スターはこうして誕生する! 芸能事務所が新人を選ぶ基準は

11月23日(金)7時0分 NEWSポストセブン

酒井法子もサンミュージック出身(『Blue Pearl』 撮影/井ノ元浩二)

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 所属タレント第1号となった森田健作を始め、桜田淳子松田聖子など芸能史に残るアイドルを輩出してきたサンミュージックが11月27日、50周年を迎える。『スター誕生!』(日本テレビ系)にビクターのスカウトマンとして出演していた、現在はエイベックス・エンタテインメント株式会社シニアアドバイザーの飯田久彦氏に、サンミュージックの魅力について聞いた。


 * * *

 私が歌手をしていた頃、相澤秀禎さん(サンミュージック創立者、故人)にマネージャーをしていただいた時期もほんの少しありました。相澤さんは、もともとミュージシャンの経験もお持ちなので、アーティストやスタッフの気持ちが人一倍理解できる方でした。


(その後転身した)レコード会社ビクターのディレクターとして、桜田淳子さん、太川陽介さん、酒井法子さんをはじめ、サンミュージックの多くの方のお手伝いをさせていただきました。


 1976年には、福田時雄さん(現・サンミュージック名誉顧問)と一緒に京都の丹後まで当時高校生の太川陽介さんに会いに行ったこともあります。


 1986年には、あるコンテストに酒井法子さんが出場していらっしゃいました。本選では落語の“寿限無”を博多弁で披露して、度肝を抜かれました。九州での予選会から1か月も経っていないのに、ガラッと印象が変わった姿を見て、人とは違う何かを感じたことを覚えています。



 ある時、相澤さんや福田さんに「どのような基準で新人を選ぶのですか?」とお聞きしたところ、「人並みにきちんと挨拶ができ、人の痛みがわかり、聞く耳を持ち、信念のある子がいい」というようなことをお聞きしたこともありました。


 福田さんは新曲の入ったカセットをはじめ、常に音楽資料を持ち歩き、各媒体にプロモーションをしていました。その姿には、いつも感心させられました。私も随分、勉強させていただきました。


 お2人から、エンターテインメントの仕事は出会い、感動、そして努力の繰り返しだと学びました。サンミュージックにはぜひ、これからも常にアーティスト、スタッフを大事に、温かいファミリー的な会社であってほしいです。


取材・文■岡野誠


※週刊ポスト2018年11月30日号

NEWSポストセブン

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