『2017 ブレイク女優ランキング』吉岡里帆が首位 “怪演”から“泣きの演技”までこなす演技力に支持

11月24日(金)8時40分 オリコン

2017年ブレイク女優ランキングで首位に輝いた吉岡里帆(写真:草刈雅之)

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 ORICON NEWSでは、その年に最も飛躍した女優を称える『2017年 ブレイク女優ランキング』を今年も発表。同上半期ランキングの1位に引き続き、年間調査でも【吉岡里帆】が堂々の1位に輝いた。ドラマ『カルテット』(TBS系)で元地下アイドル役を“怪演”し、演技の幅を世に知らしめた彼女。現在は多数のCMにも出演するなど、長年の努力が実を結び、その人気を不動のものとした。

■大ブレイクを果たす一方で涙ぐましい苦労話も…艱難辛苦が女優としての幅に

 10代から50代まで全世代で1位を戴冠し、圧倒的な支持を得た吉岡里帆。今年1月期に放送されたドラマ『カルテット』(TBS系)では、元地下アイドルで人の心をもて遊ぶのが得意なアルバイト店員役という難役に挑み、最終回で高笑いする“怪演”が話題を呼んだ。7月期にはTOKIO長瀬智也主演の『ごめん、愛してる』(TBS系)に出演し、純粋で愛情深いヒロイン役で女性たちの涙を誘うなど、女優としての幅の広さを印象づけた。また、昨年末からはCM出演も増加。『UR都市機構』、『ZOZOTOWN』、日清食品『どん兵衛』、資生堂『エリクシール ルフレ』など大手企業のCMに次々と起用され知名度を急上昇させたことも1位につながったようだ。

 急にブレイクしたかのような彼女だが、実はかなりの“苦労人”として知られている。京都の大学で演劇をしながら、東京の養成所のレッスンに深夜バスで通う生活を5年間も続けていた。事務所所属後も数々のオーディションに落選したが、当時、味わった艱難辛苦を演技力に昇華することで、多彩な表情を見せているのが魅力だ。

 アンケートでの支持理由は「『カルテット』で魅せたエキセントリックなキャラが強烈に印象に残ったようだ。「単なるかわい子ちゃんではなくて、幅がある役に挑戦している」(千葉県/50代/男性)、「いろんな役をやってそれが全てはまっているイメージだから」(茨城県/20代/女性)など、やはり演技力を支持する声が多数。また「CMの出演本数がスゴく多い気がする」(福岡県/30代/女性)という声も多いほか、「女性から見ても、子犬のように可愛い。漫画の主人公にいそうな可憐で儚げな雰囲気が好きです」(東京都/40代/女性)など、年配女性からも評価する声が挙がった。2018年1月期にはついに、ドラマ『きみが心に棲みついた』(TBS系)で連ドラ初主演。髪を20cmバッサリと切り、桐谷健太、向井理が演じる対照的な2人の男との三角関係に揺れる女性役をどのように演じるのか、期待が高まる。

■“脱AKB”を体現! 女優・川栄李奈の知名度が急上昇

 2位に選ばれたのは、旬の若手女優として存在感を発揮している【川栄李奈】。2015年8月にアイドルグループ・AKB48卒業後、女優に転身し幅広い活躍をみせた。NHK朝のテレビ小説『とと姉ちゃん』では、健気に働く弁当店の娘を演じ、舞台『AZUMI 幕末編』『AZUMI 戦国編』では、主役のあずみ役として本格的なアクションシーンに挑むなど、多彩な役柄に挑戦。ドラマ『僕たちがやりました』(フジテレビ系)、映画『デスノート Light up the NEW world』、『亜人』など話題作にも次々と出演してきた。CMでは、auの『三太郎シリーズ』で織姫役(織ちゃん役)として出演し、2017年8月のCM好感度ランキングで1位を獲得。さらには、これまでのイメージを覆す『第48回衆議院議員総選挙』の選挙啓発イメージキャラクターにも起用された。

 アンケートでは「一気に女優さんとしての幅を広げたと思うから。そして可愛い」(東京都/10代/女性)、「素晴らしい転身だと思うし、良い女優さんだと思う」(石川県/20代/女性)など、愛嬌のある笑顔や親しみやすさと、どんな役柄もこなす演技力をバランス良く兼ね備えている点が人気の秘訣。「AKB系列に興味のなかった自分ですが、卒業後に身体を張った演技をする彼女を魅力的に感じるようになりました」(神奈川県/30代/男性)との意見もあり、“脱AKB”を最も体現している存在となった彼女。今後もAKB48グループ卒業後、演技の道に進むメンバーたちのロールモデル的存在となりそうだ。

■唯一無二の清純さと抜群の運動神経を活かす土屋太鳳

 3位にランクインしたのは【土屋太鳳】。今年は映画『PとJK』、『兄に愛されすぎて困ってます』、『トリガール!』、12月16日公開の『8年越しの花嫁』と計4作の映画に出演。その清楚なイメージと演技力だけでなく、日本女子体育大学で学んだ運動神経を活かしたストイックな姿勢でファンを魅了してきた。

 多数のCMにも出演しているが、そこでは大学の運動科学科舞踊学専攻で学んだダンススキルを惜しみなく披露。西武鉄道『ちちんぶいぶい秩父』の “ちちんぶいぶいダンス”やダイハツ工業『ブーン』などでも、その卓越したダンススキルを垣間見ることが出来るだろう。バラエティー番組にも多数出演し、『しゃべくり007』(日本テレビ系)では“体力測定”を真剣に行うなど、気さくな人柄も人気の要因となっている。

 ユーザーからは「ずっと前から必ずブレイクすると思っていた。声がなにより素敵。演技力もついてきて今後も楽しみ」(福井県/50代/女性)、「ドラマ、映画に沢山出演していた印象があり、演技力が素晴らしい」(埼玉県/30代/男性)など、彼女にしか出せないピュアで清純な演技が絶賛されている。昨年10月の『オールスター感謝祭』(TBS系)の「赤坂5丁目ミニマラソン」で出場した際には、顔面蒼白になりながらも総合8位、女子1位でゴールした健気な姿は今でも語り草で、「マラソン頑張った評価は高いと思う」(山口県/40代/女性)などの声もあった。番宣でも100%全力を出し切る、アスリートのスピリッツを持った女優としてさらに活躍の幅を広げそうだ。

■芸人、若手女優、ベテラン女優と、個性豊かな顔ぶれがランクイン

 そのほか、ランキングを見ていくと、4位に【ブルゾンちえみ】がランクイン。芸人を生業とする彼女がランクインしたのを意外に感じるユーザーもいるとは思うが、アラサーの彼女だけに特に30代からの支持が高かった。4月期のドラマ『人は見た目が100パーセント』(フジテレビ系)で女優デビューを飾り、主要キャストの一人に大抜擢されたことがその要因となっており、「意外に演技が上手くてまた声がかかりそう」(愛知県/20代/女性)、「芸人だけでなく女優としても評価が高いから」(神奈川県/30代/男性)など、女優としてのさらなる活動の機会を待ち望む声もあった。

 5位は“ラブストーリーの新世代ヒロイン”の呼び声高い【永野芽郁】。今年は映画『ひるなかの流星』に主演したほか、『PARKS パークス』、『帝一の國』、『ピーチガール』『ミックス。』など5作に相次いで出演。ドラマ『僕たちがやりました』(フジテレビ系)のヒロイン役で見せた瑞々しい演技も世間の耳目を集めた。さらに、2018年4月スタートの朝ドラ『半分、青い。』(NHK総合)のヒロインにも決定するなど、勢いは増すばかり。「よくテレビで見かけたように思うから。いろんな映画にもキャスティングされているから」(山口県/10代/女性)など、とにかく彼女の目にする機会が急激に増した年だった。

 8位の【石田ゆり子】に“ブレイク”という表現はいささか失礼に値するが、多くの人々がその魅力を再認識した年だった。昨年10月期の連続ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)では、主人公・みくり(新垣結衣)を見守る伯母役を演じて人気が再燃。放送中の月9ドラマ『民衆の敵〜世の中、おかしくないですか!?』(フジテレビ系)でもヒロインを励ます役で注目されている。CMでは、コーヒー『キリン ファイア』で「お疲れさま」と“癒やしボイス”で日本中にヒーリング効果をもたらした。「前から活躍されてたけど今年はさらに注目度や人気度も上がったと思います」(千葉県/40代/女性)、「美人度がぐんぐん感じられて幸せになれる」(東京都/10代/女性)など円熟味を増したエレガントさが評価された。

 下積みを経てブレイクした吉岡、アイドルから華麗なる転身を果たした川栄、芸人出身のブルゾン、見事な再ブレイクを果たした石田などなど、多彩な顔ぶれが並んだ今回。さまざまな苦悩を乗り越えた経験を演技に昇華させて、独自の存在感を見せていることが唯一の共通点といえるだろう。また、確固たるイメージがありながらも、バラエティー番組で気取らない意外な素顔を見せることも、一般層から人気を集める一つの要因。サービス精神を忘れずに、高い志を持つことが、飛躍を生む鍵となりそうだ。

【2017年ブレイク女優ランキングTOP10】
1位 吉岡里帆
2位 川栄李奈
3位 土屋太鳳
4位 ブルゾンちえみ
5位 永野芽郁
6位 松岡茉優
7位 新木優子
8位 石田ゆり子
9位 杉咲花
10位 波瑠

【調査概要】
調査時期:2017年11月6日(月)〜11月12日(日)
調査対象:計1000名(自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員10代、20代、30代、40代、50代の男女)
調査地域:全国
調査方法:インターネット調査
調査機関:オリコン・モニターリサーチ

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