歌舞伎役者・中村米吉「根っからの歌舞伎役者ってこういうことなのかな」半年ぶりの舞台を振り返る

12月4日(土)6時0分 TOKYO FM+

日曜日の昼下がり、静かな通りに佇む一軒の店「your time」に集うお客様たち。カウンター越しには、それぞれの個性あふれる物語が聞こえてきます。パーソナリティのチャンカワイがお届けするTOKYO FMの番組「ヱビスビール presents Color Your Time」。
10月31日(日)、11月7日(日)放送回のゲストは、歌舞伎役者の中村米吉さん。自分時間「my time」にまつわる物語をひも解いていきます。

(左から)チャンカワイ、中村米吉さん


◆女形への挑戦
中村:自分にとって、歌舞伎は日常にあるものです。歌舞伎座では年間12ヶ月、歌舞伎が上演されていて、毎月のように歌舞伎のお芝居に出させていただいているので、普段の生活のリズムのなかに舞台がある感じなんですよね。
ただし、コロナ禍になってしまって歌舞伎の上演がしばらくできなかったんですね。僕は今年の9月に約半年ぶりぐらいに舞台に立ったんです。そのときに「緊張するのかな」「久しぶりに舞台に出れる!」っていうような、特別な気持ちがあるのかと思ったら、その逆で日常が戻ってきた感覚なんです。
リラックスしているというのは言い過ぎかもしれませんが、もう当たり前のように50分間の舞台が過ぎ去っていく。なんか「根っからの歌舞伎役者ってこういうことなのかな」って、生意気ながらも思いましたけどもね。
チャンカワイ:2011年は女形でいこうと、ご自身で決めたということですが。
中村:そうですね。自分から決めたのと、問われたというのもありました。
チャンカワイ:問われた?
中村:とある大先輩から「君はどうするの? 女形になりたいの? それとも立役でいくのか?」と聞かれたときに、いろいろと悩んだんですが、もともと女形というものにとても興味があったんですね。逆に力強い役に対して、なにかやってみたいって感情がなかったこともあるんですけど。
チャンカワイ:なるほど。
中村:そこで初めて選択をすることになるんですね。歌舞伎役者として、男をやるのか、女をやるのかっていう選択を突きつけられるとは思わなかったですけどね。散々悩んだんですけど、女形をしっかり勉強しないと女性を演じることはできないと思ったので、「女形を勉強したいと思います」という一言で、それから女形の役が増えていきました。

(左から)チャンカワイ、中村米吉さん


◆中村さんの自分時間「my time」
中村:僕は甘いものに目がないので、甘いものがこの世からなくなればいいと思っているんです。
チャンカワイ: え、なんでですか! 誘ってくるから(笑)?
中村:そうです。「甘いものは世界を救う」をキャッチフレーズにして生きていまして。甘いものは人を幸せにするんですよ。
チャンカワイ:甘いものを食べることで、リラックスできる時間が作れていると。
中村:もちろん、体型などを気にしなければならないのは大前提としてあるので、悩ましい限りですけど。
チャンカワイ:インプットの時間があまりにも多いから(ストレスで甘いものを食べてしまう)?
中村:そもそもインプットっていう考えがないんですね。自分がしたくてやっていることですから、それは苦でもなんでもないんです。学んでいく時間というのは。
僕がいずれ、誰かにものを教える立場になるかはわかりませんけど、ある先輩が昔言っていたことで、自分が教わったことが1mmでもズレると、それを人に伝えたときにさらに1mmズレてどんどんズレていってしまうと。
チャンカワイ:スケールが違いますよね。伝統ですもんね。
中村:そうです。ですから(伝統を)背負えるようにならなきゃいけないですね。生意気なことを言っていますけど。そのようなことがきちんとできていれば、甘いものに走らないで済むんですけど(笑)。
*   *   *
この続きはポッドキャストでどうぞ!
またこの番組ではヱビスビールのプレゼントをご用意しています。詳しくは番組ホームページをチェックしてください。
<番組概要>
番組名:「ヱビスビール presents Color Your Time」
放送日時:日曜 14:55〜15:00
パーソナリティ:チャンカワイ
番組Webサイト: https://www.tfm.co.jp/podcasts/cyt/

TOKYO FM+

「チャンカワイ」をもっと詳しく

「チャンカワイ」のニュース

「チャンカワイ」のニュース

トピックス

BIGLOBE
トップへ