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SABU監督新作は“ゾンビ映画”、グラドル・小松彩夏が映画初主演へ。

ナリナリドットコム11月24日(土)5時39分
画像:SABU監督新作は“ゾンビ映画”、グラドル・小松彩夏が映画初主演へ。
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ベルリン国際映画祭をはじめ世界で高い評価を受けるSABU監督が、初めて女優を主役に迎えた、オリジナルストーリーの映画化作品「Miss ZOMBIE(ミス・ゾンビ)」の製作が決定した。

海外TVドラマシリーズ「ウォーキング・デッド」や、ブラッド・ピット主演の超大作映画「WORLD WAR Z」(2013年6月全米公開予定)、大ヒットゲーム「バイオハザード」シリーズ、TVアニメシリーズ「これはゾンビですか?」、コミック「アイ・アム・ア・ヒーロー」などなど……。現在、日本のみならず世界中で巻き起こる“ネオ・ゾンビ・ブーム”の中、独創的でスタイリッシュな映像美、スピード感溢れる語り口、そして深い人間描写で知られるSABU監督が、全く新しい切り口からオリジナルで創り上げる“ZOMBIE”ストーリーが「Miss ZOMBIE」だ。

今回、SABU監督のミューズに抜擢されたのは、テレビやグラビアなどで活躍する小松彩夏。本作が映画初主演だが、小松は「やっと夢がひとつ叶ったなという嬉しい気持ちでいっぱいでした! それと同時に不安もありましたが、脚本を読んで、とても面白い作品になると確信しています」と喜びいっぱいで、脚本を読んだときには「読んでいくうちにどんどん引き込まれてゾンビがどんどん愛しくなりました。ただのゾンビ映画じゃなく、人間の嫉妬など汚い部分やどろどろした部分などを凄くリアルに描いてる作品だと思います。映像になるまで想像がつかない部分が多いので今から撮影が楽しみです!」と心躍らせている。

また、SABU監督作品に主演することについては「SABU監督の作品は好きで観ていたので監督がSABUさんだと知ったときは嬉しかったです! 不安もたくさんありますが、初主演作品がSABU監督なので、思いっきりゾンビを演じさせていただきたいと思います。SABU監督に全てを託します」と意気込みを語った。

一方、SABU監督は今回のストーリーについて「ゾンビはどこか切ない。切ないゾンビ映画が観たい。そんな感じで閃き、生まれました」とコメント。撮影は「シンプルで絵画的、そんな画の連続にしたい。名作にします!」とし、小松については「切な気な雰囲気があり、すごくゾンビが似合いそう。楽しみです」と期待を寄せている。

共演には「恋の罪」(園子温監督)で強烈な印象を残した冨樫真、舞台・映画と幅広く活躍する演技派・手塚とおるが決定。12月にクランクインの予定で、劇場公開は2013年内の予定だ。


☆「Miss ZOMBIE」ストーリー

ある日、寺本家に送られて来た大きな荷物。中には、「肉を与えるな」という取扱説明書と拳銃、そして檻の中に怯えた様子の若い女がうずくまっていた。生気のない眼、おびただしい傷、帝王切開の痕——女は沙羅(さら/小松彩夏)。言葉も記憶も失い、ごくわずかな意識が残るだけの、人間を襲うことのない種類のゾンビだった。寺本(手塚とおる)は仕方なく沙羅を下僕として飼うことにする。

寺本、そして寺本家で働く使用人や、町の人々は沙羅を忌々しく思い、邪険に扱う。日々繰り返される残酷な仕打ち 石を投げられ、ナイフを突き立てられ、使用人たちに弄ばれる。一方で、寺本の妻である志津子(冨樫真)と幼いひとり息子の健一は、困惑しながらも沙羅に人間のように接する。特に健一は、買ってもらったばかりのポラロイドで沙羅を撮ることに夢中になっていた。

そんなある日、健一の身に悲劇が起こる。

その日を境に、少しずつ人間味を増し艶やかになっていく沙羅。そんな沙羅に寺本は心奪われる。一方、健一の悲劇により心身ともに衰弱していく志津子。いつしか、人間のようなゾンビとゾンビのような人間となった二人に、あまりに悲しいクライマックスが待ち受ける——。


☆SABU監督とは…

1964年和歌山県生まれ。1986年に「そろばんずく」(森田芳光監督)で俳優としてデビューした後、「弾丸ランナー」(96)で衝撃の脚本・監督デビュー。躍動感あふれる描写が大きな話題を巻き起こした。以降、「ポストマン・ブルース」(97)、「アンラッキー・モンキー」(97)、ベルリン国際映画祭国際批評家連盟賞受賞作「MONDAY」(99)、「DRIVE ドライブ」(01)と、独創的なストーリーテリングを持った作品を次々と発表。世界各地の映画祭で高い評価を得るとともに、多くのファンを生み出した。

その後も「幸福の鐘」(02)で、それまでの作風とは違った静謐な世界観で新たな魅力を見せ、ベルリン国際映画祭NETPAC賞を受賞。「ハードラックヒーロー」(03)、「ホールドアップダウン」(05)では、V6を主演に迎え刺激的なコラボレーションによるスリリングな作品を生み出した。

05年、直木賞作家・重松清の同名原作「疾走」を脚本・監督。09年には小林多喜二原作「蟹工船」を映画化し、ベルリン国際映画祭フォーラム部門へ出品。10年には「トラブルマン」(脚本・監督)、11年には「うさぎドロップ」(監督)を公開している。

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