Amazonプライムオリジナル『ディス・イズ・ミー 〜ありのままの私〜』をレビュー。LGBTQについて考える

11月17日(日)20時0分 海外ドラマboard

Amazonプライム・ビデオに2016年に配信された『ディス・イズ・ミー 〜ありのままの私〜』は、5分ほどの短いドキュメンタリー・シリーズ作品です。LGBTQなどトランスジェンダーの方々がそれぞれに体験したことなどを中心に語る短いドキュメンタリー。LGBTQについて考えるキッカケにおすすめ!

『ディス・イズ・ミー 〜ありのままの私〜』とは?

STERLING, VA - NOVEMBER 8:Charlotte McConnell's group, Equality Loudoun, is initiating an effort to keep on "diverse" books, including ones about LGBTQ issues, in classroom libraries in Loudoun County schools, Friday, November 8, 2019, in Sterling, VA. The effort has sparked an intense backlash from parents objecting to books about LGBTQ identities. Outraged parents have been showing up to school board meetings and demanding the books be removed, saying they are "sexually obscene" and promote "transgender ideology." Advocates for the books say it is important for LGBTQ students to see themselves reflected in the stories they read.(Photo by Jahi Chikwendiu/The Washington Post via Getty Images)

Amazonプライム・ビデオのオリジナル作品である「トランスペアレント」にインスパイアされて製作されたドキュメンタリー作品それが『ディス・イズ・ミー 〜ありのままの私〜』です。
全部で5本からなるシリーズで、1本あたり5分ほどの短い作品になります。
それでもリアルにLGBTQで悩む人々が登場し、カミングアウトから海外のトランスジェンダー事情などまた日本とは大きく違う文化など、とても興味深い内容です。

5本のすべての作品でそれぞれテーマや人物が変わり、抱える問題や様々な体験をもとにLGBTQの問題提起などをしていくというリアルな話は、結構衝撃的なもの。
普段からLGBTQに関心がない方、身近にない方などは、こういう世界が存在していることを理解するためにも短い時間でさくっと見られるので、ぜひ鑑賞してみてはいかがでしょうか?

日本でのLGBTQ

レインボーフラグを持つ二人の若い男性 - LGBTコンセプトアート

日本では、古くは”ニューハーフ”としてTVなどで観る機会も多く、割とお茶の間でも認知されている存在で寛大なイメージがあるトランスジェンダー。
現在では”オネェ”と呼称されていて、最近ではKABA.ちゃんが完全な性転換手術をしたことなど、広く認知されています。
しかし、実生活となると当然そうもいきません。
今回取り上げている『ディス・イズ・ミー 〜ありのままの私〜』でもそうですが、基本的にフォーカスを当てられているのは、性別が適合していない人ばかりです。
しかし、当然LGBTQでは、同性愛者なども含まれています。
特にこういった動きはアメリカの方が大きな動きになりやすいのですが、事実としてはまだまだ一般の生活では異端扱いされてしまうのです。
それは日本でも同じで、やはり身近にLGBTQの人がいたとしてもその扱いに困る人が多いことでしょう。
そんな時にこういったエピソードが実際にあるという理解を深めるためにも、是非本記事から『ディス・イズ・ミー 〜ありのままの私〜』に興味を持って、鑑賞していただければ幸いです。

『ディス・イズ・ミー 〜ありのままの私〜』で取り上げられている問題

SYDNEY, AUSTRALIA - NOVEMBER 08: Bob Downe speaks during Sydney Gay & Lesbian Mardi Gras 2020 Full Program Announcement at Sydney Town Hall on November 08, 2019 in Sydney, Australia. (Photo by Ryan Pierse/Getty Images)

5分ほどの動画ですので、簡単にはなってしまいますが、『ディス・イズ・ミー 〜ありのままの私〜』の各エピソードで取り上げられている問題を紹介します。
基本はアメリカや海外の人なのですが、当然自分に置き換えてみてもなるほどと感じる事ばかりで、LGBTQについての理解を深めることができます。
日本でもカミングアウトする人が徐々にではありますが増えてきているので、せめて自分のまわりだけでもこういった悩みを抱える人たちの助けになる事ができれば、と感じるのです。

エピソード1.クローゼット

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1話目では、スリランカ系の外見は女性という境遇の男性であるディーロとインド系ので宗教も関係する、外見は男性で生まれた女性、マヤのふたりが語ります。
宗教の関係上なかなかトランスジェンダーで悩みを抱えるマヤの話や、母親の理解を語るディーロなど彼らの体験がとても興味深い話です。
ただでさえ自分の家族となると理解も難しくなる話が、そこに宗教も絡んでくるとなると周囲の反応もまたひとしお。
そんな状況でも自分のありのままでいるために彼らの強い想いや語りがとても心に響くエピソードです。

エピソード2.世代を経て

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ヴァレリーとリリーの世代が違うふたりのエピソード。
自身の境遇を語り、時代が違うだけでもここまでの違いが生まれる事が、まだまだ社会的認知度はとても低い事がうかがえるエピソードです。
それでも、今の時代に比較的近いリリーの恵まれた環境に脅かされますが、昨今のLGBTQの取り組みがそのまま反映され時代を写したような境遇でした。
一方でヴァレリーの時代はとても苦しんだ事が明かされており、その自身が経験した辛いことを次の世代には経験させないための活動をしている人物でありとても説得力のある言葉が、とても尊くもあります。

エピソード3.トイレより

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トランスジェンダーというとやはり好奇な目にさらされることではありますが、それは人として当たり前の生理現象であるトイレにもエピソードが及びます。
現在アメリカでは、公衆トイレに入る際に性別確認をするというような動きも出ている事に着目し、取り上げられた題材です。
やはりトランジェンダーの人たちからしてトイレの問題はとても繊細で、簡単には行かずトラウマになっている事が明かされていました。

エピソード4.ひたすらこの道を

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ここで取り上げられているのは、とても難しい問題ですが、少し前にも話題になっていたことでもあります。
それは、呼称方法についてです。
女性に対して当たり前のように、”お嬢さん”だったり呼びかける時に使う言葉。
しかしただ見た目だけで判断して、何の気なしに使うと…それはトランスジェンダーの人たちにとってはとてもストレスになる言葉なのかもしれません。
流石にここまでいくと、行き過ぎでは?とも大袈裟に感じることではありますが、社会ではそのような繊細な部分にも取り組んでいるのです。

エピソード5. 私と姉妹たち

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最後は、衝撃の体験談が語られているエピソードです。
LGBTQの問題は社会問題にも発展し、とても認知されている、といってもそれはあくまでも大きな流れのひとつというだけで、実際の日常レベルではまだまだ認知されていないという現実に突きつけられていました。
トランジェンダーというだけで、外に出歩くことすら恐怖を抱くほどの、とても怖い体験を彼女らは受けていたのです。
最後にその事実を裏付けるデータも公開されており、こういった運動が活発化する理由も頷ける内容になっています。

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