監督がジブリからの影響と隠れキャラの秘密明かす『ストレンジ・ワールド/もうひとつの世界』 ワールドプレミア開催

2022年11月17日(木)14時20分 シネマカフェ

『ストレンジ・ワールド/もうひとつの世界』© 2022 Disney. All Rights Reserved

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ディズニー・アニメーション最新作『ストレンジ・ワールド/もうひとつの世界』のワールドプレミアが開催され、ドン・ホール監督や声優を務めたジェイク・ギレンホールらが登場しメッセージを寄せた。




『ベイマックス』のドン・ホールが監督を務め、未知なる世界に誘われた冒険嫌いの農夫サーチャーとその家族たちによる、スリル溢れる冒険を描く本作。

世界中から熱い視線が注がれている中、ワールドプレミアが現地時間11月15日(日本時間:11月16日)、アメリカ・ロサンゼルスのエル・キャピタン・シアターにて開催された。映画の舞台である<ストレンジ・ワールド>の世界観を彷彿とさせる装飾を施された会場に、ドン・ホール監督、共同監督・脚本のクイ・グエン、ディズニー・アニメーションやマーベルシリーズなど多数の作品を魅力溢れる楽曲で彩ってきた音楽家のヘンリー・ジャックマンら豪華製作陣が登場。

さらに、本作の声優を務めたジェイク・ギレンホール、ジャブーキ・ヤング・ホワイトらキャスト陣らも一同に集結して映画の完成を祝福、華やかなカーペット演出で観客たちを大いに沸かせた。

「この映画はアクション・アドベンチャー超大作で、ユーモアがあり、環境についての強いメッセージも込めています」と話すのは、ドン・ホール監督。また、ディズニー・アニメーション・スタジオのクリエイティブオフィサーで、本作では製作総指揮も務めるジェニファー・リーも「この物語は父親と息子、そしてまたその息子たちに関しての話で、私たちという家族が次の世代に何を残してあげられるのかという物語。次の世代のために、わたしたち自身がどれくらいその立場になってあげられて、変化していけるかということ。それは私たちみんなが考えることで、作品には美しいメッセージが込められています。それが多くの人の共感を得られることを願います」と語る。

プロデューサーを務めるロイ・コンリも「ドンと仕事をしていて、楽しいなと思うのは、いつもとても強いテーマを扱うところなんです。今作の一番大きなテーマは、わたしたちは次の世代に何を残していけるのだろうか、何を受け渡していけるのかということです」と、アクション・アドベンチャーだけに留まらない、いま見るべき深いメッセージが込められていることを教えてくれた。

ドンといえば、『ベイマックス』で、東京とサンフランシスコからインスピレーションを得た架空都市“サンフランソウキョウ”を舞台に、優しすぎるロボットと少年ヒロの絆を描き、世界中に勇気と感動を与えた人物。大の日本好きとしても知られるドンは、“ディズニー史上最も不思議な世界”という、誰も観たことのないファンタジー空間を生み出す上で、日本のアニメーションにも影響を受けたと説明。

「特に宮崎駿さんの映画は僕の中ではとても大きくて、これまで観た中でも最も好きな映画作品なんです。確かに『風の谷のナウシカ』や『天空の城ラピュタ』の影響は大きくて、それらの作品を僕たちは観てきました。それから『もののけ姫』も大きな影響を受けた作品です」とジブリ作品に大きく影響を受けたことを明かしてくれた。

また、ドンは本作の必見ポイントとして、「ミッキーが1回から2回は出てくると思います。ベイマックスも出てきますし、『くまのプーさん』のキャラクターも出てくるかもしれません」と、この作品に隠された秘密を日本のファンだけに披露してくれた。

最後に主人公サーチャー役を務めるジェイク・ギレンホールは、公開を待ちわびる日本のファンに向けて、「一日でも早く観てくれる、その日が待ちきれません。これまで皆さんが観てきたものと全く違うものになっています。すべてが新しく、そのアニメーション技法は驚かされます。皆さんがこの映画を観てくれて、とても楽しんでくれることを願っています」と熱いコメントを寄せた。

『ストレンジ・ワールド/もうひとつの世界』は11月23日(水・祝)より全国にて公開。

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