「ウンパルンパ」楽曲フルver.公開 「独特の愉快さ」が頭から離れない『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』
2023年12月24日(日)17時30分 シネマカフェ
亡き母との約束した“世界一のチョコレート店を作る”という夢を叶えるため、一流の職人が集まるチョコレートの町へやってきたチョコ職人のウォンカ。町を牛耳る実力者のチョコレート組合に目をつけられながらも、魔法のようなチョコを作り続けるウォンカだが、気づくとなぜかチョコレートがなくなっていく…。
実はウンパルンパがウォンカのチョコを盗んでいたのだった! ウォンカが仕込んだ仕掛けで小瓶に閉じ込められたウンパルンパ。ウンパルンパはとらわれようとも余裕な素振りで“紳士”らしくウォンカをたしなめたかと思いきや、「ウンパ・ルンパ」と愉快なダンスで過去の出来事を語り始める。
やがて最後には、ウォンカに盗まれたカカオ豆を1,000倍にして返せと突きつけ、フライパンで攻撃して逃走! 予測不可能なウンパルンパの魅力が表現されたシーンだ。
監督は「ウンパルンパなくしてウィリー・ウォンカの映画は成立しないと思う」と、登場した瞬間、圧倒的なインパクトを残すウンパルンパの魅力を話す。
「ウォンカがウンパルンパたちを追跡するのではなく、ウンパルンパがウォンカを追う方が面白そうだと思った。ウンパルンパたちがチョコレートを大好きなのは周知のことだ。ウィリーはもちろん世界最高のチョコレートをつくるから、ウンパルンパはそのチョコレート欲しさに世界中をウィリーについて回り、欲しくなったらいつでもウィリーから盗む」と本作ならではのウンパルンパのこだわりを力説。
「ウンパルンパは独特の愉快さをもっており、加えて痛烈かつ冷笑的だ。ヒュー・グラントの声がずっと私の頭に浮かんでいた。イメージをひとたび思い浮かべたら、それが頭から離れなくなった。それを世界中の人に見せないわけにはいかないと感じたんだ」と監督は自信を覗かせるとおり、エンドロールまでウンパルンパの魅力がぎっしりと詰まっている。
12月15日(金)に公開を迎えた全米では、4,203スクリーンでスタートを切り、週末3日間の興行収入は3,900万ドルを達成し、No.1ヒットのオープニングとなった本作。
映画批評サイト「Rotten Tomatoes」ではオーディエンススコア91%(12月22日時点)を記録し、インターナショナル(北米を除く海外)でも60のマーケットでNo.1の大ヒットスタートを切って早くも1億1,000万ドルを突破、世界中の観客を魅了している。
日本では公開2週目を迎えてもなお、劇場は家族連れや友達連れで足を運ぶ観客で賑わっており、中には10回以上鑑賞し“おかわりウォンカ”をする観客も。
とりわけ注目を集めているのが、ヒュー・グラントが演じ、松平健が吹替を担当しているウンパルンパだ。ウォンカのチョコを盗むウンパルンパには、「可愛い」「ウンパルンパの曲1回聞いただけなのに頭に残る」「ウンパルンパの歌が1番好き」と、その独特なキャラと楽曲が観客の心を鷲掴みにしている。
『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』は全国にて公開中。