動員150万人、昭和スター総出演コンサートを黒沢年雄が語る

12月24日(土)16時0分 NEWSポストセブン

昭和のスター総出演の「夢コンサート」

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 観客動員数150万人突破の人気イベント「夢コンサート」。年間140回以上行われるステージには、昭和のスターが次々に登場し、まさに“中高年のフェス”といった感じだ。その魅力を出演者である黒沢年雄さんに語ってもらいました!


【夢コンサートとは…】

 1960年代〜1970年代のヒット曲…だれもが口ずさめる曲をずらりと並べた、昭和の香りがたっぷりのコンサート。次から次へと登場するスターが、聴く人を若かったあの頃に引き戻してくれる楽しい空間だ。客層は50代以上の主婦層が多い。


 平日の午後3時──。会場に足を踏み入れると、たった今、昼の部のフィナーレでお客さんに来場の謝意を伝えたばかりの歌い手たちが、小走りにロビーに駆け込んできた。


 50代のおしゃれな女性。仲の良いグループだろうか、60代と思しき5人組の女性。70代のご夫婦…熱気で顔を上気させた人たちが、お気に入りの歌い手たちが迎えるブースに三重、四重の輪を作り、CD、オリジナルグッズに手を伸ばす。その光景は、AKB48やジャニーズのコンサートの会場と少しも変わらない。


「夢コンサートに来るとね、みんな若返って、青春時代に戻っちゃう。苦しいことも、悲しいことも、全部忘れて、みんな笑顔で帰ってくれるんだよね」


 ありがとう、またね。ひとりひとりと握手をしながら、黒沢年雄が嬉しそうにつぶやいた。


「もともとはぼくの友人が、同窓会コンサートを立ち上げたのがスタートで。尾藤イサオさん、あべ静江さん、山本リンダさん、黛ジュンさん…とかとね。それが、夢グループ(註:夢コンサートの主催者)と一緒になったことで一気に大きくなって、全国をまわれるようになったんだよね」


 蒔いた種が次々と芽を出し、花を咲かせた。


小林旭さんを中心にした、夢コンサート。1960年〜1970年代のヒット曲を集めた、同窓会コンサート。昭和歌謡の黄金期を築いた、夢をいつまでも。小林幸子さんのコンサート…いくつあるのかわかんないくらいですよ(苦笑)」


 指を折りながら教えてくれた黒沢が、途中で教えるのをやめてしまうほど、企画も、コンサートも増えている。──その理由は?



「みんな弾けたいんですよ。自分の年を忘れたいし、もっと、もっと笑いたい。おもいっきり若返って、青春時代に燃えた歌を一緒に歌いたいんですよ。真面目な歌ばかりじゃなくて、たまにはぼくの、『時には娼婦のように』とかね、エロスを感じるような歌も聴きたいんだよ」


 日本全国をまわり、年間140本を超えるステージに立つ黒沢はその熱を肌で感じている。


「おかげでぼくも元気になっちゃった。がんの手術を8回もして、おれの人生もここまでかな…と思ったこともあったけど、今は絶好調(笑い)。青春、真っ盛りですよ」


 思えば、昭和の時代には、だれもが口ずさめるヒット曲がたくさんあった。


「大人から子供までね。でも今、そういう曲ってないでしょう!? だからこそ、夢コンサートなんですよ」


 比叡山延暦寺で逆永代供養を済ませ、すでに戒名(英勝院智俊慈道居士)を持っている黒沢の願いは、「だれにも迷惑をかけずに、ひとり静かに去っていくこと」。しかし、夢コンサートがあるかぎり、その願いは、まだまだ叶いそうにない。


撮影■平野哲郎


※女性セブン2017年1月5・12日号

NEWSポストセブン

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