好きな動画は「魚のさばき方」料理芸人ロバート馬場が求める「料理で平和に」

11月23日(土)9時44分 AbemaTIMES

 「ロバート馬場」と聞いた瞬間、お笑いという言葉と同じレベルで、料理を連想する人もいるかもしれない。それくらい、お笑いトリオ・ロバートの馬場裕之という名前は、料理好きには有名だ。自宅のキッチンは、アマチュアレベルをはるかに超える調味料・調理器具がそろい、食へのこだわりも人一倍。寝る以外で、自宅で一番長く過ごすのもキッチンだ。普段はあまり見ないというYouTubeでも「見る動画と言ったら、魚のさばき方ですかね」と笑う馬場に、料理についてあれこれ聞いてみた。

 山本博秋山竜次と3人で、2011年にはキングオブコント優勝も果たした馬場。ただ、その頭の中は、時間に余裕があれば料理で埋め尽くされる。「芸人の仕事は移動がむちゃくちゃ多いので」と、料理番組で多数のレギュラーを持つだけに、いろんなアイディアを出そうと楽しく悩んでいる。最近では、俳優が番組ではなくYouTubeで料理する様子を公開することまで増えてきた。「すごくいいですよね。レシピって特許もないし。みんなで広めていくのはいいと思います」と、世の中に料理に関するコンテンツが増えていくことを歓迎している。

 各番組では、プロ級の知識やこだわりを隠さない馬場だが、飲食店で働いたり、プロから指導を受けたりしたことはない。「全部、自己流ですね。プロの方に言わせると、その方が型にハマってなくていいみたいです。普通だったら出ない発想が出るからいいと。まあ、僕の料理は仕事でやったら数がこなせないし、作るペースも遅いし。だから本当に家庭料理って感じだと思いますよ」と微笑んだ。芸能界には、飲食店を営む者も多いが「大それた感じではなく、趣味でやらせてもらうのがちょうどいい」と、店を構えるつもりもないそうだ。

 では、調理技術に興味がないといえば、そうではない。むしろ“大アリ”だ。「僕がYouTubeで見るものと言ったら、『魚のさばき方』ですかね。解体の仕方を見ながらやるんですけど、これが意外とできるんですよ。それがまた楽しいんですよね。こういう風にやるんだと見てから実践してみると、きれいにできるからテンションが上がります!」。包丁をはじめ、調理器具は豊富に持っている。あとはやり方。直接指導を受けなくても、うまくできてしまうのは馬場の料理センスゆえだろうか。

 料理に関する知識という意味では、アニメや漫画にも触れた。人気作「美味しんぼ」の影響からか「キャビアとかって、そういうのを見て、食べてやろうって思いになったかもしれませんね。家庭で食べられる魚卵といったら、いくらとかでしょうし。フォアグラとかもそうかもしれないなあ」と、少年時代に珍味への憧れを回想した。「若い時の味覚で、その後が変わるっていうじゃないですか。ちゃんと出汁を取ったものを食べていると、舌が敏感のままだとか」と、「美味しんぼ」でも度々テーマになった食育への関心も高い。

 「美味しんぼ」の有名なエピソードに、アニメの第37話「黄身と白身」がある。この回に出てくる「国際目玉焼き会議」は架空のものだが、全世界の大人たちが集まって、目玉焼きの焼き方について、真剣に語り合うというという会議だ。シンプルな卵料理にも、馬場は注目を外さない。「卵かけご飯って、昔と食べ方が違うじゃないですか。昔はそのまま割って、ご飯としょう油を混ぜるだけだったのに、今は黄身と白身も分けて泡立てたり、先にご飯にしょう油を直接かけたり。シンプルなものが進化するっていうのも奥深いですよね」と、話に熱が入った。また肝心の目玉焼きについては「僕は蒸さず、油をちょっと多めにして、周りをカリカリにします。黄身は超半熟にして、まずは塩コショウで食べてから、最後は黄身を潰してしょう油、ですね」と、“味変”するこだわりようだ。

 「平和な感じがいいですよね、料理は」と、最後まで笑顔を絶やさずに話続けた馬場。そんな料理芸人が、決して早くはないけれど、じっくり時間をかけて作った料理がふるまわれば、集まった人たちもきっと平和な気持ちになる。

(C)雁屋哲・花咲アキラ・小学館/シンエイ動画

▶国際目玉焼き会議が出てくる「美味しんぼ」第37話「黄身と白身」

▶大人気料理アニメ「美味しんぼ」エピソード一覧

AbemaTIMES

「料理」をもっと詳しく

「料理」のニュース

トピックス

BIGLOBE
トップへ