「ぽっちゃりこそが私です」磯山さやか、“ありのまま”でいることの大切さ語る

12月5日(木)8時40分 オリコン

磯山さやか(撮影/飯本貴子)(C)oricon ME inc.

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 画一的な美しさにとらわれず、「自分の身体のありのままを受け入れて愛そう」という“ボディー・ポジティブ”の考え方が広がっている昨今。海外のファッションショーでは、“プラスサイズ”という太ったモデルが起用されるなど、多種多様な個性が受け入れられている。では、それ以前から活躍してきた人はこの風潮をどう思うのか、長年グラビアで“ぽっちゃり系”と称されてきた磯山さやかに聞いた。今年、36歳を迎え水着やランジェリー姿が収められたカレンダーを発売するなどまだまだ現役だが、そうしたレッテルを貼られることに悩んだ過去があった。

■デビュー後に「痩せろ」 無理なダイエットに体も悲鳴

 高校生でデビューした時は、周囲から「痩せろ痩せろ」って言われ続けてきました。同じ時代に活躍していた方たちは細い方が多くて、そのちょっと前の時代に“ぽっちゃり系”が多いというか“健康的な体”が多かったのかな。2000年代に入って多種多様というか、今まで「巨乳ぽっちゃり」がオーソドックスのグラビア界に、スレンダーでも売れるって人達が出てきた時代でしたね。私自身は時代に追いついてないというか、時代が私から離れていったというか(笑)。

 ダイエットは色々と試しました。りんごをひたすら食べる “〇〇だけダイエット”、「痩せる効果のある水」なんていうのも飲んだりしましたね(笑)。それでも体重はなかなか落ちることはなくて。まだ高校生で、プロ意識が薄かったことも原因にあると思います。「痩せろ」と言われると逆に反抗したくなる時期で、結果ストレスになって更に食べて肌荒れもして、悪循環でした。

 元々、大きい胸がコンプレックスで、学校でもプールにあまり入っていませんでした。なのにグラビアをやるなんて矛盾してますね(笑)。ビキニなんて着たこと無かったし、グラビアというものに自信が持てなかったので、これを仕事としてやっていくのはあり得ないと思ったんですよね。

 そもそも芸能事務所のオーディションを受けたのは、高校野球部のマネージャーが本当に大変で、窮屈に感じちゃっていたから。学校が終わってすぐ部活で、土日も練習試合だし、夏休みも2、3日くらい。監督と部員の間に挟まれて、毎日のように怒られて「なんなんだ」と窮屈に感じちゃって。それで芸能界に入れば環境が変えられるかなあと思って。そういえば、デビュー前を思い返しても“ぽっちゃり”なんて言われたことなかったなあ。

■「変わらないこと」がいまの私を作っている

 体型を気にしなくなったのは、ファンの人から直接伝えられる声。写真集の発売記念イベントで、「本当にこの写真集良かったよ!」って言ってくれたとき、「あ、私このままでいいんだな」って気持ちが晴れたし、グラビアが楽しくなってきたんですよ。ちょうどその時は大学受験をするかしないかで迷ってた時期だったんですが、喜んでくれるんだったら、本気でやらないとって思って、そこからプロ意識が芽生えていきました。
 
 でも20代のころは「頑張んなきゃ頑張んなきゃ」って色んなことに取り組んだ結果、少し休んだ時期もありました。周りの芸能界のお姉さん方から「30代は楽しいよ〜」って聞いていた通り、30歳に入った時ですね、心に余裕が持てたのは。バラエティでもがむしゃらになりすぎず、周囲の人間関係も整ってきて、すべてがいい方向になったんですよね。だからいまは仕事が凄い楽しいです。

 芸能界ではずっと「変わらないこと」を心がけていて、私のことを好んでくれる人って、どこか茨城っぽいというか(笑)、親しみやすさを求めていると思うんです。一時期ギャルになりたいって思ったときはあったんですけど、そもそも垢抜けることが出来なくって。でも、それが結果良かったなと。ずっと変わらないからファンの人もずっと付いてきてくれて嬉しいです。

■堂々といればコンプレックスも「ま、いっか」

 コンプレックスって、皆さんどこかはあると思うので、「私はこうなんです、ご理解ください!」と堂々としたスタンスでいるのが大事だと思うんですよね。最近“ありのまま”が認められてきたっていうのがまさにそうで。心にすこしでも余裕があると、相手にも優しくできるし、結果自分にも優しくなれる。コンプレックスも「ま、いっか」ってなれるかもしれないから、“心のありか”に目を向けてほしいです。

 昔はグラビアって男の人だけの楽しみって思われてて、私たちは男を誘惑する軽い女に見られてるみたいな思い込みもありました。 “マシュマロボディ”なんて言い方で可愛らしい印象がりますけど、以前は「ぽっちゃり=デブ」って、ネガティブな印象があったように思います。ここ何年かで、そういう目線が変わってきたのはうれしいこと。

 もう20年近くグラビアをやってきて、またぽっちゃりの人気が戻ってきた感じがあるから、ラッキーだなぁと思いますね。でも、今の時代にデビューしていたら、おそらく埋もれてると思います(笑)。私のような「ぽっちゃり+ベテラン」は、あまりいないから、珍しく観られるし応援してもらえる。今後も出来る限り続けられたらいいですね。

(撮影/飯本貴子)

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