服部幸應さん合同葬に約8000人 祭壇には赤と白の約1万本の花 軌跡を振り返る品々も複数展示

2024年12月13日(金)12時3分 スポーツニッポン

 10月4日に急性心不全で亡くなった料理評論家の服部幸應さん(享年78)の合同葬が13日に都内で行われ、服部さんとの別れを惜しむ約8000人が参列した。

 合同葬のテーマは「シンプル」。祭壇は白のトルコ桔梗、胡蝶蘭、赤のバラなど約1万本の花で埋め尽くされ、旭日小綬章の賞状、メダルをはじめとしたこれまでの功績を示す各種賞状、小泉純一郎元首相から贈られた「食育のすすめ」の額縁などが展示された。会場前の看板や、参列者待機場所の両脇など至る所に施された赤いバラの装飾が目を引いた。

 遺影の写真は、約20年前に撮影された服部さん1番のお気に入りの写真。優しいほほえみとまなざしが人柄を感じさせた。

 会場には、メモリアル看板も設置。思い出の写真で作られたモザイクアートや、洋服なども展示され、服部さんのこれまでの功績・軌跡を振り返ることができる。

 服部さんは、フジテレビ「料理の鉄人」の解説を務め、挑戦者としても出場し話題に。食育の普及に尽力した料理人としての顔を持ちながら、「SMAPXSMAP」「愛のエプロン」などバラエティー番組のコメンテーターや審査員などを務めていたことでも知られる。

 合同葬には「フレンチの鉄人」こと坂井宏行氏、パティシエの鎧塚俊彦氏、タレントの保田圭、女優の水野真紀ら、服部さんにゆかりのある多くの著名人が参列。弔辞は参議院議員の山東昭子氏、坂井氏が述べた。

 合同葬は非公開で行われ、会場前で手を合わせ別れを惜しむ人の姿もあった。

 服部さんは10月4日、服部調理専門学校の校長室で倒れ、救急搬送。その後、搬送先の病院で息を引き取った。学校法人・服部学園「服部栄養専門学校」公式サイトは「2024年10月4日(金)都内病院にて急性心不全のため永眠いたしました(享年78歳)」と報告。葬儀は親近者のみで執り行われた。

スポーツニッポン

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