松本隆&秦基博が校歌初制作へ NHK学園55年ぶりの新校歌

11月19日(日)5時0分 オリコン

NHK学園55年ぶりの新校歌は松本隆氏が作詞、秦基博が作曲

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 「赤いスイートピー」「ルビーの指環」「硝子の少年」など日本歌謡・ポップス史に残るヒット曲を輩出し、紫綬褒章を受章した作詞家・松本隆氏が、NHK学園高等学校が55年ぶりに制定する新校歌の作詞を手がけることが18日、わかった。松本氏が校歌を手がけるのは作詞活動47年で初。作曲はシンガー・ソングライターの秦基博が担当する。

 NHK学園は来年4月に設立55周年を向かえることを記念し、新校歌を制定することを決定。心の琴線に触れる言葉で日本の音楽シーンをリードしてきた松本氏の音楽活動の歩みが、同校の設立の趣旨や歴史と重なることなどを理由に作詞を依頼した。また、作曲は映画『STAND BY ME ドラえもん』の主題歌「ひまわりの約束」が、発表から3年を経て今なお幅広い世代に愛され、歌い継がれていることなどが評価された秦が担当する。

 同校は、昼間に学校に通うのが困難な人々が高校卒業資格を得られるようにと、1962年にNHKが東京都国立市に設立した日本初の広域通信制高校。年間卒業生は1200人、これまでに7万人を超す卒業生を送り出し、現在の生徒総数は約3500人。年齢制限はなく、中高年の生徒も在籍しているが、8割は15歳〜20歳の若い世代で、卒業生は進学または就職している。現在の校歌は開校当初に制定されたが、来年4月に55周年を迎えることを機に、新しい校歌を制定することを決めた。

 NHK学園の賀澤恵二校長は、新校歌を制定する理由を「NHK学園高等学校で学ぶ生徒たちの背景はさまざまですが、誰もが未来の世界を担う大切な人材です。本校は今後とも、希望と自信、そして生きる力を身につける場である、ということを改めて広く発信するのが開校55周年の節目に新しい校歌を作るねらいです」と説明する。

 2015年に作詞活動45周年を迎えた松本氏は、2016年3月には昭和から現在まで第一線で日本の音楽史を支えてきた功績により「第66回芸術選奨文部科学大臣賞」を、そして今月には、芸術やスポーツ、学術などの分野で活躍した人に贈られる紫綬褒章を受章した。作詞数は2100曲以上、オリコンランキング1位を獲得した作品は52曲、TOP10入りした曲は130曲以上にのぼるヒットメーカーだが、校歌の作詞は初となる。

 松本氏は「紫綬褒章をいただいて、最初の仕事は何になるのだろうと考えていたら、NHK学園の校歌の作詞を依頼された。応援歌は書いたことがあるが校歌は初めて。人生は何度でもチャレンジできる、そんなテーマで、新しい校歌はカッコいいねと歌ってもらえるような作品を作りたい」と意気込む。

 松本氏とは二度目のタッグとなる秦は「校歌を作ることは、初めての経験なので、一体どんな曲が生まれるのだろうかと自分でもドキドキしています。しかも、作詞が松本隆さん!またご一緒できるなんて本当に光栄です」と喜び、「NHK学園での日々の中で得られるたくさんの出会いや、その二度とない大切な時間に、これから生まれる新校歌が、静かにそっと寄り添ってくれることをイメージしながらメロディーをつづれたらと思います。そして、願わくば卒業後もその歌が、学園での思い出と結びつき、ずっと共に皆さんの胸の中に在るように」とコメントした。

 賀澤校長は「新校歌の創造に最もふさわしいお二人です。今回の私たちの思いに共鳴していただけましたこと、感謝に堪えません。来年春の新校歌の誕生を生徒・教職員とともに待ちわびているところです」と期待を寄せる。新校歌は新学期を迎える来年4月にお披露目の予定。

オリコン

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