Travis Japan松田元太、個人でも大活躍「TJがより大きくなるために…」 グループへの思いや今後の抱負語る
2024年12月18日(水)9時15分 マイナビニュース
●「ソロの仕事は100%、イコールTJ。自分はTJの松田元太なので」
2022年10月にTravis Japanとして世界デビューを果たし、俳優やタレントとしても活躍している松田元太が、ディズニー映画『ライオン・キング:ムファサ』(12月20日公開)の超実写プレミアム吹替版で声優に初挑戦した。活躍の幅を広げている松田にインタビューし、今の仕事に対する思いや今後の抱負を聞いた。
本作は、息子シンバを命がけで守った父ムファサ王と、彼の命を奪ったヴィランであるスカーの若き日の物語。親と生き別れ孤児となったムファサと、後にスカーとなる若き王子タカの、血のつながりを超えた兄弟の絆に隠された驚くべき秘密を描く。超実写プレミアム吹替版で主人公ムファサ役を尾上右近、ムファサの“弟”タカ(若き日のスカー)役を松田元太が演じ、歌声も披露している。
——松田さんは、Hey! Say! JUMPの山田涼介さんに憧れ、アイドルになりたいという思いで芸能界に入られたと思いますが、俳優やタレントとしても活躍されている今のお仕事に対する思いをお聞かせください。
楽しむということが一番の軸であるというのはずっと変わっていませんが、ずっとサッカーをしていたというのもあって、仲間の大切さをすごく感じるし、年々いろいろなお仕事を経験させてもらって、メンバーやマネージャーさん、ファンのみんながいるという、その大切さをより強く感じています。どんな時でも助けてくれる仲間がいるとわかっていると、ソロ仕事も楽しんで全力でできるし、疲れてグループに戻った時にそっとしてくれる時もあれば、話を聞いてくれる時もあって、メンバーの存在の大切さをすごく噛みしめられるようになってきて、より一層、お仕事の責任感や活動している意味も感じています。
——個人の活動もグループのためにという思いが強いのでしょうか。
その思いがどんどん強くなる一方で、ソロの仕事は100%、イコールTJで、自分はTJの松田元太なので、そこを大事に……大事にする必要もないというか、当たり前なので、TJがより大きくなるためにレッツゴー! って感じです(笑)
——俳優業のやりがいはどのように感じていますか?
普段の自分じゃない姿だったり、思考回路だったり、生きるバックボーンを作っている時間は楽しいし、演じている瞬間も、自分はそこにはいないというか、役でいられる時間がすごく楽しくて好きです。
——活躍の幅が広がっていますが、今後はどうなっていきたいと考えていますか?
よりたくさんの人にTravis Japanを知ってもらって、個人も知ってもらえたら。TJを知ってもらう入り口というか、きっかけをメンバーそれぞれが作っていけたらいいなというのが、自分の目標だし、TJの目標でもあります。
——『ライオン・キング:ムファサ』をきっかけに、松田さん、そしてグループに興味を持つ方もきっといますよね。
ディズニーは大きい! と思っています(笑)。マツダマン(『ドッキリGPで松田が扮するキャラクター)で知ってくれる小さい子もいっぱいいますし、僕もヒーローが好きで、『ライオン・キング』の世界にもヒーローはいて、世の中にはいろんなヒーローがいるので、みんなのスーパーヒーローでいられるように自分も頑張りたいなと思っています。
——松田さんが目指すヒーローとは?
そこがまだ定まってないんです。山田くんとか先輩の皆さんも、後輩にとってはヒーローですし、ファンの皆さんにとってもヒーローで、そういう風に誰かの何かのヒーローになれたらいいなと。先輩たちから夢や元気、エネルギーをもらってきたので、僕もそういったものを吸い取ってもらえる存在になれたらと思います。
●俳優としても海外での活動に意欲「アカデミー賞も狙いたい」
——ディズニー作品への参加が夢の一つだったそうですが、ディズニー作品をたくさん見ていて松田少年に今、声をかけるなら?
「お前はスカーだ! スカーになれるぞ! ディズニー来るぞ、頑張れよ!」と言いたいです(笑)
——ディズニー声優になれるとは想像してなかったですか?
想像できてなかったです。先輩方がディズニーの声優をされている姿を見て、すごいな、羨ましいなという思いと同時に、悔しい自分もいて、挑戦したいなとずっと思っていたので、本当にうれしかったです。
——この作品は、兄弟の絆を描いた物語ですが、共感したり刺激を受けたりしたことがありましたら教えてください。
自分の兄弟もそうだし、家族の存在、メンバーの存在、ファンの存在など、相手の存在の大きさをより感じ、愛したいなとすごく思いました。相手の存在がないと自分はいれないし、もちろん親がいなかったら自分はいないし、環境を変えてくれたり作ってくれたりする相手の存在をより大きく、身近に感じています。
——本作でディズニー声優という夢を叶えられましたが、俳優として次なる野望はありますか?
最近では『SHOGUN 将軍』がいろんなところでヒットしていますが、自分もハリウッドでそういったヒット作品を感じてみたいなと。アカデミー賞も狙いたいですし、バキッとスーツを着て、トロフィーを掲げて「イエ〜イ!」ってしてみたいです。そういう役者さんたちも自分にとっては夢をくれるヒーローで、自分もそういう存在になりたいです。
——俳優として世界で活躍されたら、Travis Japanもより世界に知られる存在になりますね。
そういったこともTJを知ってくれるきっかけになれば。好奇心を忘れず貪欲に突き進んでいきたいです。
——世界で活躍したいという強い思いを感じますが、より多くの人に知ってもらいたいという思いからでしょうか。
世界のいろんな人に知ってもらいたいというのももちろんありますが、自分の中で国を分けている感覚もなく、楽しくてハッピーな時間を共有できる存在でいたいというのが一番大きいです。
■松田元太
1999年4月19日生まれ、埼玉県出身。2022年3月にTravis Japanの一員として歌やダンスの武者修行のため渡米し、同年10月に全世界配信デビュー。俳優としても活躍の場を広げ、近年の主な出演作に『東京タワー』(24/テレビ朝日)、『ビリオン×スクール』(24/フジテレビ)など。12月20日公開のディズニー映画『ライオン・キング:ムファサ』で声優に初挑戦。
ヘアメイク:宇佐見順子(JOUER) スタイリスト:日夏(YKP)