神戸山口組幹部射殺目撃者「私も殺し屋に狙われる」と戦慄

12月9日(月)16時0分 NEWSポストセブン

市民は怯えながら暮らさなければならないのか(写真/AFLO)

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 尼崎市の商店街で自動小銃をぶっ放し、神戸山口組の幹部を殺害したヒットマンは、夕刻の犯行だったこともあって多数の住民に目撃されていた。


 目撃者たちは誰もがひどく怯えていた。暴力団同士の殺し合いは実話誌のヤクザ記事によって一種のエンターテインメントとして消費される。が、血と硝煙の匂いが漂う現場にはリアルな恐怖しかない。


「車のバックファイヤーみたいな、パパパパンという感じだった。約5秒おきにパパパパン、パパパパンと10回くらい連続して響いた。最初は物が落ちてきたのか、タイヤがパンクしたのかと思ったけど、途中からおかしいと気付いた」


 この目撃者は後日、「(喋ったことが記事になり、暴力団に身元がばれたら)殺し屋に狙われる」と電話してくるほど怯えていた。それほどの惨劇を目の当たりにしたのだ。


 勘ぐりすぎと笑い飛ばせない。実際、一般人が巻き添えになる可能性は十分にあった。ヒットマンは弾倉に込めた30発全てを撃ち尽くしている。


「仰向けに倒れていた人に、男が突っかかりながら何度も銃撃していました。横にもう一人男性が立ち尽くしていた。犯人が車で出屋敷駅の方面に逃走したあとも、そのまま立っていた。パトカーが来ると、警察官と一緒に車に乗って去って行きました」(別の目撃者)


 規制線が解除された後、改めて現場を訪れた。自動小銃の銃弾がアスファルトを深く削って弾痕が残っていた。誰が置いたのだろう、傍らには花束もあった。


 全国各地で抗争事件が頻発すれば、尼崎市民と同様に、周辺住民は怯えながら暮らすこととなる。


●文/鈴木智彦(フリーライター)


※週刊ポスト2019年12月20・27日号

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