伝説の球団社長でも「打席に立てない...」スポーツ協会のしがらみに橋下徹氏「全部つぶせ!」

12月5日(木)9時0分 AbemaTIMES

 スポーツ協会、全部つぶせ! 橋下徹氏が、自身がメインパーソナリティを務めるAbemaTVNewsBAR橋下』、11月28日放送回で強烈に言い放った。これまで数々の改革を手掛け、既成概念・既得権益ともぶつかってきた橋下氏は、プロ野球・横浜DeNAベイスターズの初代球団社長・池田純氏と議論。旧態依然とした日本の各種スポーツ協会の様子を池田氏から聞かされると「協会改革!全部協会つぶしゃいいんだから」とまくし立てた。

 橋下氏のスイッチが入ったのは、自らのプレイヤーだったラグビー界についての話から。横浜DeNAベイスターズを5年で大きく立て直したことから「伝説の球団社長」とも呼ばれる池田氏は退任後、サッカー・Jリーグの特任理事やスポーツ庁の参与などを歴任。その中でラグビー協会の特任理事を務めた時期もあった。橋下氏が「DeNAでは自分がトップで改革ができた。協会での達成感はどうでしたか」と尋ねると、池田氏は「全くないですよ。打席にも立てないです。ベイスターズの時は社長でしたから、自分の組織外との戦いだからいくらでもできたけど、協会に入ると中のしがらみの戦いでした」と表情をゆがめた。

 プロ野球界では35歳の「若造社長」ながら大鉈を振るえた池田氏だが、ラグビー協会では勝手が違った。「一応成功したし、頼まれて入ったんですけど、象徴で呼んでいるだけで、実際に本気で変えようとすると、変える過程を味わってない人がびびっちゃうんですよ。覚悟がないんで。それだ『あいつはやばい。誰だ、呼んだの』って」と、当時の思いに苦笑いした。

 古い体制にぶつかったのは橋下氏も同じ。「本気で変えようと思ったらそうやね。おれもそう。38歳ぐらいでテレビに出てる何かが知事になったから、ちょっと応援してやろうかっていう感じだったのに、変えようとした瞬間から、みんなが敵になる。頑張れって言っていたのが反橋下になっていく。池田さんもよしやろう!と思ったら、みんなが『そこまでやらんでいいよ』ってなったんだろうね」と、自分の経験と重ねた。

 池田氏とラグビー協会の仲を決定的に裂いたのが、人気ドラマ「スクールウォーズ」にまつわる一件だ。エンターテインメント事業の経験が豊富な池田氏が、試合前の雰囲気を盛り上げようと、試合会場に大きなビジョンを持ち込み、スクールウォーズの名シーンを放送しようとした。当然、各所に許可を得て進めていた企画だったが、当日になって「どこかの副大臣が観戦に来ると。暴力根絶を訴えている日本では、胸ぐらを掴むシーンも許さんと、勝手に流すのは中止と発表された」。放送の交渉役だった池田氏により、協会と権利者の関係は事なきを得たが、池田氏本人はそうではなかった。顧問弁護士から「内規で処分しますと言われたんです。取材を受けた際に、もっとエンターテインメントをやらなきゃダメですと話したら『内部のことを話した』と。だから、内規に当たらないところに行きますと言って、協会を辞めました」と、去ることを決めた。

 火種は、この一件よりも前にあった。池田氏が提案、発表した「青山ラグビーパーク構想」は、その斬新さもあってマスコミで大きく取り上げられた。ところが協会内の評価は「世の中で思った以上に話題になったことがけしからん」。まさに出る杭は打たれる状態で、いよいよ協会に身を置いている理由もなくなった。

 ラグビー好きの橋下氏からすれば、この構想自体は大賛成だった。「ラグビー場をおもしろくしないと。好きな人はじーっと見ているけど、そうじゃない人はおもしろくない。花園ラグビー場もそうだけど、暗いんだよ。もっとにぎやかに、音楽を、光を、炎を、けむりを。ずっと言い続けてきたけど、無視された」と呆れた。池田氏のような実業家、経営者が協会にこそ必要だとし「協会っていったいなんなのって思っちゃう。スポーツはショーとしてお金を徹底して稼いでほしい。お金を稼ぐのは経営者じゃないとできない」と断言した。

 日本のラグビーそのものは、ワールドカップでの大活躍もあり、大きな盛り上がりも見せた。ただ、今の状況でさえ、池田氏には不満がいっぱいだ。「稼ぐという観点だったら、選手がいっぱいバラエティ番組に出ているのに、なんで終わった大会であるワールドカップのシャツを来ているのか。(国内の)トップリーグのシャツを来ないと。そうすれば次に稼ぐ方向に持っていける」と力説した。実際、サッカーの女子日本代表「なでしこジャパン」が国民栄誉賞まで受賞する活躍をした後、そこまでブームは続かなかった。来年には東京オリンピックがあり、新たなブームがやってくる可能性が高い。来年には、国内リーグの認知を高める機会が、すでにないかもしれない。橋下氏も「今は宣伝の絶好のチャンスだった。あれだけ(テレビに)出ていた時に、トップリーグの宣伝をしようという戦略が全く見えない。協会も池田さんみたいなのを入れないんだったら、選手ももっと声を上げて、やってられるかってクーデターでも起こさないと。意識が足りないねえ、もったいないなあ、ラグビー協会!」と嘆いていた。(AbemaTV/『NewsBAR橋下』より)
 

▶映像:池田純氏を迎えプロスポーツに伴うお金の実績についてほろ酔いトーク!

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