かとうれいこ「いつまでも優しい罠をかける女性でいたい」

12月12日(水)16時0分 NEWSポストセブン

1993年発売の写真集より

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 女優がかつての自身の写真を振り返る週刊ポストの新シリーズ「あの頃のわたし」。かとうれいこ写真集『Secret Love』(1993年刊)を撮影した写真家の小澤忠恭氏がいま改めてカメラを通じて彼女と向き合い、25年前の撮影秘話から仕事論、男性観まで、かとうれいこの「過去」と「現在」を引き出した。


──(撮影を終えて)今日もいい笑顔をありがとう。今現在の谷間が撮れないのは残念だけど。


かとう:ふふ。でも小澤さんの写真って昔から、谷間というより背景を含めて綺麗に撮ってくれたのが印象的で。数ある写真集の中でも一番好きです。


──ありがとう。どんなところがお気に入りなんですか?


かとう:胸を撮られていると感じるカメラマンさんが多い中で小澤さんは自分を解放させてくれる、そういう表情になれる雰囲気を作ってくれたというか。



──それは嬉しいね。当時すでにかとうさんの写真集は10冊以上も出ていたので、これから変わっていく姿や本当に笑っている表情を捉えたくて。それができる人だとも思っていたし。


かとう:両想いですね(笑い)。それまでの写真集は1回のロケに数社が来てくださってたり、それがいつの間にか写真集になっていたりと慌ただしかった。でもこの写真集の時は初めて作品を作ろうと心構えして挑めたんです。年齢的にただ笑っていればいい年頃でもなかったし、大人の女性に変わる時期で、その表情を上手に撮っていただけたんだなって。逆に、小澤さんはどんな気持ちで私を撮ってくださったんですか。


──撮影とはいえ一緒に旅をすると仲良くなっちゃう。けれど僕は撮影以外であまり喋らないようにしてた。覚えてますか?


かとう:はい。小澤さんってシャイなんだなって印象でした。


──僕はね、いつも親友の彼女を撮ってるつもりなんですよ。


かとう:ああ素敵! そこは他のカメラマンと違う目線ですね。



──僕だって可愛いって思いながら撮っていますよ。でもそれを通訳みたいにそのまま伝えないといけないって思っている。しつこいけど、その素晴らしい谷間を見たいと(笑い)。


かとう:小澤さんは“俺が谷間を見たい”ではなく“俺も見たい”って感じだったから私も隙を出せたのかな。


──その隙がいいんですよ。でもキャンペーンガール時代は企業のお酒の席にも出たりして隙を出せない時もあったでしょう。


かとう:自分で自分を守らなきゃいけないと、お酒を勧められても一滴も飲みませんでした。まあ、ビール会社さんのキャンペーンガールをやらせていただいていた時は「飲めます」と言ってたんですけど(笑い)。


──そういうしたたかな面も魅力ですよ。当時は露出の多い水着で気持ちが乗らない時だってあったんじゃないの?


かとう:ありましたよ。いやらしく見せたくないから思いっきり笑っちゃったりしてね。どこかで抵抗してた。


──やはり女心はわからない(笑い)。ちなみに当時はヌード撮影の依頼はなかったの?


かとう:ないです。事務所には来ていたのかもしれませんが私の耳には入ってこなかったです。



──撮られたいとか、残したいって思ったこともない?


かとう:ないですね。やはり自分の中でも「ここまで」という境界線があるし、それは昔も今も変わらないというか。


──撮られたくなったら、いつでも言ってくださいね。


かとう:きましたね(笑い)。でも男の人のエッチな目線は嫌じゃないです。女として見られてるっていうのが嬉しいです。


──嬉しいこと言うね。今日は読者をかとうさんの優しい罠にハメるつもりで撮ったんですよ。


かとう:いいですね、優しい罠。キツい罠は嫌だけど。いつまでも年齢不詳で優しい罠をかける女性でいたいです。


【プロフィール】かとう・れいこ/1969年2月19日生まれ、埼玉県出身。身長163cm。1989年に第16代クラリオンガールに選出されデビュー。1990年には『LISTEN TO YOUR HEART』で歌手デビューも果たす。1991年にアサヒイメージガールにも選ばれ、「歌えるグラビアアイドル」として多方面で活躍した。2001年にプロゴルファー・横尾要と結婚。2003年に1女をもうけた。


◆撮影・聞き手/小澤忠恭


※週刊ポスト2018年12月21日号

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