吉高由里子「寂しくなるくらいいとおしい作品」大河ドラマ「光る君へ」ファンミーティングに出演者7人が勢ぞろい

2024年12月3日(火)11時51分 エンタメOVO

(C)NHK

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 12月2日、東京都内のNHKホールで、まもなく最終回を迎える大河ドラマ「光る君へ」のファンミーティングが開催された。ききょう/清少納言役のファーストサマーウイカと藤原斉信役の金田哲が司会を務め、主人公まひろ/紫式部役の吉高由里子、藤原道長役の柄本佑、藤原公任役の町田啓太、一条天皇役の塩野瑛久、藤原彰子役の見上愛という出演者7人が勢ぞろい。倍率18倍の難関をくぐり抜けたファン約2900人を前にトークを繰り広げた。

 イベントではまず「もう一度見たい名場面ベスト10」が発表され、出演者たちがこれまでの放送を振り返った。彰子を10歳から演じてきた見上の裏話や、打毬の後に柄本や町田たちが競技を振り返る会話がアドリブだった(が、現代の言葉だったので、すべてアフレコし直した)など、さまざまなエピソードが披露された。

 第4位となった「望月の夜」は、第四十四回のラストで「このよをば…」という道長の「望月の歌」に合わせて出席者全員が唱和するシーン。撮影の時は「一回で全員が覚えられるのか?」という意見が出て、藤原実資(秋山竜次)が先行し、それに続いて全員が唱和することになったという。全員が立ち上がって唱和する形なども検討されたが、「卒業式みたいだ」ということで、座ったままになったことなど、試行錯誤あったことが明かされた。

 第3位には、彰子がまひろに促され、一条天皇に「お慕いしております!」と秘めた思いを打ち明ける「彰子の告白」がランクイン。彰子の告白を聞いた一条天皇が「また来る」と帰ったことについて、吉高から「どうして帰るの?」と突っ込まれた塩野は「一回持ち帰らせてもらって…」と答え、続けて「皆さんだって、告白されたらお返事は後日、みたいなことありますよね?」と同意を求めることに。さらに、見上が生で「お慕いしております!」のセリフを披露し、逆に客席全員から一斉に「お慕いしております!」の掛け声が塩野に送られ、塩野が「また来る」と答える一幕では大いに会場が沸いた。

 第1位となった「2人の逢瀬」では、劇中で幾度となく繰り返されたまひろと道長の逢瀬のシーンを、吉高と柄本が振り返った。2人とも、カットを割らずに長回しで撮った最初の逢瀬のシーンが印象深かったらしく、「ずっと2人のせりふが続く」(吉高)、「台本をめくっても、めくっても終わらない」(柄本)と長いシーンの撮影を2人で励まし合いながら乗り切ったエピソードが披露された。



なお、名場面ベスト10は以下の通り。

  1位:2人の逢瀬

  2位:源氏物語の誕生

  3位:彰子の告白

  4位:望月の夜

  5位:打毬の青春

  6位:雅な世界観

  7位:道長の出家

  8位:ききょうの生き様

  9位:狂気の呪詛

  10位:直秀の悲劇

 またこのイベントでは、観客からの質問に出演者が答えるコーナーも。ここでは、劇中でたびたび繰り広げられた「F4」こと道長、公任、斉信、行成(渡辺大知)らの会話シーンについて尋ねられた町田が、「同窓会のような感じ」と和やかな撮影の様子を振り返りつつ、「庭に植えられているものが季節や時代と共に変わっていくのが雅だった」と打ち明けた。

 10歳の少女からの「平安時代のごはんで一番おいしかったのは?」という質問には、各々が「和菓子」(見上)、「煮干し」(吉高)、「えびの素揚げ」(柄本)、「鳥なべ」(町田)、「揚げドーナツ風のお菓子」(ウイカ)、「なまこ」(金田)と劇中で口にした印象的な食べ物を上げる中、塩野だけが「一番金持ちのはずなのに、食事のシーンがなかった」とこぼした。

 このほか、まひろの父・藤原為時を演じた岸谷五朗からもビデオメッセージが寄せられ、ウイカが「(ファンミーティングを)千年続くイベントにしましょう!」と盛り上げるなど、会場が一体となり、番組への愛に溢れたひと時に。最後は、吉高の「『光る君へ』という作品を通して、皆さんの人生の関係者になれたことが、私の一番の宝物だと思っています。寂しくなるくらいいとおしい作品だったと思うと、本当に宝物です。あと2話、最後まで見守ってください」というあいさつで締めくくられた。

 このイベントの模様は12月14日(土)午後3時05分〜3時50分にNHK総合で、12月15日(日)午前10時30分〜11時15分にNHK BSで放送される。

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