ネクライトーキー、超満員の渋谷クアトロで橋本絵莉子を迎えて開催! 「オーキートーキーvol.6」東京公演

2024年12月17日(火)8時27分 ジェイタメ


ネクライトーキーが12月8日(日)、東京・SHIBUYA CLUB QUATTROにて、対バン企画「オーキートーキーvol.6」東京公演を開催した。


「オーキートーキー」はネクライトーキーによる対バン企画で、2022年以来2年ぶり、第6弾。今回は、<はじめまして>をテーマに初対バンのアーティストを招いた、東名阪クアトロツアーとなった。


12月5日(木)の大阪・梅田クラブクアトロ公演にはMOSHIMO、翌12月6日(金)の愛知・名古屋クラブクアトロ公演には崎山蒼志、そして最終公演となる12月8日(日)東京・渋谷クラブクアトロ公演には橋本絵莉子が出演した。


その、チケット即完売となった12月8日(日)の渋谷クアトロ。


超満員のフロアの前に一人登場した橋本絵莉子は、短く挨拶をすると「脱走」を伸びやかに歌い始め、ハンドクラップで会場は早速一体に。橋本がアコースティックギターを軽やかに奏でる中、サポートメンバーの曽根巧(Gt)、村田シゲ(Ba)、北野愛子(Dr)が加わり、マーチング感のあるバンドサウンドでファンの心を掴んだ。

Photo by Kana Tarumi


橋本はギターをテレキャスターに持ち替え、印象的なギターリフが繰り返される「宝物を探して」、グルーヴィーでサイケデリックなミディアムナンバー「人一人」を披露し、「今日はネクライトーキーに呼んでもらって、12月の良い日に渋谷でライブすることができてとっても嬉しいです。本当にありがとうございます」と満員のフロア、ネクライトーキーに感謝の気持ちを伝えると、バンドメンバーをひとりずつ丁寧に紹介。北野を紹介するとそのまま小気味よいドラムフレーズから「かえれない」に流れ込む。

Photo by Kana Tarumi


ザラついたギターサウンドが印象的なナンバーで、曽根のギターソロ、村田の唸るベース、橋本のカッティングを存分と見せつけ観客を魅了した。


次いで、しんとした情景が目に浮かぶ「fall of the leaf」をしっとりと歌い上げると一転、「ロゼメタリック時代」では歪むツインギターとマッチョな演奏でフロアを圧倒。プログレッシブな展開のインストゥルメンタル・トラック「離陸」では、轟音のバンドアンサンブルを魅せ、会場は大きな喝采に包まれた。

Photo by Kana Tarumi


続くMCでは、「めっちゃ前から(ライブに)誘ってくれていて」と指折り数えて会場から笑いを誘い、「ボーカルのもっさちゃんがとても好きで聞いてくれているというのを風の噂で聞いていて、いつか御礼を言わなければと思っていたけど、ライブに誘ってもらって、一緒にできて、一番良かったなと思っています」と無事にこの日を迎えられた喜びをファンに伝えた。


ネクライトーキーの楽屋から定期的に大きな笑い声が聞こえてきたことを、村田(Ba)と一緒に「ネクライトーキー、めっちゃ仲いいね。絶対ピザパーティーしてたよね(笑)」と微笑ましく語り合い、ネクライトーキーファンが詰めかけた会場はにこやかな雰囲気に包まれた。

Photo by Kana Tarumi


「じゃあやろうか」と突入した最後のブロックでは、音楽への気持ちを歌う骨太なロックチューン「今日がインフィニティ」、会場がリズムに合わせて軽快に踊り出す「私はパイロット」、壮大なスケールで魅せる「ワンオブゼム」でクライマックスを飾り、ステージを後にした。

Photo by Kana Tarumi

橋本からのバトンを受け取ったネクライトーキーがステージに登場すると、最新アルバム『TORCH』から「ちょうぐにゃぐにゃ」を披露。朝日(Gt)がお立ち台から叫ぶと、呼応するようにオーディエンスが拳を高く突き上げ満員の会場は一気にフルボルテージに。


続けて代表曲のひとつ「北上のススメ」、カオティックな展開を見せる「ぽんぽこ節」を披露すると、もっさ(Vo/Gt)と会場が「人の分際で偉そうに」と大合唱するユニークな一幕も。MCでもっさが駆け付けたファンと橋本絵莉子に感謝を伝えると、小さな声で「嬉しいね」とこぼし、この特別な一夜を迎えられた喜びをファンと分かち合った。

Photo by Kana Tarumi

今回の「オーキートーキーvol.6」では各地の対バンアーティストに聴いてほしい曲でセットリストを組んでおり、この日はもっさが橋本絵莉子に届けたいセットリストを準備してきたとのことで、2つ目のブロックではメロウに溶けるように歌う「今日はカレーの日」、こみ上げる感情を爆発させた「あべこべ」を披露。続き、橋本がステージを見守る中、心地よい緊張感とともに橋本の「ホテル太平洋」をカヴァーして届けた。


続くMCでもっさは、「本当にいいのかなって思ったよ。ソロになってからもずっと追いかけていて… 今日は本当に嬉しいわけです。ソロで音楽を出し続けてくれていることに大変感謝していまして…」と橋本に対する熱い想いが止めどなく溢れだし、会場からは笑顔がこぼれた。


朝日は「オルタナティブの指標となってくれる人が、こんなギターをかき鳴らしてくれる人がロックバンドをやってくれていてすげー嬉しい」と話し、「本当にいい日だなぁ」と感動で声を震わせて話すもっさに「声震えてるから、藤田と歌分担したら?」と伝え、そのままもっさと藤田(Ba)の掛け合いが楽しい「壊れぬハートが欲しいのだ」に突入。

Photo by Kana Tarumi

Photo by Kana Tarumi

続く「ナインティナインのオールナイトニッポン」のエンディングテーマ「明日にだって」ではもっさが歌い出した瞬間に大きな歓声が。そのあとには、配信より先に生で聴いてほしいと最近制作したという新曲を披露。気だるそうに歌うもっさ、カズマ・タケイ(Dr)が淡々と刻む心地よいドラムビート、中村郁香(Key)が奏でる軽やかなキーボードの旋律など、ネクライトーキーの持ち味の光るミドルナンバーを届けた。
Photo by Kana Tarumi

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「なんでもっさが(橋本絵莉子を)呼ぼうと決意したか話して良いですか?」ともっさが尋ねると、会場からは大きな拍手が。


「私は遠くから応援できてれば良いってずっと思ってたんですけど、2024年のこの瞬間に音楽を橋本さんもやられてて、私たちもやってて、健康に生きてて、これって全然当り前じゃないなっていう… いつかやりたいをずっと続けてたら、その“いつか”っていつなんだろうって思って」「私、すごい泣き虫なんですけど、こんなままじゃ対バンできないなと思ってたんです。でも『TORCH』のツアー(2024年5月〜7月開催)をやるとなんかすごく、自分が一回り、ちょっとだけ、3ミリくらい大きくなったような気がして… 今の私ならバンドマンとして対バンできると思ったんです」と一つ一つの言葉を確かめながら想いを伝えた。「だから、今回のライブでは泣くわけにはいかないんですよね」と、途中で緩みそうになる涙腺を大きく笑って閉めなおし、フルスロットルのラストブロックへ。

Photo by Kana Tarumi


Netflixシリーズ「スコット・ピルグリム テイクス・オフ」のテーマソング「bloom」を届けると、続く「オシャレ大作戦」では「クアトロヘヘイヘイ!」の大合唱で会場のテンションは最高潮。

Photo by Kana Tarumi


「今日はありがとうございました。大切な日です今日は、ありがとう!」ともっさが感謝の気持ちを伝え「石ころの気持ち」を歌い切り、一滴の涙も流さず満面の笑みでステージを後にした。


鳴り止まない拍手の中再登場したネクライトーキーは、メジャーデビュー5周年を迎える2025年1月29日(水)に東京・下北沢ERAでメジャーデビュー5周年記念ワンマンを開催することを発表。会場はどよめきに包まれた。


その後のMCでは、「大学の時に狂ったようにチャットモンチーのコピーバンドをしてたんです」ともっさの大学生時代のエピソードに。卒業ライブで最後に歌う曲をチャットモンチーの「夕日哀愁風車」にしたものの、<愛しい人たちどうか見ていて 私一生懸命だから 私らしく自分らしく 夢を見つけて歩いていくから>という歌詞を当時号泣して歌うことができなかったと話し、その一説を今も大切にしてバンドをやっていると語った。


「力を残してはいけません、だってネクライトーキー今年最後の自主企画ですもん」と、「レイニーレイニー」「遠吠えのサンセット」を届け、全てを出し切りアンコールのステージを後にした。


しかし、鳴りやまない拍手に呼び戻され予期せぬダブルアンコール。


会場からのリクエストを受けて届けた「タイフー!」で会場を大きな熱気に巻き込みこの日のライブを終えた。

Photo by Kana Tarumi

3つの<はじめまして>をテーマに開催された「オーキートーキーvol.6」はこれにて終幕。


ネクライトーキーは、ロックバンドとしてより一層強くたくましく成長した姿を見せ、今後の更なる活躍を期待させる一夜となった。


チケット争奪戦必至のメジャーデビュー5周年記念公演のPG抽選先行は、12月16日(月)20:00から12月19日(木)23:59までの受付。ファンはお祝いに駆け付けよう。


Photo by Kana Tarumi


■プレイリスト情報:
「オーキートーキーvol.6」at 渋谷クアトロ セットリスト(2024.12.8)
https://lnk.to/OkeyTalkie6
・橋本絵莉子
M01. 脱走
M02. 宝物を探して
M03. 人一人
M04. かえれない
M05. fall of the leaf
M06. ロゼメタリック時代
M07. 離陸
M08. 今日がインフィニティ
M09. 私はパイロット
M10. ワンオブゼム
・ネクライトーキー
M01. ちょうぐにゃぐにゃ
M02. 北上のススメ
M03. ぽんぽこ節
M04. 今日はカレーの日
M05. あべこべ
M06. ホテル太平洋(橋本絵莉子 Cover)
M07. 壊れぬハートが欲しいのだ
M08. 明日にだって
M09. (新曲)
M10. bloom
M11. オシャレ大作戦
M12. 石ころの気持ち
Enc1. レイニーレイニー
Enc2. 遠吠えのサンセット
W Enc. タイフー!


■ライブ情報:
ネクライトーキーワンマンライブ「祝! メジャーデビュー5周年記念公演」
日程:2025年1月29日(水)
会場:東京 下北沢ERA
時間:OPEN 18:30 / START 19:00
チケット:5,500円 + 1Dr
・PG先行(抽選)
2024年12月16日(月)20:00〜12月19日(木)23:59
▽ローチケ:
https://l-tike.com/necrytalkie/
・一般発売
2024年12月27日(金)20:00〜
▽ローチケ:
https://l-tike.com/necrytalkie/


■ネクライトーキー プロフィール
2017年に朝日が中心となり、もっさ、藤田、カズマ・タケイにより結成。2019年3月に中村郁香が正式加入し現在の5人組体制に。一瞬でリスナーの耳をキャッチするもっさの歌声と、朝日の描くシニカルな歌詞世界、音楽愛に溢れた一筋縄ではいかないメロディーは中毒性満載で、バンドシーンに留まらず多方面で話題を呼んでいる。

▽HP:
https://necrytalkie.jp/
▽YouTubeチャンネル:
https://www.youtube.com/@NecryTalkieOfficial
▽X:
https://x.com/Talkie_official

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