ハリウッド版『最強のふたり』に現代イランの注目女優登場 本編映像入手
2019年12月10日(火)16時30分 シネマカフェ
ハリウッドでもトップクラスの豪華キャストが揃った本作。その中でもひときわ輝く魅力を放つのは、フィリップ(ブライアン)の理学療法士マギー役を演じるゴルシフテ・ファラハニ。
イラン生まれの彼女は、イランで数本の映画に出演したのち、レオナルド・ディカプリオ主演『ワールド・オブ・ライズ』でヒロイン役を演じ、ハリウッドに進出。しかし、イラン政府から出国禁止処分となり、解除された後はパリへ移住。2016年には、ジム・ジャームッシュ監督作『パターソン』でアダム・ドライバー扮する主人公パターソンの妻ローラを好演、カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品の社会派映画『バハールの涙』でも主演を務め、日本でもじわじわと人気が高まっている注目の女優だ。
今回は、ファラハニの出演シーンが到着。デル(ケヴィン)にフィリップの腕のストレッチ方法を教えるマギー。フィリップそっちのけで口説こうとするお調子者のデルを、クールにかわす姿がかっこいい映像となっている。
本作の監督を務めたニール・バーガーは、このマギー役について「キャスティングがとても難しい役だった。ケヴィン、ブライアン、ニコールとバランスを取れる俳優を見つけなくてはならなかったから、部屋に入ってきた途端に何か特別なものを感じさせる人でなくてはならなかったんだよ。そしてゴルシフテ・ファラハニはその役を完璧にこなしてくれた」と、そのカリスマ性に称賛を贈っている。
『THE UPSIDE/最強のふたり』は12月20日(金)より全国にて公開。