村治佳織、10代のときは「まわりの人の期待に応えたかった」デビュー当時を振り返る

12月4日(土)6時0分 TOKYO FM+

恵俊彰がパーソナリティをつとめる番組「東京海上日動 presents Challenge Stories〜人生は、挑戦であふれている〜」(毎週土曜 15:30〜15:55)。11月27日(土)、12月4日(土)放送のゲストは、12月1日(水)に7年ぶりのベストアルバム『ミュージック・ギフト・トゥ』をリリースするギタリストの村治佳織さん。この記事では、11月27日(土)放送の模様を紹介します。

恵俊彰、村治佳織さん


◆7年ぶりのアルバムに込めた思い
恵:12月1日(水)に7年ぶりとなるベストアルバム『ミュージック・ギフト・トゥ』がリリースされます。アルバムタイトルが“トゥ”で終わっていますね。
村治:「トゥ・ユー」といきたいところですよね。それもあるのですが、今回のアルバムはギフトとして、例えば人から人へのプレゼントに使っていただきたいなという気持ちを込めて作りました。
(アルバムのジャケットデザインは)デザイナーさんにお願いして、「トゥ」の後は(スペースを)空けているんですね。

『ミュージック・ギフト・トゥ』


村治:このデザインは、買っていただいた方が「トゥ」の後に親御さんや友人の名前を書いて贈っていただけたら、すごくうれしいなと。
恵:いいですね〜!
村治:今は配信で音楽を聴く時代で、それももちろんいいんですけど、やっぱり手に取って目に見えるアルバムという形で作らせていただいているので、そこを生かせないかなと。
恵:なるほど。
村治:これからクリスマスもありますし、新年のご挨拶や来年3月のお別れのときなど、季節を選ばず、いろいろなシーンでのギフトとして(贈っていただけたらと思います)。
◆新録音ではミュージカル「キャッツ」のナンバーも
村治:(ちなみに、アルバムの)すべての曲が新しい録音のものだったら、「このアルバムでどんなことを表現したいか」とかいろいろと考えるんですけど、今回は過去にレコーディングされた音源のなかからセレクトしているので、「絶対に自分の表現を聴いてほしい」というのではなく、音楽そのものの純粋な部分を(聴いていただけたらと思っています)。
恵:「愛はきらめきの中に」から始まって、「ムーン・リバー」「愛のロマンス」……など、みなさんお馴染みの曲が入っています。どのように選曲したのでしょう?
村治:ここ数年、コンサートで弾いている曲を中心に選曲しました。例えば、1曲目の「愛はきらめきの中に」は、昨年のステイホーム期間に友人たちもYouTubeをいろいろと観るなかで、私が過去に弾いた映像を見つけて。それが「愛はきらめきの中に」で、「いい曲だよね」って言われて。
この曲は、ここ数年は弾いていなかったんですけど、この時代ならではのやさしさや思いがあふれているので、「コンサートが復活したときは、この曲が1曲目にいいかも」と思って弾いてみたんです。「ようこそいらっしゃいました」という気持ちにもなれますし、(久しぶりに弾いてみて)すごく良かったので。
アルバムの14曲目に入っている「戦場のメリークリスマス」や16曲目の「花は咲く」は、コンサートではアンコールで弾いているので、コンサートとも連動させています。
恵:今回のチャレンジは、(ミュージカル「キャッツ」の代表的ナンバーのカバーで、新録音した)「メモリー」ですか?
村治:新しいチャレンジという意味では、今の自分の演奏を1曲お届けしたいと。選曲をどうしようかと思ったんですけど、ミュージカル作品は感情にも訴えられるし、いい作品がたくさんあるじゃないですか?
恵:そうですね。
村治:ミュージカル「キャッツ」は数年前に映画化されていて、映画音楽は最近の私のテーマなんです。「これはハマった!」と思って(笑)。
恵:ということは、村治さんがチャレンジしてきた、いくつかのピースが埋まった「メモリー」でもあるんですね。
村治:そうですね。それと、(「メモリー」では)初めて弟(ギタリストの村治奏一)がディレクションしてくれました。
◆10代のときは「まわりの人の期待に応えたかった」
恵:村治さんは、お生まれが下町なんですよね。
村治:東京・台東区です。今でも下町っ子だと思っているんですけど、ギターがヨーロッパのものだし、見た目も下町感がないので、よく驚かれます(笑)。
恵:小学生のときには、もう(ギターを)弾いていたんですよね?
村治:そうです。学校から帰ってきたら、2時間ぐらい練習するのが日課でした。
恵:15歳でデビューしたんですよね。
村治:14歳のときにお話をいただいて、いろいろと考える前にチャンスがやってきて。そういうものには、臆さずに飛び込める性格だったので、歯車がうまく回ったのかなと思います。
恵:当時からプロを意識されていたんですか?
村治:10歳から父(ギター講師・村治昇)の教えを離れて、第一線で活躍している福田進一さんに習い始めました。教える専門ではなく、コンサートを頻繁にやっている方だったので、エネルギーを感じることができました。
恵:15歳のときに『エスプレッシーヴォ』でデビューして、高校卒業後にフランスに行ったんですよね?
村治:そうです。高校までは音楽科ではない普通の私立の学校に通っていたので、一度は海外で音楽の勉強をしてみたいと思って。
恵:デビューしているので、すでにプロじゃないですか?(その状況でも、海外で音楽の勉強をしようと?)
村治:そうなんですけど、先は長いので。プロになったから勉強は終わりではなく、むしろ力をつけていかないといけないので。
恵:ギターを弾くのが楽しかったんですね。
村治:まわりの人の期待に応えたかったんです。期待に応えて、結果が出たときはすごく充実感がありましたし。
恵:いい子だなぁ。フランスではどうでした?
村治:日本にいるときは、「まわりの期待に応えたい」と、自分の主張をあまり出し過ぎないようにしていたんですけど、向こうのレッスンを見ていると、(生徒が)先生に対して「自分はこう思う」って言っているので、偉いなと思うと同時に、「自分の考えをしっかり持っていないと」と思って。
恵:10代の頃に、ものすごく順調に吸収し続けていたんですね。
村治:人や環境の面でも壁のようなものはなかったし、本当に恵まれていました。
恵:ジェラシーはありました?
村治:弟は速弾きもできて、手も大きかったので、私よりも先に難しい曲に挑戦していたので、ジェラシーというよりも「いいな」っていう思いはありましたね。(当時から)「どうしたら心を豊かにできるか」って(考えていました)。
恵:偉いなぁ〜。
村治:早くから大人の世界に入ったので、10代の頃は「自分の純粋な部分は守りたい」という意味でも、あまり笑顔を出さないことはありましたね。アイドルにはアイドルのみなさんの良さがあるわけで、私はエンターテインメントの音楽よりも祈りの音楽を届けたいという思いもあって、写真を撮るときに「笑って」と言われても、「今は笑えない……」みたいに思ったときもありました(笑)。
恵:そういう葛藤があったんですね。
次回12月4日(土)の放送も、引き続き村治さんが登場します。
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聴取期限 2021年12月5日(日) AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:東京海上日動 presents Challenge Stories〜人生は、挑戦であふれている〜
放送日時:毎週土曜 15:30〜15:55
パーソナリティ:恵俊彰
番組Webサイト:https://tfm.co.jp/challenge/

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