"ミスターSASUKE"の弟子に何が? メンバーを一新した山田軍団『黒虎』の逆襲「SASUKEとは、俺そのものです。俺は俺に勝てないとSASUKEにも勝てない」

12月31日(月)12時0分 週プレNEWS

ミスターSASUKEこと山田勝己氏(中央)と、激戦の「黒虎予選」を突破してきた黒虎新加入の伊佐嘉矩(左)、前田瑞貴。山田氏の悲願「完全制覇」の夢は成るか?
ミスターSASUKEこと山田勝己氏(中央)と、激戦の「黒虎予選」を突破してきた黒虎新加入の伊佐嘉矩(左)、前田瑞貴。山田氏の悲願「完全制覇」の夢は成るか?

本日、2018年大晦日の18:00より一部生放送が予定されているTBSの名物番組『SASUKE NINJA WARRIOR』第36回大会。その収録会場で、あの伝説の男に直撃取材を敢行した。

 * * *

——今回、「黒虎」の出場メンバーが変わりましたね。

山田 そう。ずっといるメンバーにも、「前出てたとか関係なく、強い人間だけが出るよ」って言ったんです。

——それで、「黒虎予選」を行なった。

山田 うん。その基本方針で選考会を開いて、勝った者ものだけが本戦に出られることにして、旧と新のメンバーで競い合って。前のメンバーは悔しがったけど、もともと「別のふたりになるかも」ってのは言ってたし。今回はなあなあでというのはなし。俺が話をしてても聞いてないようなやつは、「もうやる気ないなら帰れよ」って言って返したり。

——厳しいですね。実際、黒虎予選やトレーニングもハードだったそうですね。

山田 厳しくしました。そこまでする必要があるのかはともかく、みんなが動けないようになるまでやりました。

——黒虎予選1位の伊佐嘉矩(よしのり)さんに聞いたら、"黒虎坂"というすごい坂で嘔吐したとか。

山田 うん。胃液を吐いてたね。1時間くらいやったら酸欠で倒れたんで、やばいかなと思ったけど、俺、何度も酸欠起こしてるんで、わかってるからね。30分たったら歩けるようになる、1時間たったら普通に戻るから大丈夫だよって。

——どんなことやっていたのですか?

山田 300メートルの急な坂道をダッシュさせたり、「そり立つ壁」を3分間何度も何度も登らせたり、懸垂を時間決めて何回もやらせたり。

——それを毎週?

山田 うん。毎週毎週。俺と一緒じゃなくても、みんな個人でも気をゆるめることなくやってました。

——前回大会では、ふたりが出場してともに1stステージ敗退でしたね。

山田 そうですね。結果が出ないことの悔しさはもちろんあるけど、一番悔しいのは本人だから。でも言いたいのは、「お前たち本気でやってきたのか」ってこと。「納得できるまでやったのか、やってきてないんならもっとやらな、夢にむかってもっとやらな」って。ゆっくりなんかしてる場合じゃない。俺はやってきたから、いまこの地位にあるんだって。

——今回初出場するふたりはどうでしょう? ちょっと話をうかがったら、おふたりとも自信満々でしたが。

山田 今回は自信を持てるような教育をしてるから。「1stをクリアするとか、目指すものがあるとか、このSASUKEはそんなレベルで戦う相手じゃないよ。お前らならできる。やってこい」って。

——ってことは、完全制覇?

山田 できる。

——ところで、7月にTwitterで、山田さんは現役復帰を示唆する言葉をつぶやいていましたね。

山田 うん。前回は足の怪我で、もう現役復帰は無理って言われた。でもそれはそれで発奮材料になったというか。他人に言われなくても、自分の体は自分でわかる。もう怪我も克服したんで。それと、前の大会でふたりが早々に落ちたってことで、こんなんしとったらあかんって思った。俺が若い子に、とって代わるくらいの姿を見せな。じじいだけど頑張っとるやんって姿をみんなに見せたい。

——本当に復帰の意思がある?

山田 復帰といっても、(公式の)予選会に出られるかわからないけど、やれるだけやって、自分はこれだけやってきた、どうよって(見せたい)。もし俺に負けたら、どの種目でも終わりやと思えって。

——ミスターSASUKEが復帰! それは後進のために?

山田 実力を超えることって......やってきたやつだけが輝けるわけじゃないですか。SASUKEはそういうものなんで。やるだけやって落ちたら、その分、励みにもなる。そういうことを、身を以て、味わってほしいなって思うし。ずっと先にいけば夢をつかめるし、仕事面だって変わってくるし。自分の夢は自分でつかんで来いって感じです。

——最後に。以前、山田さんにとってSASUKEとは何かを聞いたら、「自分だ」と言っていましたね。引退して、現在は弟子の指導にあたるようになった山田さんに再度、同じ質問をしたいのですが。

山田 やはり、SASUKEとは自分そのものですね。SASUKEが進化していくように、俺も進化していく。自分はSASUKEを通して、精神的にも強くなったし、体的にもアップできたし。年齢という戦いもありつつ、でもその戦いもまたSASUKEなんかなって。

——「自分」ということは......「生きがい」みたいな?

山田 いや、それ以上ですね。俺、そのものです。自分が......俺が、SASUKEです。俺は俺に勝てないとSASUKEにも勝てない。俺のSASUKEの物語は終わらないです。

●山田勝己 YAMADA KATSUMI
SASUKEを愛し、SASUKEの歴史をつくってきた伝説の男、"ミスターSASUKE"。現在は競技を引退し、山田軍団「黒虎」を立ち上げ後進の指導にあたる。しかし前回大会ではふたりの弟子が揃って1stステージで敗退。第36回大会を前に異例の「黒虎予選」を行ない、新メンバーふたりを本戦に送り込む。

取材・文/大野智己 撮影/本田雄士

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