歌舞伎俳優・中村隼人「新春浅草歌舞伎」稽古は舞台初日よりも緊張!?「人間国宝クラスの方がいて、親父たちもいて…まるで試験会場」

2023年11月25日(土)11時0分 TOKYO FM+

山崎怜奈(れなち)がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。(ダレハナ)」(毎週月曜〜木曜13:00〜14:55)。11月20日(月)の放送は、歌舞伎俳優の中村隼人(なかむら・はやと)さんをゲストに迎えお送りしました。

(左から)パーソナリティの山崎怜奈、中村隼人さん


◆歌舞伎俳優・中村隼人が最近観た映画は?
2022年1月以来、久々のダレハナ出演となる中村隼人さん。まずはそのあいだに起こった出来事を聞いてみると「結構痩せましたね(笑)」と笑みを見せます。というのも、今年は立ち廻りが激しい演目が多く、かなりハードな生活を送っていたと言い、さらには11月30日(木)には30歳を迎え「ちょっと体の衰えというか、無理が効かなくなっているところもある」と明かします。
続いて、この日の番組テーマ“私のサブスク生活”について伺うと、稽古や本番で日々忙しい生活のなかでも、サブスクはかなり利用しているそうで、「映画館になかなか行けないので、見逃した作品を(サブスクで)片っ端から観ています」と回答。ちなみに、最近観た映画は「マイ・エレメント」とのことです。
◆恐怖の稽古現場、その驚きの理由
隼人さんは、2024年1月2日(火)から始まる「新春浅草歌舞伎」に出演予定。これは若手歌舞伎俳優の登竜門として毎年年初に台東区立浅草公会堂でおこなわれており、今回で通算11回目の出演になるそう。
「11回目でも若手!?」と驚いていると、隼人さんは「歌舞伎界では“50、60鼻垂れ小僧”という言葉があって、世の中では若手とは思われない年齢でも、歌舞伎界ではまだ若手なんです。歌舞伎俳優は70〜80代の方も結構いらっしゃいますからね」と説明します。
また「新春浅草歌舞伎」には隼人さんのほか、尾上松也(おのえ・まつや)さんや中村歌昇(なかむら・かしょう)さんなども出演予定ですが、現在のメンバー全員でおこなうのは次回が最後という話があるとのことで、「このメンバーで10年間やらせてもらっているので、そう考えると、ひと区切りするタイミングなのかなと思っています」と推察しつつ、「年末年始は、毎年このメンバーでずっと一緒にいたので寂しいですね」とも。
そんな「新春浅草歌舞伎」に関して、リスナーから稽古現場の雰囲気に関するの質問が。同世代の役者が集まっているとあって和気あいあいとしているかと思いきや、「歌舞伎座で公演する際、(稽古中は)基本的に舞台のプロデューサーや制作陣、あと見学に来た若手などしかいないのですが、『新春浅草歌舞伎』の場合は、まず、全員の親たちが座っているんですよ(笑)」と隼人さん。
続けて「(演技を)教えてくださる人間国宝クラスの方、その次のクラスの方もいて、親父たちもいて……まるで試験会場のよう。(舞台の)初日よりも緊張する舞台稽古を経て、初日を迎えています(苦笑)」と言います。
しかも、舞台からは見学している師匠や親たちの一挙手一投足がよく見えるそうで、「とりあえず目を合わせるのが怖いし、毎年その稽古が12月30日にあって、31日と1月1日を休んで、2日が初日になるんですけど、もしも稽古で何かやらかしてしまうと、本当に最悪の年末になるわけですよ」と吐露する場面も。
改めて「新春浅草歌舞伎」の見どころについて、「なんといっても、1月は浅草という街が本当に盛り上がる時期で、東京でも一番“お正月”を感じられるスポットだと思うんですけど、そこで華やかな歌舞伎を上演できることが本当にうれしいので、浅草という街で風情を感じつつ『新春浅草歌舞伎』にもお越しいただいて、楽しんでいただきたいですね」と語っていました。
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11月20日放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 2023年11月28日(火) AM 4:59 まで
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。
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<番組概要>
番組名:山崎怜奈の誰かに話したかったこと。
放送日時:毎週月〜木曜 13:00〜14:55
パーソナリティ:山崎怜奈
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/darehana/

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