『スターウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』の後の「スター・ウォーズ」はいったいどうなってしまうの? ルーカスフィルムの社長が今後の計画を明かす

12月28日(土)20時13分 tvgroove

Joonas Suotamo is Chewbacca, Oscar Isaac is Poe Dameron, Daisy Ridley is Rey and John Boyega is Finn in STAR WARS: THE RISE OF SKYWALKER

スター・ウォーズ』シリーズの最新作で、サーガの締めくくりである『スターウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』後の展開について、ルーカスフィルム社長のキャスリーン・ケネディが語った。LA Timesが伝えている。

ルーカスフィルムの視覚効果部門インダストリアルライト&マジックの責任者であるロブ・ブレドウは、2018年初頭にキャスリーン・ケネディ社長のもとを訪れ、ジョン・ファヴローの今後のテレビシリーズ「マンダロリアン(原題:The Mandalorian)」を撮影するという大胆なアイデアを話した。映画製作者である二人は、「未来の舞台」と呼んでいる、映画のバーチャル背景を作成するために、LEDスクリーンに包まれたセットを使用したいと考えていたのだ。

その技術は映画『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー(原題:Solo: A Star Wars Story)』の作品内でミレニアム・ファルコンのケッセルランでも使用されていたが、そのスケールはブレドウが今回提案したものよりは小さかった。

しかしケネディは、スティーブン・スピルバーグの『ジュラシックパーク』ではすでにグリーンライトを用いたテクノロジーが使われていたことを明かした。当時、ビジュアルエフェクトの技術が本物そっくりのティラノサウルスをつくり出せるとは誰も思っていなかったから驚きだ。

「彼女は、『私のキャリアのなかでも何度か同じような状況のことがあったわ。やってみるしかないのよ』と話していたよ」ブレドウはルーカスフィルムのサンフランシスコ本社のカフェテリアで語った。「彼女、そして私たちは、新境地を切り開く機会を探してるのさ」

「マンダロリアン」での賭けは、Disney+(日本ではディズニーデラックス)で11月からストリーミング配信されることが決まったこともあり、ルーカスフィルムにとって良いものだったと言えるだろう。そのうえ視聴者は、番組序章から登場したベイビー・ヨーダに夢中だ。

シリーズの公開は、『スターウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(原題:Star Wars: The Rise of Skywalker)』の前夜に行われる。これは、「スカイウォーカーサーガ」シリーズの最後、9番目の映画だ。J.J.エイブラムスによって監督され、さらに、ビデオゲーム出版社であるエレクトロニックアーツは、11月にリリースされた『スター・ウォーズ ジェダイ:フォールン・オーダー(原題:Star Wars Jedi: Fallen Order)』の好調な売り上げを宣伝している。

『スカイウォーカーの夜明け』制作後、ケネディは、彼女の人生の中で1番の“困難”にも直面している。ポップカルチャー界で最も批評を受けているであろうシリーズのあと、次は何を作るべきなのかということだ。

1977年に『スター・ウォーズ』がデビューして以来、ファンはシリーズの新たな展開を待望し続けている。ケネディが加入してまもなく、ディズニーがルーカスフィルムを40億ドルで買収。それ以来、作品にはより力を入れるようになった。 『スター・ウォーズ』は、ウォルト・ディズニーの最高経営責任者ボブ・アイガーの最優先事項である「Disney+」のストリーミングでも重要な柱だ。

ケネディはインタビューで、「もちろん、これは私達がかなりの時間を費やしてきたものであり、『スター・ウォーズ』にとっても大きな節目となることは間違いない」と答え、「過去5、6年間で力を入れてきたスカイウォーカーファミリーの大作は終わった。次は、どうやって、新しく違ったものをつくるか考えなければならない」と語っている。

ケネディの監督作品には挫折もあった。ディズニー時代の最初の4つの『スター・ウォーズ』映画は、世界的な興行収入で50億ドル近くになったが、2018年の『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー(原題:Solo: A Star Wars Story)』は、撮影中に監督が代わるというまさかの事態の中での制作となり、興行収入も残念なものとなった。アイガーは、あまりにも多くの『スター・ウォーズ』映画を早くリリースしたことで、パフォーマンスが低くなることにつながったのだと批判した。

同社は、人気の映画製作者が手がける映画をいくつか発表したが、次のような中途半端なものばかりだ。『ジュラシック・ワールド』監督のコリン・トレバロウは、『スカイウォーカーの夜明け』でスタジオを満足させる台本の開発に苦労した後、エイブラムス監督と交代した。最近では、「ゲーム・オブ・スローンズ」のショーランナーであるデヴィッド・ベニオフD.B.ワイスが、Netflixとの契約に署名した後、計画中であった『スター・ウォーズ』三部作を手放した。

ケネディは、立て続けの監督の降板に対するネガティブな意見や批判は「大げさすぎるリアクション」だと話す。

「私たちのビジネスでは誰も一だけ人で何かを開発することはない。そういうことなの、すべてパーフェクトに進んでいるわ」 「それはプロセスのうえで当たり前のことよ。 『スター・ウォーズ』だからこそ、私たちはこの映画製作には入念な、そしてかなりの量のチェックを受けているの。私が目指している品質のために、トップの才能を常に求めているわ」

いくつかの困難にも面したが、『スター・ウォーズ』シリーズはバーバンクを本拠地とするディズニーにとって非常に重要なものであることには間違いない。

「(このシリーズでは)今までに三作、いや、そろそろ四作目となる成功した映画をつくりあげ、残る一作はあんまり良いとは言えない作品という結果だった」と、Cowen&Coのエンターテイメントおよびメディアアナリストであるドウグ・クレイツは語る。 「Disney +でもメインのプログラムである『スター・ウォーズ』を集結、テーマパーク化させた。しかし、マーベルのようにうまくシリーズ展開はできなかった」

『スカイウォーカーの夜明け』の制作中、ケネディは『スター・ウォーズ』を“一時休止”するのに抵抗はないかとアイガーに尋ねたこともあったようだ。アイガーは、新しい映画の開発時間をルーカスフィルムに与えるために、制作にブレーキをかけることにした。ルーカス社は三年の周期で映画を見込んでいたのだが、プロダクション側は2015年から1年に少なくとも1つの『スター・ウォーズ』映画を配信してたのだ。

「私たちは文字通りこの作品いちから作り上げ、映画製作者を招いて物語の行き先を定めていくわ」とケネディは言った。 「行きたい方向を見つけるまでに時間がかかることがある。それには時間が必要よ」

次の『スター・ウォーズ』映画は2022年に登場する予定であり、それについての情報は今のところ公開年のみだ。ケネディによると、マーベルスタジオのケビン・フェイジ社長も『スター・ウォーズ』映画のアイデアを持っているが、初期段階にあるとのこと。 「最後のジェダイ」の執筆と監督を務めたリアン・ジョンソンは、『スター・ウォーズ』のストーリーをさらに考えているところだ。

ケネディは、今後数週間のうちにシリーズの方向性について重要な決定を下す予定だと話した。しかし、彼女がすでに決断したこともある。 それは「スカイウォーカー」のサーガは終了するが、最新三部作で制作され初登場したキャラクターは今後も活躍することだ。さらに、彼女は、今後の展開はこの三部作という枠組の制限を超えて移動する予定であると話す。

「ストーリーにオープンな視点を提供してくれると思うし、この3幕構造に縛られることはないわ」と彼女は言った。 「私たちは制限の中で動いて箱に収めるようにするつもりはないの。私たちは本当にただ、物語自身に方向を決めてもらいたいと思ってる」と、これまでトリロジーで作られてきたものの、今後はそこに変化もあるかもしれないのだ。

これまでの反省点も含め、次の『スター・ウォーズ』作品ではファンを落ち込ますことのない、新たな展開を考えなければいけないようだ。

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