桜井玲香「キャプテンという責任があったから、グループとメンバーを好きになれた」卒業写真集で大人の魅力開花

11月23日(土)7時0分 オリコン

写真集『視線』への思いを語った桜井玲香(撮影/谷脇貢史) (C)ORICON NewS inc.

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 人気アイドルグループ・乃木坂46の初代キャプテンとして約8年にわたって活動し、9月1日の神宮球場のライブでグループから卒業した桜井玲香(25)。新たなステップを歩み始めた彼女が、2年半ぶりとなる2ndソロ写真集『視線』(光文社)を27日に発売する。卒業ライブから息つく間もなく撮影が行われた本作の秘話、外から見る乃木坂46への思い、そして今後の目標など、卒業から2ヶ月が経過した今の胸のうちを語った。

■写真集は卒業ライブ直後に撮影「人生で唯一の貴重な時期を撮っていただけた」

 9月1日のライブで卒業して、余韻に浸る間もなく翌週にはアメリカのポートランドで写真集の撮影だったので、撮影中は“アイドルを卒業したけど抜けきれていない”感じでした。卒業直後はリセットする時間になると思っていたので、すぐに写真集の撮影をすることになり、撮影前は「このタイミングかぁ…」という気持ちも少しありました。でも、“アイドルの桜井玲香”と“一人の女性の桜井玲香”が共存している、人生で唯一の貴重な時期を撮っていただけたのは、すごく記念になったので今となっては良かったです。

 1st写真集を撮影したマレーシアは色鮮やかなリゾート地だったので、今回は対照的に普通の街並みでシックな雰囲気の自分もお見せしたいと思い、都会と自然が共存しているポートランドに行きました。写真集の一つのテーマとして「アイドルを卒業して、リラックするためのプチ旅行のような感覚で撮影できたらいいね」とスタッフさんと撮影前に話していたのですが、ホッとするような懐かしさのあるポートランドは、まさにピッタリ。撮影も遠くに行かずにホテルから徒歩2分くらいのところで撮ったり、そんなに大きな街じゃないからいろんなスポットに行けて、街並みがうまく自分をほぐしてくれて、自然な笑顔になれたと思います。

 撮影の思い出は、ずっと食べていたこと(笑)。特別な名物はないけど、スタッフの皆さんと街のレストランで食事するのがすごく楽しかったです。撮影中も「次は何を食べようかな」って考えたり、ロケ中に美味しそうなお店を見つけたら「今日はここにしようか」って話したり、アメリカなのにあえてお寿司屋さんに行ってたくさん頼んだり。肌の露出の多いカットの撮影もあるから、体型のことも考えたんですけど「まぁ、どうにかなるだろう」っていっぱい食べちゃって。楽しい卒業旅行になりました(笑)。

 体作りについては、直前まで卒業ライブのリハーサルがあったし、その前にもけっこう運動量の多い舞台に出演していたので、自然と体が絞れていました。撮影直前にはちょっとジムに行ったりしたけど「無理せずに楽しもう!」ってゆるめな感じだったから、写真にも本当の自然体が出ていると思います。

■ランジェリー撮影は「気づいたら始まってた(笑)」メンバーにも見てほしい

 通常版の表紙カットは、「これを表紙にしよう」と決めて撮影した写真ではなくて、初めてのランジェリー撮影の前の助走として、まずは素肌にニットで撮ってみようか、みたいな感じでした。私は雑誌などでアップの写真を使ってもらうことが多くて、こんなに引いた構図の写真が珍しいから、まさか表紙に選ばれるとは思わず、自分でもビックリです。足の裏が写っていたり、ちょっと自分にとっては挑戦という感覚ですが、スタッフさんから「見る人の想像力を刺激する」と言っていただいたので、みなさんの反応も楽しみです。

 写真集のすべてのカットがお気に入りなのですが、一つ挙げるとすれば、白いランジェリーのカットはスタッフさんからも評判だし、自分でもすごく好きです。小道具として持っている花は、撮影前に立ち寄ったお花屋さんで自分で選んだものですし、この衣装の写真は全体的にすごく気に入っています。ランジェリーの撮影は緊張するかなと思ったのですが、気づいたら始まってた、みたいな感じでした(笑)。でも、それが良かったのかな。カメラマンさんも気を使ってくれて、声をかけてリラックスさせてくれたし、女性スタッフさんも多くて心強かったです。

 1st写真集から2年半が経っていますが、見比べたマネージャーさんが「本当に成長したねぇ〜」ってしみじみと言ってくださって、自分でも顔つきがちょっと変わったと思います。前作のときは自分だけを撮ってもらう機会がまだ少なく、自分を表現することがわからないような状況だったので、スタッフさんにいろいろと引き出してもらっていました。それからたくさんなお仕事を経験させていただいて、今回の撮影では自分なりの表現力とか、自分からの発信をナチュラルな感じにできたかな。

 前作も水着カットはあったけど少なくて、今回は肌の露出カット数も露出量も多くなったから、「私も大人に成長してるよ!」ってところも見てほしいです(笑)。ランジェリーカットを見られるのは恥ずかしいけど、頑張って挑戦したからには、せっかくだから見てほしいかな…(照れ)。前作を見ていない方は、ぜひこの機会に2冊購入して見比べてください(笑)。

 私は乃木坂46メンバーが写真集を出したら必ず見ていたので、みんなにも見てほしいですね。撮影前は舞台やライブのリハが忙しくて、メンバーとじっくり話ができなかったから、みんな私が写真集を出すってことを知らなかったんじゃないかな。卒業直後はこんな感じで過ごしていたよって知ってほしいし、出来上がったらみんなに持っていきたいです!

■テレビで自分のいない乃木坂46を見て、一番卒業を実感するんじゃないかな…

 卒業してあっという間に2ヶ月半、今まではメンバーが常に周りにいたので心強かったけど、それが一切なくなって「自分で自分を保つことは大変なんだ」ということを日々感じています。今までも個人の仕事はありましたが、グループの一員ということで安心できる心の拠り所がありました。それがなくなってしまい、一人だとちょっと心細くなることも時々あるけど、今でもメンバーがご飯に一緒に行ったりしてくれるから、乃木坂46の仲の良さって本当にステキだなって、卒業してからも感じています。

 乃木坂46って、自分から検索しなくてもニュースが目に入ってくるし、テレビをつけるとCMがたくさん放送されているし、街を歩いてもすぐに看板を見つけるから「こんなすごいグループに自分がいたんだ」と改めて気づきました。最近は、本屋さんに行くとドキッとしちゃいます。グループにいたときは、誰がどんな雑誌に出るという情報は大体わかっていたので、本屋さんでその雑誌を見つけても「あ、あれだな」と感じていました。でも今は情報が入ってこないから、雑誌を見つけると「出てるじゃん!」って不意打ちでドキドキしちゃうんです(笑)。

 これから迎える年末年始は、歌番組や雑誌の撮影などで毎年すごく忙しい時期でした。今年の私にはそういうお仕事はないけど、ミュージカル『ダンス オブ ヴァンパイア』の大阪公演や福岡公演が年末年始にあるので、去年までとは種類が違う忙しさになりそうです。でも、テレビで自分のいない乃木坂46を見て、そこで一番卒業を実感するんじゃないかな…。「いいな〜」って言っちゃうと思うけど(笑)、それを見て自分も頑張りたいです。

 8年間キャプテンをやってきたけど、大変なこともいっぱいあったし、こんな性格だからあまり向いてないと思って最初は悩んだことも多かったです。でも、キャプテンという重たい責任があったからこそ、ここまでグループのことを好きになれたし、メンバーを大切に思うことができました。キャプテンをやらせていただいて、本当に良かったと心から思っています。新キャプテンの(秋元)真夏にアドバイスをするなら「そのままでいいよ」。私より全然しっかりしてるし、昔からいろんな子とコミュニケーションを取るのが上手で、いろんなパイプ役になってくれていたから、心配はなにもないです。ただ、意外と考えすぎちゃうタイプだから、いつでも話を聞いてあげたいなと思っています。

 これからの目標は、お芝居が大好きでこれまでもステキな作品に関わらせていただいてきたので、今後も舞台やミュージカルに継続して出演することです。また、ファンの方からは「映像で見たい」と言っていただくことも多いので、ドラマや映画にも出演できるように頑張ります。卒業のタイミングで女性ファッション誌『CLASSY.』のモデルになったので、アイドル時代の私を知らなかった方にも見ていただける機会も増えますし、やりたいこと・やらなきゃならないことがいっぱいです! これからも夢を広げて頑張っていきます。

◆桜井玲香(さくらい・れいか)
1994年5月16日生まれ。神奈川県出身。2011年に一期生として乃木坂46に加入。CDデビュー直前の12年2月、暫定キャプテンに任命され、同年6月にそのまま正式にキャプテンに就任。デビュー曲「ぐるぐるカーテン」から「夜明けまで強がらなくてもいい」まで全シングル24作品で選抜入り。女優として舞台にも多数出演し、『嫌われ松子の一生』(16年)や『半神』(18年)で主演を務めた。上演中の舞台『ダンスオブヴァンパイア』で神田沙也加とのWキャストでヒロインを演じる。

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