元『KARA』ハラさん「韓国のファンに悪口言われてしまうかも…」限界だった精神状態

11月29日(金)20時0分 週刊女性PRIME

ク・ハラさん。2010年の日本デビュー握手会にて

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「オンニ(姉さん)が、あなたの分まで頑張って生きるから」

 親友だった元f(x)のソルリさん(享年25)が、今年10月14日に亡くなった翌日、号泣しながらインスタグラムのライブ放送でこう約束したク・ハラさん(享年28)。

「みなさん、私は大丈夫です」とファンへ語りかけた、そのわずか1か月半後。11月24日の夜、ハラさんはソウルの自宅で死亡した状態で発見された。自殺と見られている。

■取材現場で見せていた姿



 2010年、日本でデビューシングル『ミスター』を発表し、K-POPブームを巻き起こした5人組ガールズグループのKARA(カラ)。安室奈美恵似のルックスをしたハラさんは、日本人受けがバツグンで、大きな人気を集めた。

「メンバーの中でもひときわ華奢(きゃしゃ)で、人形のような可愛らしさだった。テレビではひょうきんな一面を見せていたが、取材現場でのハラさんは静かな感じ。小さな声で誠実に答えてくれていた姿が印象的だった」(当時、KARAを取材したライター)

 2011年の東日本大震災の際には、被災者支援のために個人のお金から1億ウォン(当時のレートで約720万円)という大金を寄付。ハラさんの行為に感謝の声が寄せられた。

 KARAはその後、NHK紅白歌合戦に出場を果たし、東京ドーム単独公演も行うなど、日本の音楽シーンの頂点まで上りつめた。しかし、待遇への不満などから次々とメンバーが脱退し、2016年にはハラさんを含む残留していたメンバーも、所属事務所との専属契約が終了。事実上の解散状態となる。

 ソロとなったハラさんは、ヨン様ことペ・ヨンジュンが大株主を務める『キーイースト』との契約を結び、活躍が期待されていた。

「キーイーストは人気俳優が多数所属する大手事務所。女優業でやっていくのかと思いきや、ウェブドラマに1本出ただけ。その後、事務所を移籍したが、それ以降も韓国では目立った活動がなかった」(韓国の芸能関係者)

■騒がせた“リベンジポルノ”事件



 そんな彼女にスポットライトが再び当たったのは、皮肉にも仕事ではなくスキャンダル。2018年9月、当時交際していたカリスマ美容師の男性から暴力容疑で訴えられたのだ。その一方で、ハラさんはこの男性から、2人の性行為を録画した動画を流出させると脅迫されたと訴え、法廷でドロ沼の攻防戦が展開。

 “リベンジポルノ”というその刺激的な内容から、ハラさんの動向は格好のゴシップニュースのターゲットとなり、ネットではハラさんへの誹謗中傷が飛び交った。

 そんな騒動の最中だった2019年1月、ハラさんは事務所との契約が終了。無所属状態になってしまう。



 そして5月にはソウルの自宅で自殺を図り、病院へ搬送。一命を取り留めるが、深刻なうつ状態だったと伝えられ、本人も後日、SNSで「うつ病は(克服するのは)簡単じゃない。(中略)芸能人は誰よりも私生活ひとつひとつに気をつけなければならないし、家族や友人にも言えない苦しみを持っています」と、苦しい胸の内を明かした。

 しかし、ハラさんはここで打って出る。ままならない韓国での活動をあきらめ、再起のチャンスを日本に懸けて、大手芸能事務所の尾木プロと契約を結んだのだ。自殺未遂からわずか1か月後に、日本での本格再始動を発表した。

「応援したい気持ちがありつつも、早すぎる復帰に、精神状態は本当に大丈夫なんだろうかと心配だった」(KARA時代からのファン)。

■最後の言葉は「おやすみ」



 復帰第一弾として出演した地上波の音楽番組で、生放送中、衣装がずり落ちてしまうハプニングが起きるが、最後まで歌いきり、「ハラハラしました」と機転の効いたコメントで答え、プロ根性が絶賛された。その後も順調に見えた日本活動だったが、10月に親友ソルリさんが死去。

 それでも、悲しみをこらえて11月に念願のソロデビューシングル『Midnight Queen』をリリースし、プロモーション活動を敢行。11月14日から19日までは全国4都市を巡るZeppツアーを予定どおり開催した。

「シングルの売り上げは残念ながら大ヒットとは言えず、ツアーも会場によっては空きが目立ったようです。それでも、公演中は笑顔で元気にパフォーマンスをし、『日本で成長する姿をみなさんに見せたいです』とファンに決意を語っていました」(前出のライター)

 ツアー最終日の東京公演を密着取材した韓国の芸能ニュースサイト『ディスパッチ』は、ハラさん自身が語った言葉として、ツアーレポートに以下のコメントを掲載。

「韓国のファンが日本活動を嫌がって、また悪口言われてしまうかもしれません。でも、このツアーの様子を記事にしてもらいたいです。私が一生懸命、生きていることをお見せしたいです」

 ツアー終了後、「用がある」と関係者に言葉を残し、韓国に戻ったというハラさん。そして11月23日の夜、ベッドに横たわった自身の写真とともに「おやすみ」というメッセージをSNSに投稿し、この世を去った。享年28。自宅には、人生を悲観する内容の手書きのメモが残されていたという。

「どうして、ツアーでは元気な姿を見せてくれていたのに。うそだ、信じない!」

「天国でソルリちゃんと仲よく過ごしてください」

「苦しみから解放されたかな。今までありがとう。一生忘れません」

 SNSでは、ハラさんの突然の死を悲しむファンの声があふれかえり、ダレノガレ明美らハラさんと親交のあった日本の芸能人も哀悼の意を表した。ソウル市内の病院で行われた葬儀には、KARAの元メンバーが参列したほか、日本再始動をサポートしたといわれるジェジュンの姿もあったという。

 死の直前まで、まばゆいスポットライトの中で笑顔を見せ、明るい未来に向かっているように見えたハラさん。彼女の心中に隠された闇に誰も気づくことはできなかった。

週刊女性PRIME

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