「こっちのけんと」はどんな人? 独占インタで明かした会社員時代の嫌気と今後の夢 紅白でサプライズ!?

2024年12月24日(火)5時30分 スポーツニッポン

 大みそかの「第75回NHK紅白歌合戦」(後7・20)に初出場するこっちのけんと(28)が、スポーツ紙初となる本紙のインタビューに応じた。会社員をやめ、音楽活動を本格化させて2年でたどり着いた夢舞台。「頑張ってきた1年間の集大成のようなステージにできれば」と意気込みを語った。

 今年5月に配信リリースした「はいよろこんで」はサブスクリプション(定額聴き放題)の総再生回数がヒットの基準とされる1億回を超え、現在は1億8000万回。この曲名が新語・流行語大賞にノミネートされるなど、今年を代表する曲となった。ヒットを受け、音楽番組などからオファーが相次いでおり、生活も一変した。

 「深夜の生放送に出演して、帰宅して1時間ぐらい寝て、すぐにライブ会場に車で移動したこともありました。その車内でも次の曲のダンスを考えました。忙しいのに慣れてしまって、休み方を忘れてしまいました」。それでも晴れやかな表情からは、充実した様子がうかがえた。

 2020年に会社員をやめて「マルチクリエーター」に転身し、実体験を歌詞にする歌の配信活動を始めた。22年8月の「Tiny」がデビュー作。6曲目となった「はいよろこんで」は、会社員時代などに何でも安請け合いして自分を犠牲にしていることに嫌気が差したことを描いたものだ。

 「自分が体験して伝えたかったことを歌にするのがこっちのけんとらしさだと思っている。少しでも自分と同じように悩んでいる人の役に立てているのであれば光栄です」

 多くの共感を得て、年末は各局の音楽特番に相次いで出演する。紅白は兄で俳優の菅田将暉(31)も立ったステージだけに思い入れも強い。出場が発表された際には祝福のメッセージが止まらなかったといい「親父がLINEのスタンプを何十件も送ってきて。兄からも“おめでとー!”みたいなメッセージが来ていましたね」と振り返った。せわしない1年の締めくくりとなるステージに向けて「歌の途中でいきなりしゃべってみたりとか、生放送だからこそのステージができたらいいですね」と期待感をあおった。

 来年は海外での活動も視野に入れる。「はいよろこんで」は中韓などアジア圏でもヒットし、7月には英語版もリリースした。「もしできるのであれば他の曲の英語版を出したり、海外でのライブなんてできたら」と青写真を描いた。 (高原 俊太)

 ◇こっちのけんと 本名菅生健人(すごう・けんと)。1996年(平8)6月13日生まれ、大阪府出身の28歳。大学在学中にアマチュアアカペラ全国大会で2連覇。卒業後の19年から1年間、コンサルティング会社に就職。22〜24年に7曲を配信リリース。私生活では今年2月、かねて交際していた女性と結婚したことを発表した。

スポーツニッポン

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