「奥様は、取り扱い注意」マンネリ打破で視聴率追い上げへ

11月15日(水)21時0分 まいじつ


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綾瀬はるか主演の連続ドラマ『奥様は、取り扱い注意』(日本テレビ系)が好調だ。11月8日放送の第6話では、これまでマンネリ化が危惧されていた勧善懲悪のパターンからの脱却が垣間見えた。


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元特殊工作員という変わった肩書きの主婦である伊佐山菜美(綾瀬)が、町で起こるさまざまな事件を秘密裏に解決していくというドラマで、これまでは綾瀬のアクションと戦闘シーンが多用されていた、しかし、この放送回では、ゲストに酒井美紀、芦名星、原田佳奈という3名の女優が登場し、ミステリー仕立ての物語になっていた。


菜美と主婦仲間の大原優里(広末涼子)は、抜群の生け花のセンスを持つ姑を見返したいという佐藤京子(本田翼)に付き合って、フラワーアレンジメント教室に通い始めた。花を相手に京子が悪戦苦闘する一方で、不器用ながら女性らしいセンスを発揮し始めて珍しく乗り気な菜美。すると、センスのいい優里は、一緒に習っている吉岡冴月(酒井)や藤村靖子(芦名)、加藤千尋(原田)たちと発表会をしようと誘う。


やがて菜美は冴月に誘われて家へ行くと、そこには靖子と千尋がいて、冴月は遅れているから先に家に入って待っていようということになった。しかし、なかに入ると、冴月の夫がナイフで心臓をひと突きされて倒れていた。


「この夫を殺すのに酒井と芦名、原田らが共謀して緻密に作戦を練るのですが、このときの3人の鬼気迫る演技は、完全に主役以上の存在感でした。計画犯罪を完遂したいがために綾瀬の演じる菜美を“目撃者”として利用するのですが、利用した相手が悪かったという筋書きです。逆に菜美に真相を暴かれ、問い詰められるのですが、そのときも酒井たちは毅然とする女の老獪さを見事に演じきっています」(脚本家)



綾瀬の悲哀に満ちた演技も


この第6話はこれまでと違い、綾瀬のアクションシーンがなく、物語の方向性の転換を感じさせた。


「脚本を担当する金城一紀氏のストーリーは、読むとハードボイルドです。しかし、恐ろしい事件が起きる町内の人間関係がやわらかく感じるのは役者たちの力なせるものでしょう」(同・脚本家)


菜美は必ずしも力づくでの解決していくばかりではなく、頭脳でも事件を解決することを今回は示した。菜美は3人の犯人にこう告げる。


「わたしは告発はしない。自首するかどうかはあなたたちに任せる。ただし、自首しないなら、この街から出て行って。罪を犯した人間がそばにいることにあなたたちが耐えられなかったように、わたしも耐えられないから」


そして3人は警察に自首せず、街を出ていった。


「清濁併せ飲む、元工作員の主婦の哀しい生き様を綾瀬も見事に演じて、さらに街中の矛盾を一気に抱え込む切なさもよく表現しています」(同・脚本家)


このドラマのこれまでの全話平均視聴率は12.3%。この方針変更は7話以降に奏功するだろうか。



まいじつ

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