菅田将暉、いい兄さんは「小栗旬さんと山田孝之さん」

2017年11月23日(木)13時37分 シネマカフェ

菅田将暉/『火花』初日舞台挨拶

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俳優の菅田将暉が11月23日(木・祝)、TOHOシネマズスカラ座にて行われた映画『火花』初日舞台挨拶に、桐谷健太、川谷修士(2丁拳銃)、三浦誠己、板尾創路監督、原作者の又吉直樹と共に登壇した。菅田さんは先輩芸人との交流を描いた本作と「11月23日=いい兄さんの日」にちなんで、自身にとって、いい兄さんは誰かと聞かれると「桐谷さんも含め、もう少し下の世代だと小栗(旬)さんとか山田孝之さんなどは兄さんという感じですね」と語った。

■菅田将暉「忘れちゃいけないし、忘れたくない役柄」
本作は、お笑いコンビ「ピース」の又吉直樹が執筆し、第153回芥川賞を受賞した同名小説を映画化。売れない若手芸人・徳永(菅田さん)が、営業先の熱海で出会った型破りなスタイルを貫く先輩芸人・神谷(桐谷さん)に感化され、弟子入りすることによって巻き起こる出来事を描いた芸人青春ストーリー。


菅田さんは「大好きな芸人さんたちに囲まれた現場は楽しかった」と撮影をふり返ると「僕が徳永として過ごした日々は忘れちゃいけないと思うし、忘れたくないです」と公開初日に思い入れがある様子。一方の桐谷さんも「公開を迎えて嬉しい気持ちと、もうあまり集まることがないんだなという寂しい気持ちもあります」と複雑な胸の内を明かしていた。

■ピース又吉、映画化に感謝!
この日は原作者の又吉さんも登壇。「(映画化されたことに)嬉しかったですし、自分で書いたものですが、作品を観ながら『心当たりがあるな』と思う部分も多く、場面場面や風景、セリフに共感できました」と映像化されたことへの感謝を述べると、「『このシーンはあってくれ』と思っていた部分が、映像化されていなかったり、原作モノといっても、そのまま映画にするんじゃないんだなということを学べました」と書き手ならではの感想を述べていた。


又吉さんの発言に板尾監督は「俺は小説10回は読んだぞ」と語ると「すごい原作だけれど、俳優と芸人のコラボで本当の芸人コンビが作り上げられたら、この映画は成功すると思った。でも又吉の書いたネタを俺が漫才するみたいな不思議な感覚だった」と映画化への感想を述べていた。そんな板尾監督は「いい兄さんは?」という質問に「ダウンタウンの松本さんや浜田さん、島田紳助さんなどたくさんいますが、いまはアホの坂田師匠です。この映画の打ち上げも最初の挨拶だけで、わざわざ大阪から新幹線で来てくれたんです。僕にとっては神様。死んだらはく製にしたいぐらい」と坂田師匠愛を爆発させていた。


■桐谷健太、大ヒット御礼舞台挨拶を3回はやりたい!

また菅田さんと20歳近い年の差がありながら、同級生コンビを演じた川谷さんは「『誰かが見てくれているから大丈夫』という言葉ってよく聞くけれど、僕はうそだと思っていたんです。でも板尾さんが『お前らの漫才を見ていたら、突っ込み役はお前しかいない』って言ってくださったのを聞いて、初めて『見てくれている人っているんだな』って思ったんです」と感慨深い表情で語ると、板尾監督は「真面目な話、2丁拳銃はデビューから見ていて、東京で苦戦しているのも知っていました。ちょっとした運のなさで伸び悩んでいましたが、漫才はすごい。突っ込み役として修士がしっかりいてくれたから、芸人の芝居やコンビの雰囲気が出せた」と賞賛。


スタッフ・キャストが誠心誠意臨んで出来上がった『火花』。桐谷さんは「先ほども話しましたが、公開を迎えて寂しい気持ちが大きいので、3回ぐらいは“大ヒット御礼”舞台挨拶をやりたい」と客席を煽ると、菅田さんも「正面切った青春ドラマになっています。まっすぐ熱いものが伝わってくれれば」と作品に込めた思いを語った。


『火花』は全国にて公開中。

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