『光る君へ』矢を胸にうけて絶体絶命の周明。しかしネットでは「#周明の生存ルートを考える会」がにわかに盛り上がりを…視聴者「宣孝の薬がここで!」「血ではなく紅です」「諦めたら試合終了」
2024年12月4日(水)12時8分 婦人公論.jp
(『光る君へ』(c)NHK)
12月1日の『光る君へ』
現在放送中の吉高由里子さん主演・大河ドラマ『光る君へ』(NHK総合/毎週日曜夜8時ほか)。第46回「刀伊の入寇」が12月1日に放送され、話題になっています。
*以下、第46回「刀伊の入寇」の放送内容と次週予告のネタバレを含みます。
●「刀伊の入寇」あらすじ
まひろの源氏物語はいよいよ終盤を迎えていた。
まひろは念願の旅に出て、亡き夫が働いていた大宰府に到着。そこでかつて越前で別れた周明(松下洸平さん)と再会し、失踪した真実を打ち明けられる。
その後、通訳として働く周明の案内で、政庁を訪ねるまひろ。すると稽古中の武者達の中に、双寿丸(伊藤健太郎さん)を発見する。
さらに大宰権帥の隆家(竜星涼さん)に、道長(柄本佑さん)からまひろに対するある指示を受けたと告げられる。そんな中、国を揺るがす有事が…
舟越へ旅立つまひろ一行
大宰府にて宋の医師・周明と再会を果たしたまひろ。今回の中盤、親友・さわの辞世の歌にあった松浦に向かうことを周明へ告げます。
対して、道中に危ないところもあるから舟越の津まで送っていく、と話す周明。結局、従者・乙丸とともに3人で旅立つことになりました。
しかしそのころ刀伊と呼ばれる異民族が壱岐・対馬を襲撃。太宰権師・隆家らは迎え撃つための準備に追われることに…。
それからドラマ後半、小屋で雨をしのぐことになったまひろ一行。まひろと周明は離れて暮らしていた20年間のことを語り合います。
まひろを元気づけた周明
「左大臣にもてあそばれたのか?」などと周明から問われると「彼は私に書くことを与えてくれた。私が私であることの意味を与えてくれた」「偉くなって世を変えてと言ったけれど、本当に偉くなったらむなしくなった。そう思う自分も嫌で都を出た」などと答えるまひろ。
都には居場所がないうえ、何かを書く気力もないというまひろは「私はもう終わってしまったの…」と落ち込んでしまいます。
しかし周明は「これまでやってきたことを書き残したらどうか」「書くことはどこででもできる。紙と墨と硯があれば」などと話し、まひろを元気づけます。
そうしている間に、熟睡しながら体勢を崩した乙丸。それでもいびきをかき続ける乙丸を前に二人は微笑み合うのでした。
周明の胸を矢が貫いて
その後、無事にまひろたちを港まで送り届けた周明。
「松浦に行って思いを果たしたら必ず大宰府に戻ってきてくれ。その時に話したいことがある」とまひろに伝えたところで刀伊が襲来。一行は逃げ惑う村人の中に巻き込まれてしまいます。
すると間一髪のところで双寿丸らが登場。
双寿丸たちは次々に賊を撃退し始めるも、逃げる最中に転倒したまひろへ手を差し伸べた周明の胸を敵の矢が貫きます。
そして周明が崩れ落ちたところでドラマは幕を下ろすのでした。
視聴者の反応
20年の時を経て、ふたたび距離を縮めたまひろと周明。なのにドラマの最後の最後、その周明が敵の矢に倒れてしまい、視聴者は騒然。しかも矢が刺さったのが左胸ということで、その命は風前の灯火に…。
しかしその絶体絶命の状況を前にして、X上には「#周明の生存ルートを考える会」というハッシュタグが登場。にわかに盛り上がりを見せています。
たとえばネットでは「大宰府にいった宣孝との会話の中で<切り傷に驚くほど効く薬>が。これが矢傷に効いて助かる。つまり宣孝が周明を救う!」「乙丸が紅を買ったのを見た周明、コッソリまひろのために買って忍ばせていた胸にたまたま矢が。血ではなく紅が滲んだだけ!」「あの矢は周明の恋心がまひろに落ちたのを表すキューピットの矢。視聴者にしか見えない特殊設定」「次回が放送されなければ周明は永遠に生きているし『光る君へ』も終わらない」「諦めたら試合終了です!あの方は生きてます!」「このタグを発見した制作陣が周明を死なせるわけにはいかない!と急遽再集結。生存ルートを撮り直してくれないかなぁ」といった声が見られていました。
大河ドラマ「光る君へ」の主人公は平安時代に、千年の時を超えるベストセラー『源氏物語』を書き上げた女性である紫式部。
彼女は藤原道長への思い、そして秘めた情熱とたぐいまれな想像力で、光源氏=光る君のストーリーを紡いでゆく。変わりゆく世を、変わらぬ愛を胸に懸命に生きた女性の物語。
脚本は大石静さんが担当しています。
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