話題映画出演の日南響子「ラブシーンより緊張したのは……」

11月17日(土)16時0分 NEWSポストセブン

話題の映画『銃』に出演した日南響子

写真を拡大

「ラブシーンは自然体で演じることができました。むしろ、一夜明けて、朝食にトーストを出すシーンの方がよっぽど緊張しました(笑)」


 こう話すのは、モデルで女優の日南響子(24)。彼女が体当たり演技を見せたのが、話題の映画『銃』(11月17日公開)だ。


『銃』は芥川賞作家・中村文則氏のデビュー小説が原作で、『百円の恋』などを手がけた武正晴監督が初の映像化。河原で偶然拳銃を拾った一人の大学生がその銃の魅力に取りつかれ、狂気を帯びていく様を美しいモノクローム映像で描いている。


 日南が演じたのは、主人公のトオル(村上虹郎)とワンナイトラブの関係になる、通称“トースト女”。一糸纏わぬ姿で大胆なシーンに挑んだ日南に作品への想いを聞いた。


「私の撮影は居酒屋でトオルと出会うシーン以外は、部屋でのラブシーンが中心でした。段々と狂気を帯びていくトオルと何度も触れあうことで、彼の変化を感じていくという役どころです。台詞はほとんどない役ですが、“空気でお芝居をする”難しさがありました」


 今回が初共演となる村上とは、あえて相談せずにラブシーンに臨んだ。


「変に意識してしまうと、動作や表情がぎこちなくなる。虹郎君がどう演じるか知らない方が、逆に生々しく映るんじゃないかと思ったんです。モノクロで、しかも台詞も少ないので、表情やちょっとした動作が重要になります。トースト女は一見ただの都合のいい女に見えるけど、実は複雑なオンナ心を隠し持っている。それを全身を使って表現することに集中しました」


 日南が演じていて大変だったのは、むしろ日常の何気ないシーンだったという。



「トーストやコーヒーを出すシーンが難しかったです。自分の家にいるかのように見せるために、事前にお皿の位置などをチェックしました。私は内向的なタイプなので、合コンではしゃぐシーンにもかなり手こずりました。合コンの冒頭シーンで監督から、『適当に何か喋って』と言われたんですが、何を話していいか分からなくて。そもそも合コン経験がなくて、このシーンが一番難しかったですね(笑)」


 日南は「脇役」という認識で演技をしていたが、武正監督からは「重要な役なんだ」と繰り返し言われていた。


「実際に完成した作品を観て、やっと監督に『大事な役』と言ってもらった意味が分かりました。台詞は少ないですが、作中の要所要所で出していただき、トオルの感情の変化や狂気を観る人に感じてもらう一翼を担えたかな、と思いました。この映画は他の作品にはない独特な展開が見どころなので、その世界観に浸ってほしいですね」


 今作が久し振りの女優復帰となった日南。「今後は女優としてもっと頑張っていきたい」と話す彼女は、モノクロームの作品の中で鮮烈な印象を残している。


【プロフィール】ひなみ・きょおこ/1994年、愛知県生まれ。2006年、雑誌『ニコラ』の第10回モデルオーディションでグランプリを受賞し、同年10月号より専属モデルとして活動を始める。2010年にドラマ『ハンマーセッション!』(TBS系)で女優デビュー。珠麟-しゅりん-として歌手としても活動するなどマルチに活躍している。

NEWSポストセブン

「日南響子」をもっと詳しく

「日南響子」のニュース

トピックス

BIGLOBE
トップへ