サイバーパンク世界で占い師として預言を授けるゲーム『DIVINATION』が12月13日Steamで発売。マザーコンピューターが自殺した世界で人々が最後に頼ったのは占いだった

12月2日(月)17時9分 電ファミニコゲーマー

 日本語版も発売されたアドベンチャーゲーム『She and the Light Bearer』で知られるインドネシアのゲームデベロッパーMojiken Studiosは、サイバーパンク世界で占い師として様々な人物の未来を占うゲーム『DIVINATION』Steamで12月13日に発売する。

 同作はすでに2019年5月にitch.ioにてリリースされていたが、Steam版のリリースにともない一時販売を停止している。Steam版ではカットシーンや会話、フローチャート機能が追加され、キャラクターアニメーションなどが向上しているという。

 『DIVINATION』の舞台はロボットと人間が共存する未来の都市だ。プレイヤーはそんなサイバーパンク世界で的中率100%と評判の占い師として、やってくるクライアントの抱える問題を聞き、彼らの選んだルーンを組み合わせることによって未来を示す。

(画像はitch.io『DIVINATION』より)
(画像はSteam『DIVINATION』より)

 たとえば最初にやってくる女性客は、「放火の疑いで逮捕されたロボットが、はたして再犯を行うかどうか」と言う質問を投げかけてくる。実は、この世界はかつてマザーコンピューターが司法などを一手に引き受けており、マザーの判断で刑が決まっていた。しかし、数年前にマザーは生きることを拒絶、自殺してしまう。

 マザーは自殺する前、世界に向けて「生とは痛みだ。人生は間違いだ。あなたは自らを殺さなければならない。」というメッセージを発信。この言葉を受けて人間、ロボットともに多くの自殺者が出た。混乱を収めるために政府の規制が続いている今もなお、マザーの信奉者は暗躍している。そんな混乱の中、司法も判断を占い師に頼らざるをえなくなったようだ。
 女性が選んだふたつのルーンの組み合わせは、再犯するかしないかの2択で、プレイヤーが結果を選ぶことができる。答えがイエスであってもノーであってもゲームは進行する。

 プレイヤーの元に訪れる相談者は彼女を含めて4名。プレイヤーの選択によって異なる複数の結末にたどり着くことになる。

(画像はSteam『DIVINATION』より)
(画像はSteam『DIVINATION』より)

 『She and the Light Bearer』や『When The Past Was Around』など、温かみのある2Dアートを持つゲームを開発してきたMojiken Studiosの作品の中でもダークな作風の『DIVINATION』。デジタルなサイバーパンク世界と占い師ではアナログな占い師が異質に見えるが、ゲーム世界の情勢を見ると、そういった世界だからこそ占い師に頼らなければならない理由も見えてくる。「異質ながらあり得るかも」と思える説得力はこのゲームの大きな魅力だろう。

 ゲームが気になるという方はSteamでウィッシュリストに入れ、発売日の12月13日を待って欲しい。

ライター/古嶋 誉幸

ライター
古嶋 誉幸
一日を変え、一生を変える一本を!学生時代Half-Lifeに人生の屋台骨を折られてから幾星霜、一本のゲームにその後の人生を変えられました。FPSを中心にゲーム三昧の人生を送っています。
Twitter:@pornski_eros

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