『仮面ライダーゼロワン』映画完成披露で高橋文哉「歴代仮面ライダーの思い受け取った」

12月17日(火)12時53分 マイナビニュース

12月21日より公開される映画『仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』(監督:杉原輝昭)の完成披露上映会が16日、東京・丸の内TOEIにて開催され、『仮面ライダーゼロワン』と『仮面ライダージオウ』の主要キャストと、映画ゲストの和田聰宏、生駒里奈が登壇。「令和」最初となる「仮面ライダー映画」にかける意気込みを語った。

本作は、現在好評放映中の『仮面ライダーゼロワン』と、今年8月に放映終了した『仮面ライダージオウ』が共演を果たす、シリーズ恒例の「冬の劇場版」最新作である。

『ジオウ』が「平成」最後の仮面ライダーとなり、『ゼロワン』が「令和」最初の仮面ライダーということで、両者の共演はまさに「前時代から新時代へのバトンタッチ」的な意味合いが含まれている。

ある日、仮面ライダーゼロワン/飛電或人のいる世界がいきなり「ヒューマギアが人類を制圧している世界」に変貌。「飛電インテリジェンス」社長という或人の地位も、ヒューマギア・ウィルに奪われてしまった。或人は仮面ライダージオウ/常磐ソウゴと仲間たちの協力を得て、歴史改変の痕跡がある「12年前」にタイムトラベル。そこには「仮面ライダー1型」なる兵器を開発し、ヒューマギアを守るために戦う父・飛電其雄の姿があった。歴史改変の影で暗躍するタイムジャッカー・フィーニスの真の狙いとは何か? 世界のゆがみはどうなってしまうのだろうか? そしてゼロワン誕生に隠された親子の「夢」の物語の行方とは……?

まずは『仮面ライダーゼロワン』チームから挨拶が始まった。AI搭載型アンドロイド「ヒューマギア」を派遣してあらゆる人々の“仕事”をサポートする会社「飛電インテリジェンス」の二代目社長を務める仮面ライダーゼロワン/飛電或人役・高橋文哉

社長秘書として或人を支える優秀なヒューマギア・イズ役の鶴嶋乃愛。

対人工知能特務機関「A.I.M.S.」の隊長を務める仮面ライダーバルカン/不破諫を演じる岡田龍太郎。

「A.I.M.S.」の技術顧問として不破と共に滅亡迅雷.netの野望を砕く仮面ライダーバルキリー/刃唯阿を演じる井桁弘恵。

続いて『仮面ライダージオウ』チームの挨拶。仮面ライダージオウ/常磐ソウゴを演じる奥野壮は「祝え……、祝えと言っている……」と『ジオウ』最終回でのソウゴがウォズ(演:渡邉圭祐)に向かって放った名セリフを披露しつつ「あれ、ウォズは?」と、このステージに渡邉が不在なのを少々残念がりながら挨拶した。

仮面ライダーゲイツ/明光院ゲイツ役・押田岳は「滅亡迅雷.netに接続……」と『ゼロワン』の敵「滅亡迅雷.net」の迅(演:中川大輔)、滅(演:砂川脩弥)を意識したセリフで挨拶しようとしたが、言いなれなかったためか少しカンでしまい、はにかみながら挨拶していた。

仮面ライダーツクヨミ/ツクヨミを演じる大幡しえりは「“魔王秘書”のツクヨミです!」と、イズをかなり意識したセリフで客席の笑いを取りつつ、にこやかに挨拶した。

本作のゲスト、歴史改変を目論むタイムジャッカーのフィーニス役を演じる生駒里奈は「フィーニス!」というファンからの声援を受け「(役名を)呼ばれないかと思って緊張しました」と、ファンの前に初めてフィーニスとして姿を見せることに緊張を覚えていたと告げながら挨拶を行った。

同じく本作のゲスト・飛電インテリジェンス初代社長・飛電是之助(演:西岡徳馬)の秘書だった旧型ヒューマギアのウィル役・和田聰宏は、フィーニスと同じく「ウィル〜!」と声援をもらったことで「ありがとうございます。最初はアウェイな感じだと思っていたのですが……」と、ファンのあたたかさに触れてアウェイ感を脱したと言い、一礼した。

登壇者には、いよいよ本映画が今週末(21日)より上映されるにあたっての、現在の心境がMC(寺迫麿)より尋ねられた。

高橋は「ついに僕たちの映画が完成して、みなさんに届くんだなあと、ワクワクした気持ちでいっぱいです」と、『ゼロワン』と『ジオウ』両方の魅力が詰まった映画をファンのみなさんに観てもらえることへの喜びを示した。

鶴嶋は「キャスト、スタッフ一同、熱量をもって取り組んだ作品。これからみなさんにお届けできると思うと、ドキドキしています」と、公開に先がけていち早く作品に触れることのできる当日の観客を前にしての緊張を伝えた。そして鶴嶋が語る「イズ視点」での映画の見どころは「イズちゃんはAIであり、人間ではないのでテンションが一定なんですね。でも映画では、なんとイズが感情をあらわにするシーンがあります。そこに注目してほしいです」と、テレビでは観られないイズの意外な一面をアピールした。

岡田は「今回の映画はアクションが大迫力。ストーリーも笑いあり、涙ありの、仮面ライダーの枠にとらわれない映画ということで、公開が楽しみです」と、映画のさまざまな魅力を強調。不破の見せ場については「A.I.M.S.チームの見どころはなんといってもアクション! そして武器ですね。武器マニアしかわからないような、独特な銃の撃ち方、持ち方、ちょっとした武器のメンテナンスのシーンなんていうのもすべて監修の方に聞いていますし、細かな部分でのリアルさが楽しめると思います。さきほど映画を観てきましたが、もう圧倒されました。開いた口がふさがらないという……。ぜひお楽しみに!」と、興奮冷めやらぬ様子でテンション高めに見どころを語った。

井桁は「ゼロワンチーム、ジオウチームの出演者、スタッフが思いを込めて作った大切な作品です。自信をもってみなさまにお届けすることができて、うれしい気持ちでいっぱいです」と、作り手が思いを込めて生み出した映画の完成を喜びつつコメント。映画の見どころについては岡田と同様「アクション」を挙げ「アクションをすごくカッコよく撮ってもらったので、劇場の大スクリーンでそこを観ていただきたいです。特に私と岡田さんはテレビと違った髪型や衣装で、そういう見た目の違いも楽しんでいただきたい」と、テレビでのA.I.M.S.と一味違った映画での2人の活躍に注目してほしいと話した。

奥野は『ゼロワン』とのコラボについて問われ「僕は、文哉くんと乃愛ちゃんしか共演シーンがなく、ゼロワンチームのことは詳しくわからないのですが、2人が現場で役に向き合っている姿が誠実で、お芝居が好きなんだろうな、楽しいんだろうなと思って見守らせていただきました。すごく好印象で、一緒に映画を作れてよかったです」と、よりよい作品作りにかける高橋や鶴嶋の姿勢に共感し、仮面ライダーの先輩として見守っていたことを明かした。

押田は映画でのアクションシーンについて「滅亡迅雷.netの2人と一緒にアクションをしたんです。彼らとは、最初会ったとき“目つきがコワいな、大丈夫かな”と心配しましたけど(笑)、実は2人とも気さくな人たちで、楽しく一緒にアクションができました。本気でやってきましたから、ぜひそこを観てほしいです」と、自身の注目ポイントを強く推した。

さらに押田は、1年間『ジオウ』テレビシリーズで苦楽を共にしたかけがえのない相棒・奥野の成長ぶりを挙げて「僕としては、この映画での壮に注目してほしいです。1年前『仮面ライダービルド』のみなさんと共演したとき、2人でご飯に行って「俺たちも1年後、あんな先輩になれているかな」なんて話をしていたんですけど、今回の映画では壮がしっかり“先輩”をこなしていました。今までずっと一緒にやってきた身からすると、それがとてもうれしくて、泣きそうになりました。壮がカッコいい男になったところに、ぜひ注目してください」と熱い友情のコメントを残した。

大幡はゼロワンチームとの共演について「去年の映画(『平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVER』)では『仮面ライダービルド』チームと共演することができなかったんですが、この映画ではイズちゃんと共演するシーンがありました。現場にいるときや帰るときに乃愛ちゃんといろいろお話ができて、楽しい撮影でした!」と、両作品のヒロイン同士の楽しい交流があったことを明かした。

今回の映画では、押田や渡邉と一緒に大幡のアクションシーンもあるという。大幡は「今までと違うアクションだなっていうのは撮っているときも思いましたし、完成した映画を観ると、やっぱりすごい迫力だと実感しました。アクション監督の渡辺淳さんともリハーサルを何度も重ねて、クオリティの高いものになっていますので、ぜひツクヨミのアクションシーンをご注目ください。そして、ふつうの高校生をやっているときと、レジスタンスの戦士のときの“違い”も楽しんでいただきたいです」と、ツクヨミの見どころについて目を輝かせながらアピールしていた。

『仮面ライダー』映画への出演オファーを受けた感想は?という質問に対して和田は「子ども時代に『仮面ライダーBLACK』(1987年)を観ていました。当時ずっと仮面ライダー(シリーズ)を観てきて、BLACKが新しい、進化した形の仮面ライダーだと感じて好きだったんです。平成に入って仮面ライダーがさらにどんどん進化していって、ついに『ゼロワン』が登場しました。僕はずっと“観る側”だと思っていましたから、出られると聞いたとき“嘘じゃないか”と疑いましたよ。仮面ライダーは若い人って印象がありますから。でも今回、僕も“変身”ができるんです。どんなポーズで変身するか、楽しみにしてください(笑)」と、少年時代からの仮面ライダーへの憧れと、今回重要な役柄でドラマの根幹に関わるウィル役への意気込みを述べた。

生駒も出演オファーが来たときの心境を尋ねられ「純粋に嬉しかったです。もともと子どものころから仮面ライダーが大好きでしたし、私の地元(秋田県)の先輩が『仮面ライダーオーズ/OOO』の渡部秀さんなので、いつか私も先輩みたいになりたいな、という夢を持っていました。それが“叶ったんだ……!”と思ったとき、ちょっと鼻血が出そうになりました(笑)」と、非常に強い“仮面ライダー愛”をのぞかせながら、映画出演の喜びと興奮を熱く語った。

周囲の反響について、生駒は「地元の友だちは私が今まで出た映画やテレビに対して反応がなかったのに、今回仮面ライダーの情報が出たとたん、いきなり連絡が来ました。ああっ、仮面ライダーの力ってほんとうに凄いんだなってそのとき思いました。中学生のころは、女の子同士でよく仮面ライダーごっこしていましたので、そんなころのことを思い出しました!」と、仮面ライダーの持つ影響力の強さに改めて驚いたことを明かした。

生駒の演じるフィーニスは、少女とも少年ともつかない神秘性と美しさのあるキャラクターなのだが、これについて生駒は「もともと自分に“中性的”な部分が多かったりするので、やっと(こういう役が)できるなといった印象でした。台本のセリフを読んで、言いたかった言葉がたくさんあったので、それを素直にお芝居に反映していました」と、自分の持ち味にピッタリの役柄としてフィーニスに愛着を持っていると話した。白を基調にした衣装もお気に入りだそうで「こんなに豪華な衣装を私に作ってくださって、いいのかな……なんて思いました(笑)。本当はマントの長さが3メートルくらいあって、予告編にはすでに出ているんですけれど、今日は長すぎるからダメと言われ、置いてきました」と、映画の中ではさらにゴージャス感のある衣装になっているため、ぜひ映画館でフィーニスの麗しき姿をチェックしてほしいと笑顔を見せた。

高橋は奥野との共演について「1年間仮面ライダーを演じてきた“貫禄”を現場で感じました。一緒に映画をやらせていただかなかったら気づかなかったかもしれません。同時に、僕たちゼロワンチームが1年後、ジオウチームのような貫禄が出せるという“可能性”はあるんだ、僕らはそのスタート地点に立たせてもらっているんだと実感できました」と、先輩仮面ライダーとして奥野に信頼を置いていることを明かした。すると奥野が「あれ言ったほうがいいんじゃない……ご飯行ったヤツ」と高橋にコメントをうながし、高橋が「奥野さんが僕の終わり支度を待ってくださり、ご飯に誘ってくれたんですよね。そこでお芝居やプライベートな話をしたんです」と、役を離れてもしっかり先輩・後輩の間柄になっていたことを打ち明けた。奥野は高橋の言葉を受けて「しっかり“先輩風”吹かせてもらいましたね〜(笑)」と朗らかに語ると、高橋が「真摯に話を聞いてくださって、ありがたかったですよ」とさわやかな笑顔で返していた。

仮面ライダーを演じる上で重要な「変身ポーズ」について、高橋は「ソウゴ、ゲイツ、ウォズが3人同時に変身するシーンがあって、それをカメラ横で見させていただいたんですけど、こんなに“一発”で声も動きもそろうものなんだなあ……と思いましたね。打ち合わせも何もなく、同時に3人の『変身!』の声がそろったときは鳥肌が立ちました」と、奥野たちの息ピッタリの動作に感動を覚えていたことを話した。これについて奥野は「変身は、ゲイツとウォズが僕に合わせてくれているので、なんとも言えないです。安心して、いつも変身してます(笑)!!」と語り、押田、渡邉との1年間にわたってのチームワークの良さをうかがわせた。

役の上では或人と対立する立場にあるウィルだが、和田は高橋と共演した感想を訊かれると「彼(高橋)はとても気を遣える人。楽屋で休んでいたら“和田さん、どうぞこちらで”と座敷のスペースを空けてくれたんです。なんて気が利くんだろう!って感動しました。或人の役にもそんなピュアな気持ちが反映しているはずなので、高橋くんの凄さを改めて感じました」と、その気配りのよさを絶賛。高橋もまた「和田さんが出演されるにあたって、僕が足を引っ張らないようにしなければと思い、芝居で貢献できなくとも、現場で何か支えられたらいいなと……」と謙虚なコメントをして、和田をさらに感激させていた。

映画での或人の見どころについて高橋は「テレビシリーズでは観られないような或人の“感情”があらわになり、誰かの胸倉をつかんだりします。おそらくみなさんが知るテレビの或人だと想像もできないような……。だけど、なんで或人がそんな風になってしまったのか、ここまで思いつめるしかなかったのか、みなさんで考えていただけたらより楽しめるかな、と思います。ぜひ或人に寄り添って、楽しんでいただけたら」と、テレビと違う映画ならではの或人の感情表現を推した。

同じく奥野は「演じる側から見ても、これどうやって撮っているんだろう?と考えたり、おおおーっ!と叫んだりするほど斬新なカメラワークは見どころだと思います。ドラマの内容でいえば、或人と父・其雄とが対話するシーンなどは、監督と何度も相談しながら撮っていて、すごくいいものに仕上がっています」と、超絶カメラテクニックを用いた意欲的な画面効果と、映画の骨子となる「父と子」のドラマについて熱っぽく語った。

和田が語る映画の見どころは「僕が演じたウィルの目線で言うと、ある意味“悲しきヒューマギア”の物語でもあります。何のためにロボットは生きているのか、生かされているのか、そして人間は……といったメッセージ性が強く盛り込まれた作品。観終わった後に、これからの生き方について思いをめぐらせたり、AI=人工知能と人間との関係について考えたりできる、そんな内容になっています」と、深みのあるドラマが作品の中に込められているのを大きな魅力とした。

生駒は映画を観た感想を聞かれ「ファン目線で言いますと、超面白かったです! いろんな『仮面ライダー』の時代がつながっていると思いました。この作品に出演することができたというのは、一生の思い出になりました。これから楽しい時間が待っているので、みなさん期待してください!」と、大勢のファンに絶対の満足を与えられると自信をのぞかせた。

マスコミ向けのフォトセッションの際、映画だけに登場する「仮面ライダー1型」がさっそうとかけつけた。飛電或人の父・其雄(演:山本耕史)が変身した姿だという1型は、ゼロワンとどのような関係にあるのだろうか。ゼロワンに似ていながら、よりメカニカルな印象を持つ1型の、映画での活躍に期待したいところだ。

フォトセッション、ムービー撮影のあと『ゼロワン』劇中での或人の決めゼリフ「アルトじゃ〜ないと!」をもじって、高橋が「この冬は〜」奥野が「仮面ライダーじゃ〜」と言うのに合わせて、客席のファン全員で「ないと〜!!」と叫ぶパフォーマンスが行なわれた。「ないと〜!!」が決まった直後、ステージ左右からゼロワンカラーの黄色とジオウカラーのピンク色、2色のテープがキャノン砲によって炸裂し、映画の完成を祝った。

イベントのしめくくりとして、奥野と高橋が最後にマイクを握ってファンにメッセージを贈った。

奥野は「『ジオウ』が“平成”最後の仮面ライダーとしてやってきて、この映画でやっと一区切りという印象です。と同時に、1年間いくつもの試練を乗り越えてきた“強いソウゴ”を皆さんに観ていただけると思っています。皆さんぜひ劇場に足を運んでください」とアピールし、高橋は「ジオウチームの方々と共演させていただいて、改めて歴代仮面ライダーに関わってきた方たちの思いをすべて受け取りました! そして“令和”最初の仮面ライダーゼロワンとして自信を持ってお届けできる作品をスタッフ、キャストみんなで心を込めて作りましたので、ぜひ劇場でお待ちしています!」と力強く語り、ファンに応援を呼びかけていた。

映画『仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』は12月21日より全国劇場にてロードショー公開。

「ゼロワン&ジオウ」製作委員会 (C)石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映

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