多くのメディアで報道された。同日、真木の所属事務所である株式会社フライングボックスは降板理由について「現状の体調、コンディションでは長期に渡る撮影が難しく、また映画製作側へのご迷惑をかけかねない状況を考慮して、止むを得ず降板させていただくことになりました」と発表。真木の役は女優の板谷由夏(42)が演じることがすでに決まっている。

 今年の真木よう子は踏んだり蹴ったりだ。前クールの真木が主演を務めた連続ドラマ『セシルのもくろみ』(フジテレビ系)は、スタート直後から低視聴率と真木の違和感あるヤンキー風演技とその体の細さばかりが話題となった。さらに同ドラマ放送中の8月25日に真木はTwitterで「出版社を通さず自由にフォトマガジンを制作したい」と表明、クラウドファンディングサイトに目標金額を800万円に設定した支援募集ページを立ち上げた。目標金額に達しフォトマガジンを制作した暁には今年の冬に開催される「コミックマーケット93」で真木自身が完成品を手売りする予定だったのだが……。これがコミケファンから「コミケでやる必要なし!」「本当にコミケのことをわかっているのか!?」と大批判を浴びることになってしまったのである。500万円の金額が集まっていたにも関わらず、28日に真木は謝罪の上でコミケ不参加を宣言。その後はアカウント名を「????騙された????」という意味深メッセージ調に突如変更した。そして非公開設定にしたのち、結局はアカウントそのものを削除してしまったのだ。

 このあたりから真木がドラマ撮影現場で遅刻を繰り返し、撮影スケジュールが大幅に遅れて現場の雰囲気が悪い、などの報道が出始める。そして主演ドラマは3%〜5%台の低視聴率にあえぎ結局9話で打ち切りに。その後の真は「真木がドラマ打ち上げの一次会で荷物を残したまま会場から失踪した」「娘を元夫に預けて、恋人のもとに入り浸っている。育児放棄か?」などの記事が週刊誌に次々とアップされるようになり、気の毒に、すっかり、“プッツン女優”の扱いを受けている。一連の報道のあと、冒頭に書いたような突然の映画降板となってしまったのだ。

 実際のところ、真木の体調は大丈夫なのか。11月14日発売の「週刊女性」(主婦と生活社)は、映画の降板が報道された直後の真木に直撃取材を行い、その近影を掲載している。コンビニ帰りという真木はロング丈のゆったりめのダッフルコートに身を包んでいるのだが、中で体が泳いでいることが写真からもわかる。筆者は『セシルのもくろみ』を毎回視聴していたが、そのときも首や手足のあまりに細く痛々しく見えてしまったため、演技やストーリーに集中できない気持ちになったものだ。だが「週刊女性」に写る真木は、あの頃よりもさらに痩せてしまったように見える。目深にかぶったキャスケット帽に、顔の半分以上を覆う大きめマスク。片手で紙カップのコーヒーを持ち、もう片方の手には中身がぎっしりと詰まったコンビニ袋をぶら下げている。記事によると真木に取材を行ったのは事務所から映画降板を発表される1日前、11月9日のことらしい。

 真木は映画の降板については認めたものの「私が決めたことではないので」とコメント。また、『セシルのもくろみ』打ち切り直後から噂されている現所属事務所からの移籍についてはきっぱりと否定している。体調について問われると「大丈夫です。元気です」と記者の目を見てしっかりと返答したそうだが、今後の予定については「事務所を通してください」と言葉を濁している。

 ここで気になるのはやはり『SUNNY』の降板について語った「私が決めたことではないので」とのセリフであろう。「週刊女性」は実は真木の降板騒動は今回が初めてではないとしている。昨年公開されたある映画も主演が真木で決まっていたのだが、衣装合わせの段階で突如降板。世間的にはまだ映画の製作について広まっていなかったため、この話は世の中に明るみにならなかったという。その話が事実だとしたら今回は二度目のドタキャン降板となる。同誌は「所属事務所でさえ最近の真木をコントロールできないとして半ばあきらめている」「長らく支えてきたスタッフももう限界。このままなら契約解除もありうる」とのスポーツ紙記者のコメントを掲載している。

 さらに、真木は同映画の自身の出演シーンがスタートする数週間前の10月中旬の時点で、すでにプロデューサーやスタッフと事務所間では降板の話が進んでいたようだ。それを知った真木は降板に納得できず、一人で「降ろさないでほしい」と監督やプロデューサーに直訴したのだという。通常、このような重要な話し合いの場に役者やタレントがひとりで現れることは考えられない。スタンドプレーで乗り込むほど、真木は今、孤立しているのだろうか。いかに真木と現在の所属事務所の間に大きな溝があるのかがよくわかるエピソードである。結局、真木の願いはかなわず事務所は降板を申し出、監督もこれを了承したのだという。

 かねてから「わがまま」で「気が強い」真木に事務所は手を焼いていたとされているが、真木が本当に「わがまま」で周囲を振り回していたのかどうか、実際のところはわからない。ただ、何らかの経緯があって、所属事務所と当人の間に軋轢が生まれていることだけは事実だろう。普通に考えて、映画の撮影が差し迫っている状況で、本人は出たがっているにもかかわらず、事務所がストップをかけることはそうそうない。事務所側は、今の真木には、映画撮影への参加が不可能だと判断したということだ。なぜか。真木自身は「大丈夫」と話しているが、身近な事務所スタッフには「大丈夫ではない」ように見え、そんな真木を撮影終了までサポートすることが不可能だと考えたからではないか。だから「撮影が始まってからの降板」となり莫大な違約金が発生するような大事故となるよりは、真木の意志を撥ね付け、撮影前に退くという方法を選択した。

 真木が<悪い>と言いたいわけではない。客観的に見て、今の彼女が撮影に参加しても、本人も納得いくようなベストを尽くすことが難しい状態なのかもしれない、ということだ。事務所がわざと、真木に意地悪をして「干した」ということではないと思う。そんなことをしても事務所のメリットはない。だが、今回の降板騒動が決定打となって真木が事務所を移籍するは十分に考えられるだろう。もっとも、体調・精神面ともある程度の落ち着きを取り戻してからでないとそのような大きな決断は難しいと思われる。さらにいまの真木には「プッツン女優」という不名誉なあだ名がついているせいで、彼女の受け入れに手を挙げる事務所は出てこないのではないかとの話もあるようだ。

 実はコミケ事件以前から、真木の事務所への不信感が募っていたことも伺える。コミケ事件の謝罪文で彼女は「女優という職業は、事務所の方針もあり、ファンクラブを自ら作る事は出来ず、故にファンイベントの様な催しは出来ない」と綴っていたからだ。事務所の方針と、彼女がファンに見せたい姿との間に大きな開きがあり、そこから溝が深まったことも考えられる。

 私生活では一児の母という立場であるが、現在、小学生の娘は真木の状態を心配した元夫が世話しているという。これをもって真木を育児放棄だと揶揄するメディアもあったが、そうした個人の事情を鑑みない一面的な誹謗中傷も、彼女を疲弊させる一因となっているだろう。

 いずれにしろ、真木よう子という女優がこのまま芸能界からいなくなるのはなんとも惜しい。今は急いで仕事をリスタートしようとせず、静養のうえで、十分に納得のいくまで所属事務所と話し合うことが先だろう。たとえそれに一年以上かかったとしても、そう簡単には世間は<真木よう子>を忘れないはずだし、これまで共に仕事をしてきた映画やドラマのスタッフたちもまた彼女と仕事をしたいと願っているに違いない。だからこそ生き急ぐことなく、冷静になってもらいたい。

(エリザベス松本)

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