「ライオンの隠れ家」神展開「これは想像できなかった」視聴者衝撃...判明した「ヒューマンドラマ」の意味

2024年12月17日(火)10時15分 スポーツニッポン

 俳優の柳楽優弥(34)主演のTBS金曜ドラマ「ライオンの隠れ家」(金曜後10・00)第10話が、13日に放送された。今週金曜日の20日に最終回を迎える今秋ナンバーワンの話題作。佳境を迎えた物語の展開に、ネット上ではさまざまな感想が上がっている。

 <以下、ネタバレあり>

 柳楽が演じているのは、坂東龍汰(27)演じる自閉スペクトラム症の弟・美路人のために生きる真面目で優しい市役所職員・小森洸人。2人で暮らす兄弟が佐藤大空(たすく、5)演じる謎の男の子「ライオン」と出会い、ある事件に巻き込まれていくオリジナルのサスペンスで、先の読めないオリジナルストーリーと、豪華キャストの演技が光る話題作。

 第10話では、洸人(柳楽)が橘祥吾(向井理)からライオンを取り戻すべく、行動に出る。これまで謎めいていた祥吾の思いも深く描かれた。柚留木(岡山天音)の協力でライオンと愛生(尾野真千子)は再会を果たし、洸人、美路人、愛生とライオンの平和な生活が始まったが、洸人は複雑な思いを抱え———という展開。

 これまでミステリー要素の強かった同作だが、後半へ向け、登場人物それぞれの心情が深く描かれた。視聴者が気になっていた“事件の行方”は、第10話で完結。最終回では、これまで美路人を献身的に支え、ライオンや愛生を守るために奔走してきた洸人の思いがクローズアップされそうだ。

 同作を手掛けた松本友香プロデューサーは、これまでスポニチアネックスの取材に対し「サスペンスの要素もありますが、軸はヒューマンドラマ」と念を押して語っていた。

 ここまでミステリーとして考察やストーリー展開を追っていた視聴者も、気づけば登場人物それぞれの境遇や心情に引き込まれている様子だ。「唯一巨悪の裏側を知る橘(向井)の運命が気になっていたのですが、まさか!兄ちゃんが消えるとは?なぜ?誘拐?自分探し?弟離れのため?予想外の最終回へ」「ライオンの隠れ家、ほんとすごいよ。一昔前前だったら絶対これが最終回。でもちゃんとみっくんのおにいちゃん、いわゆるきょうだい児のはなしまでしっかり入れる。本当にすごいよ」「ライオンの隠れ家、障害者の感動ものだったら私は逆に見れないな…→えっ、サスペンス?見てみるかで視聴を始めたんですが、最終回の手前で問題は一通り解決し、ケアラーである主人公のバーンアウトと家族の自立が描かれるのメチャすごいじゃん…」「ライオンの隠れ家、勧められて、良いドラマだなと思って観てきたけど、最終回直前のここに来て、本当に良いドラマだなと。造形深く描く事で、悪役だった人物が、単純に憎み切れなくなってくる。そういう話が好き。そして色んな事が一旦落ち着き、主人公が自分と向き合わざるを得なくなる展開、凄い」と、驚きや感動の声が上がった。

 このドラマが描きたかったものとは。大注目の最終回は、20日に放送される。

スポーツニッポン

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