落合博満氏 侍ジャパンの打線の想定外のつながりに驚き 村上、岡本の中軸欠くも「まさかここまで」
2024年11月24日(日)10時33分 スポーツニッポン
現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(70)が24日、TBS系「サンデーモーニング」(日曜前8・00)に出演。「ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12」で大会連覇を狙う侍ジャパンについて言及した。
今大会は無傷の8連勝で台湾との決勝に進出。国際大会の連勝は27に伸びた。中畑清氏は「点が取れていますよね。逆境に立った時に追いついたり、勝ち越された後に逆転する。点が取れる野球は楽しい」と絶賛した。印象に残った選手には小園海斗(広島)を挙げ「(21日の米国戦で)1試合7打点。これは凄い数字。(プロが参加した1999年以降の国際大会で最多打点で)新記録でしょ」と活躍を称えた。
落合氏は侍ジャパンで印象に残った選手を問われると「全員ですね」と返答。「まさかここまでつながる打線になるとは思っていなかった。まして始まる前に4番バッターが2人(村上宗隆と岡本和真)離脱してるでしょ。どうやって点を取っていくのかと思ったら、適材適所でみんなが後ろへ後ろへっていう意識を持って打線として1本の線になっていますよね。だから誰ってことではなくて全員です」と打線のつながりを評価した。
自身が中日監督時代の教え子だった侍ジャパンの井端弘和監督については「井端監督もここまで点数が取れるとは思ってなかったと思う」と推察。「だから送るところは送る、走らせるところは走らせる。適材適所で細かい作戦を立てながらゲームプランを作っていけると思うし、あとはピッチャー陣でいかに失点を少なくしていくかっていう野球に徹しているということなんだろうと思います」と分析した。