太田光 今回の選挙特番は「ギャグの1つも言えなかった」「固すぎたかな」緊張感が高まったワケは...
2024年12月4日(水)15時45分 スポーツニッポン
お笑いコンビ「爆笑問題」の太田光(59)が3日深夜放送の中京テレビのトークバラエティー番組「太田上田」(火曜深夜0・59)に出演。選挙特番を振り返った。
太田は10月27日放送のTBS「選挙の日2024〜私たちの明日『変わる』」でスペシャルキャスターを務めた。
2022年の参院選ではTBS系の選挙特番「選挙の日2022私たちの明日」に出演。太田が大物政治家へ鋭い質問で切り込む場面もあったが、その言葉遣いなどに「礼節を欠いている」などと批判の声が上がり、大炎上していた。
それだけに上田晋也から今回の選挙特番はどうだったかと話題を振られた太田は「うちの社長が“もう選挙特番を太田にやらしたくない”と。要するにやればやるほど評判落ちるからね。ってやり取りがあったらしくて」と夫人で事務所社長の光代氏が選挙特番出演に難色を示していたらしく「やるのはいいけど、前もって何度も太田にリハーサルをやらせてください」と希望したことから、放送前に何度もリハーサルを重ねたという。
数々の政治家との想定問答をリハーサルで行ったが、政治家の役をTBSの政治部キャップが務めたそうで「またキャップが全部その役になりきってさ、うまいんだよ。ちょっと攻めたこと言うと、“それは誠にありがたい意見でございまして…”とか、全部できるのよ。小泉進次郎っぽいこと、石破総理っぽいこと、いかにも言いそうなことを全部できるの。すげーなって思って」と政治部キャップの再現性に感心したと振り返った。
また、本番当日は放送直前に光代夫人がスタジオに現れ、太田は「一番、緊張感高まるわけですよ…。俺、世間の誰に怒られても平気なんです。やっぱりね、家で社長に怒られることがとにかく怖いから」といつもより緊張したと回想。
光代夫人が本番中も「カメラの横にいますから」などと言ったそうで、さらに緊張したと苦笑いした。
実際に選挙特番の本番が始まると、日本シリーズの中継も重なったことから「時間の問題もあるから、(中継を)つなげる人はつないで、収録インタビューもあって“ここは生、ここは収録”って状態なの」と途中から生放送なのか、収録なのか頭が混乱したと振り返った。
そういったこともあり「どうだったんだろうって本当に分からない。オンエア的にどう見えてるか分からない」と手応えもないまま選挙特番は終わったとし「とにかく社長の顔色見たら、スタッフと談笑してた。“良かった〜”って思って。3回やってそんなの初めてだから」と光代夫人の笑顔に安堵したとぶっちゃけた。
ただ「俺としてはギャグの1つも言えなかった。つまり俺、イップスなってるんです。(政治家との)やり取りでギャグ言わなくても、トラウデンさんとか、ゆうこりん(小倉優子)もいるんだよ?“こりん星の政治はどうなの?”ぐらい言ってもいいじゃん」とスタジオでまったくボケられなかったと反省。「やたら固い番組になってさ、俺の緊張も皆に伝わって、皆、表情暗いんだよ。俺、逆に意識し過ぎて固すぎたかなって」と少し後悔していた。